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公開番号
2025088539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203307
出願日
2023-11-30
発明の名称
液化ガス用配管ユニットおよびその組立方法
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
59/22 20060101AFI20250604BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】液化ガス用配管ユニットの組立過程において必要なスペースを低減することによって、設置コストを低減する。
【解決手段】液化ガスを移送するための配管ユニット(1)が、前記液化ガスを通過させる第1内管(5A)と、前記第1内管(5A)を真空層(7)を介して覆う第1外管(9A)とを備え、直線状に延びる第1直管(3A)と、前記液化ガスを通過させる第2内管(5B)と、前記第2内管(5B)を真空層(7)を介して覆う第2外管(9B)とを備え、前記第1直管(3A)の延設方向と異なる方向に直線状に延びる第2直管(3B)と、前記第1内管(5A)と前記第2内管(5B)とを接続する接続曲管(11)と、少なくとも前記接続曲管(11)を含む、前記第1内管(5A)と前記第2内管(5B)との接続部分(13)を覆うカバー管(15)とを備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
液化ガスを移送するための配管ユニットであって、
前記液化ガスを通過させる第1内管と、前記第1内管を真空層を介して覆う第1外管とを備え、直線状に延びる第1直管と、
前記液化ガスを通過させる第2内管と、前記第2内管を真空層を介して覆う第2外管とを備え、前記第1直管の延設方向と異なる方向に直線状に延びる第2直管と、
前記第1内管と前記第2内管とを接続する接続曲管と、
少なくとも前記接続曲管を含む、前記第1内管と前記第2内管との接続部分を覆うカバー管と、
を備える液化ガス用配管ユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の液化ガス用配管ユニットにおいて、
前記カバー管が、前記接続曲管の形状に対応した形状を有している、
液化ガス用配管ユニット。
【請求項3】
請求項1に記載の液化ガス用配管ユニットにおいて、
前記カバー管が、複数の分割体を含む、
液化ガス用配管ユニット。
【請求項4】
請求項1に記載の液化ガス用配管ユニットにおいて、
前記第1直管および前記カバー管が、前記第1直管と前記カバー管との連結部において、可撓性を有し、かつ/または、
前記第2直管および前記カバー管が、前記第2直管と前記カバー管との連結部において、可撓性を有する、
液化ガス用配管ユニット。
【請求項5】
請求項1に記載の液化ガス用配管ユニットを組み立てる方法であって、
前記第1内管および前記第1外管を組み合わせ、前記第1内管と前記第1外管との間の空間を真空引きして前記真空層を形成することにより前記第1直管を準備することと、
前記第2内管および前記第2外管を組み合わせ、前記第2内管と前記第2外管との間の空間を真空引きして前記真空層を形成することにより前記第2直管を準備することと、
前記接続曲管の一端に前記第1直管の前記第1内管を連結し、前記接続曲管の他端に前記第2直管の前記第2内管を連結することにより、前記接続曲管を介して前記第1直管と前記第2直管とを接続することと、
少なくとも前記接続曲管を含む、前記第1内管と前記第2内管との接続部分を前記カバー管で覆うことと、
を含む、液化ガス用配管ユニットの組立方法。
【請求項6】
請求項3に記載の液化ガス用配管ユニットを組み立てる、請求項5に記載の組立方法であって、
前記接続曲管を介して前記第1直管と前記第2直管とを接続した後に、分割された状態の前記分割体を一体化することにより前記接続部分を前記カバー管で覆うことを含む、
液化ガス用配管ユニットの組立方法。
【請求項7】
請求項5に記載の組立方法であって、
第1の場所において準備された前記第1直管および前記第2直管を、第2の場所へ運搬することを含み、
前記第2の場所において、前記接続曲管を介して前記第1直管と前記第2直管とを接続すること、および前記接続部分を前記カバー管で覆うことを行う、
液化ガス用配管ユニットの組立方法。
【請求項8】
請求項7に記載の組立方法であって、
輸送機器によって前記運搬することを行う、
液化ガス用配管ユニットの組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液化ガス用配管ユニットおよびその組立方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液化天然ガスや液化水素といった液化ガスを移送するための配管として、二重構造の真空断熱管を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この二重配管は、内管を、真空断熱層を介して外管が覆う構造を有しているので、高い断熱性が得られ、内管内を流れる低温の液化ガスの温度上昇を効果的に抑制することができる。
