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公開番号
2025109370
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003214
出願日
2024-01-12
発明の名称
肥料散布機
出願人
株式会社和コーポレーション
代理人
個人
主分類
A01C
15/00 20060101AFI20250717BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】本発明は、ホッパ内の粉体肥料や高水分の肥料や有機質肥料等を含む多種の肥料を、ブリッジ現象を防止しながら確実に散布部へ供給でき、またホッパ内で複数の肥料を混合可能なアジテータを有し、構成が簡単な肥料散布機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る肥料散布機は、撹拌部は、ホッパとアジテータと、該アジテータを回転駆動する第1モータとを有し、散布部は、基部と、基部に取り付けられた第2モータと、該第2モータに装着し回転駆動する散布回転体と、を有し、ホッパ内で、第1モータにより駆動されたアジテータが回転することにより攪拌された肥料を、ホッパの底部から散布部側に落下させ、落下した該肥料を第2モータにより駆動された散布回転体が回転することにより所望の散布方向に散布することができ、アジテータの回転は、散布回転体の回転とは異なる速度で回転するができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
肥料を収容するホッパと、前記ホッパに収容された肥料を散布する散布部と、前記ホッパと前記散布部とを移動台車の荷枠に装着される肥料散布機において、
前記ホッパは、前記肥料を撹拌するアジテータと、該アジテータを回転駆動する第1モータとを備え、
前記散布部は、撹拌された前記肥料を散布する散布板と、該散布板を回転駆動する第2モータと、該第2モータを支持する散布部支持体とを備え、
前記ホッパ内で、前記第1モータにより駆動された前記アジテータが回転することにより攪拌された前記肥料を、前記ホッパの底部から前記散布部側に落下させ、落下した該肥料を前記第2モータにより駆動された前記散布板が回転することにより所望の散布方向に散布することができ、
前記アジテータの回転は、前記散布回転体の回転とは異なる速度で回転することすることを特徴とする肥料散布機。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記散布部支持体は装着位置調節用スロットを備え、前記第2モータは前記散布部支持体に前記移動台車の前後方向に摺動可能に装着されることを特徴とする請求項1に記載の肥料散布装置。
【請求項3】
前記アジテータは、駆動手段により回転自在に設けられたシャフトと、可撓性を有する長手状部材にて構成されており、該長手状部材は該シャフトから少なくとも2方向へと突出することを特徴とする請求項1に記載の肥料散布機。
【請求項4】
前記アジテータは、駆動手段により回転自在に設けられたシャフトと、可撓性を有する長手状部材の撹拌体にて構成されており、該撹拌体は該シャフトから少なくとも2方向へと突出することを特徴とする請求項2に記載の肥料散布機。
【請求項5】
前記アジテータは、駆動手段により回転自在に設けられたシャフトと、可撓性を有する長手状部材の撹拌体にて構成されており、
該撹拌体は、前記ホッパの内周壁面に略沿って複数のパイプを突出曲折して複数の空洞を形成するように前記シャフトに固定され、前記シャフトが回転しながら前記肥料を該複数の空洞に挿通させて攪拌することを特徴とする請求項4に記載の肥料散布機。
【請求項6】
前記アジテータは、駆動手段により回転自在に設けられたシャフトと、可撓性を有する長手状部材の撹拌体にて構成されており、
前記撹拌体は前記シャフトの周面より放射状に突設し、かつ、複数個の棒状に形成し、少なくとも一の前記撹拌体は前記ホッパの内周壁面に略近接するように突出することを特徴とする請求項4に記載の肥料散布機。
【請求項7】
前記撹拌体の少なくとも一は、中途に一定の折曲部を形成したことを特徴とする請求項5に記載の肥料散布機。
【請求項8】
前記撹拌体の少なくとも一は、中途に一定の折曲部を形成したことを特徴とする請求項6に記載の肥料散布機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホッパ内の肥料を攪拌するためのモータと、ホッパ内で攪拌された肥料を散布する散布部を回転させるためのモータとを独立させ、肥料の性質によって、攪拌するアジテータを変更できる肥料散布機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に示されるような従来の散布装置は、被散布物が収容されるホッパと、このホッパ内に配設され上下方向の回動中心軸線を中心として往復回動しながら被散布物を攪拌する攪拌体と、この攪拌体とともに往復回動しながらホッパの排出口から排出された被散布物を散布口から散布する散布体とを備えている。しかしながら、このような散布装置では、例えば被散布物が比較的固まり易い粉剤や米ぬかである場合等、被散布物の種類によっては、ホッパ内で被散布物のブリッジ現象が発生するおそれがあった。
【0003】
ブリッジ現象を防止するため、特許文献2に示される散布装置が提案されている。これは、被散布物が収容される収容体と、この収容体内に配設され、上下方向の回動中心軸線を中心として往復回動しながら被散布物を攪拌する攪拌体と、一端側が前記収容体に取り付けられ、他端側が前記攪拌体に取り付けられ、前記収容体内での被散布物のブリッジ現象の発生を防止するブリッジ防止体とを備えるものである。
【0004】
また、ブリッジ現象の発生を防止する肥料散布機に関しては種々の発明等が提案されている。
特許文献3には、水平方向に設けた入力軸を回転させ、これにより入力軸延長線上に垂直方向に直交する揺動中心を設けて揺動する揺動装置を構成し、この揺動装置に設けた散布筒により肥料を散布する。前記揺動装置上方のホッパ内のアジテータに撹拌羽根を設け、このアジテータ回転軸を揺動装置の揺動中心と同一にし、揺動装置とアジテータをラチェット機構で連動させて揺動運動を回転運動に変換しアジテータを回転させ肥料を撹拌混合する肥料散布機が提案されている。
また、特許文献4には、自走によりまたは被牽引により走行する機体に、竪方向の軸芯線をもって回転する羽根車を収蔵せる羽根車ケースと、内腔に竪方向の軸芯線をもって回転するアジテータを装備せしめたホッパとを、羽根車ケースの上方にホッパが位置するよう上下に重ねて装架し、ホッパ内のアジテータの回転軸を、機体に上端側がホッパ内に突入するよう軸架せしめる中心駆動軸に“入り”“切り”自在のクラッチを介し伝導し、羽根車ケース内の羽根車の軸芯部を、前記中心駆動軸の下端側の外周に嵌装して機体に軸架せる外筒軸に連結し、中心駆動軸と外筒軸とを各別の伝導機構を介し入力軸に伝導して、羽根車とアジテータとを異なる回転速度で回転するよう駆動せしめることを特徴とする肥料散布機を提案している。
さらに、特許文献5には、ホッパ下方に散布手段を設け、散布手段の下部に伝動部を設け、この伝動部を駆動する原動機をユニット化してなる肥料散布機を移動台車等の荷枠に搭載する構成である。そして、前記荷枠の一側端から散布可能に構成するとともに、散布手段をホッパより荷枠側端側に突出配置させ、かつ、ホッパのアジテータは散布手段の回転より遅く回転させることによって、移動台車による散布時の走行バランスをそこなうことなく、同時に粒状肥料の粉砕等を防止した肥料散布機を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-270039号公報
特開2011-055799号公報
特開2005-278493号公報
特開2002-000025号公報
特開2001-016936号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献2ないし5に係る各肥料散布機においても、散布しようとする肥料として、粒状肥料・粉状肥料等の化成肥料および堆肥等の有機質肥料のうちから所望の肥料を選択したとき、その肥料の性状に適応できるわけではなく、ブリッジ現象を十分に防止することができるわけではない。
また、特許文献3ないし5に係る肥料散布機は、構成が複雑で重量も重く、限られたスペースにコンパクトに配置することに問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ホッパ内の高水分の肥料や有機質肥料等を含む多種の肥料をブリッジ現象を防止しながら確実に散布部へ供給でき、またホッパ内で複数の肥料を混合可能なアジテータを有し、構成が簡単な肥料散布機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る肥料散布機は、肥料を収容するホッパと、ホッパに収容された肥料を散布する散布部と、ホッパと散布部とを移動台車の荷枠に装着される肥料散布機において、
ホッパは、肥料を撹拌するアジテータと、該アジテータを回転駆動する第1モータとを備え、
散布部は、撹拌された肥料を散布する散布板と、該散布板を回転駆動する第2モータと、該第2モータを支持する散布部支持体とを備え、
ホッパ内で、第1モータにより駆動されたアジテータが回転することにより攪拌された前記肥料を、ホッパの底部から散布部側に落下させ、落下した該肥料を第2モータにより駆動された散布板が回転することにより所望の散布方向に散布することができ、
アジテータの回転は、散布回転体の回転とは異なる速度で回転することすることを特徴とする。
【0009】
なお、散布部支持体は装着位置調節用スロットを備え、第2モータは散布部支持体に移動台車の前後方向に摺動可能に装着されるようにするとよい。
【0010】
また、アジテータは、駆動手段により回転自在に設けられたシャフトと、可撓性を有する長手状部材の撹拌体にて構成されており、該撹拌体は該シャフトから少なくとも2方向へと突出するように構成するとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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