【0003】
一般的に、液化ガス用配管は、大型のタンクを備える貯蔵設備や液化ガス運搬船といった大型の設備に設けられることが多く、異なる方向に延びる複数の配管が接続された配管ユニットとして設置されることが多い。さらに、二重配管は、内管、外管間に支持や間隔維持のための付属部品が設けられるうえ、上述のように、液化ガス用の二重配管では内管と外管の間を高度な真空状態にする必要があることから、二重配管からなる配管ユニットの設置作業は煩雑になる。そこで、従来、一般的に、配管の工場等において事前に付属部品を含めた二重配管の組立作業を完了した後にこれを設置現場へ運搬し、設置現場では二重配管同士の連結等の簡易な作業のみによって設置できるようにしている。これにより、高度な技能が要求される二重配管ユニットの組立、設置作業の高精度化、高効率化が図られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-101284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来は、設置現場での二重配管の接続は、直線状に配列された箇所で行うことが一般的であった。そのため、曲管部を有する二重配管を単位として事前組立を行い、これを設置現場へ運搬していた。その結果、組立過程において二重配管の一次的な保管や輸送のために広いスペースが必要で、高い設置コストを要していた。また、事前組立ての配管ブロックが曲管部を含むことにより、製作が複雑化し、製作コストの上昇につながっていた。
【0006】
本開示の目的は、上記の課題を解決するために、液化ガス用配管ユニットの製作コストを低減するとともに、液化ガス用配管ユニットの組立過程において必要なスペースを低減することによって、設置コストを低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示に係る液化ガス用配管ユニットは、
液化ガスを移送するための配管ユニットであって、
前記液化ガスを通過させる第1内管と、前記第1内管を真空層を介して覆う第1外管とを備え、直線状に延びる第1直管と、
前記液化ガスを通過させる第2内管と、前記第2内管を真空層を介して覆う第2外管とを備え、前記第1直管の延設方向と異なる方向に直線状に延びる第2直管と、
前記第1内管と前記第2内管とを接続する接続曲管と、
少なくとも前記接続曲管を含む、前記第1内管と前記第2内管との接続部分を覆うカバー管と、を備える。
【0008】
本開示に係る液化ガス用配管ユニットの組立方法は、
上記液化ガス用配管ユニットを組み立てる方法であって、
前記第1内管および前記第1外管を組み合わせ、前記第1内管と前記第1外管との間の空間を真空引きして前記真空層を形成することにより前記第1直管を準備することと、
前記第2内管および前記第2外管を組み合わせ、前記第2内管と前記第2外管との間の空間を真空引きして前記真空層を形成することにより前記第2直管を準備することと、
前記接続曲管の一端に前記第1直管の前記第1内管を連結し、前記接続曲管の他端に前記第2直管の前記第2内管を連結することにより、前記接続曲管を介して前記第1直管と前記第2直管とを接続することと、
少なくとも前記接続曲管を含む、前記第1内管と前記第2内管との接続部分を前記カバー管で覆うことと、
を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、液化ガス用配管ユニットの構成ブロックの形状を改良することによって、製作コストを低減することができ、かつ、液化ガス用配管ユニットの輸送効率を向上させることによって、設置コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係る液化ガス用配管ユニットの概略構成を示す平面図である。
図1の液化ガス用配管ユニットの接続部分の周辺を拡大して示す縦断面図である。
図2の液化ガス用配管ユニットにおいてカバー管の形態が異なる一変形例を示す縦断面図である。
図2の液化ガス用配管ユニットにおいてカバー管の分割態様が異なる一変形例を示す斜視図である。
本開示の一実施形態に係る液化ガス用配管ユニットの直管とカバー管との連結部を拡大して示す縦断面図である。
図5の液化ガス用配管ユニットにおいて直管およびカバー管の構造が異なる一変形例を示す縦断面図である。
図5の液化ガス用配管ユニットにおいて閉止部の構造が異なる一変形例を示す縦断面図である。
本開示の一実施形態に係る液化ガス用配管ユニットの組立方法の概略構成を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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