TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025091254
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206425
出願日
2023-12-06
発明の名称
回転電機
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02K
1/276 20220101AFI20250611BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】従来に比して、ロータの強度を低下させずにより多くの磁束を磁極に集中させることができる回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機は、回転軸を中心として回転可能なロータを備える。ロータは、複数の突極部と、一対の第1磁束偏向部と、一対の第2磁束偏向部と、磁石挿入孔と、磁極と、を有する。複数の突極部は、ロータの径方向外側に向かって突出する。第1磁束偏向部は、ロータの周方向における複数の突極部のそれぞれの両端部において、ロータの径方向に延在する一対の孔が形成される。第2磁束偏向部は、一対の第1磁束偏向部の間に設けられ、ロータの周方向に互いに離間し、一部がロータの径方向に延在し、ロータの周方向において一対の第1磁束偏向部の孔と一部がオーバーラップする位置に形成される孔が形成される。磁石挿入孔は、一対の第1磁束偏向部に対してロータの径方向外側に設けられ、第1磁束偏向部の孔と連通する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ステータと、
前記ステータの径方向内側に設けられ、回転軸を中心として回転可能なロータと、
を備える回転電機において、
前記ロータは、
前記ロータの径方向外側に向かって突出する複数の突極部と、
前記ロータの周方向における前記複数の突極部のそれぞれの両端部において、前記ロータの径方向に延在する孔が形成された一対の第1磁束偏向部と、
一部が前記一対の第1磁束偏向部の間に設けられ、前記ロータの周方向に互いに離間し、一部が前記ロータの径方向に延在し、前記ロータの周方向において前記一対の第1磁束偏向部の孔と一部がオーバーラップする位置に形成される孔が形成された一対の第2磁束偏向部と、
前記一対の第1磁束偏向部に対して前記ロータの径方向外側に設けられ、前記第1磁束偏向部の孔と連通する磁石挿入孔と、
前記磁石挿入孔に埋め込まれる磁極と、
を有する、回転電機。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記一対の第2磁束偏向部の孔は、前記ロータの外部と連通する、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記ロータの径方向内側における前記突極部の端部から前記ロータの径方向内側における前記磁極の端部までの、前記ロータの径方向の長さを基準長さと定義し、
前記一対の第1磁束偏向部の孔と前記一対の第2磁束偏向部の孔とは、前記ロータの径方向における、前記基準長さの20パーセント以上かつ第1磁束偏向部の孔の長さ未満の範囲が、前記ロータの周方向においてオーバーラップする位置に形成される、
請求項2に記載の回転電機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)や電気自動車(EV:Electric Vehicle)などの電動車に搭載される駆動用モータとして、磁石埋込同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)が広く知られている。磁石埋込同期モータの一種である可変磁束モータは、モータ回転数に応じて磁極の磁化状態を変化させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-528107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
可変磁束モータは、一般的な磁石埋込同期モータと比較すると、より多くの磁束を磁極に集中させる必要がある。ロータ内に空隙であるフラックスバリア部を設けることで、より多くの磁束を磁極に集中させることができる。しかし、フラックスバリア部を広範囲に設けると、ロータの剛性が低下し、ロータの強度が低下する虞がある。
【0005】
本発明の目的は、従来に比して、ロータの強度を低下させずにより多くの磁束を磁極に集中させることができる回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するため、本発明に係る回転電機は、回転軸を中心として回転可能なロータを備える。ロータは、複数の突極部と、一対の第1磁束偏向部と、一対の第2磁束偏向部と、磁石挿入孔と、磁極と、を有する。複数の突極部は、ロータの径方向外側に向かって突出する。一対の第1磁束偏向部は、ロータの周方向における複数の突極部のそれぞれの両端部において、ロータの径方向に延在する一対の孔が形成される。一対の第2磁束偏向部は、一対の第1磁束偏向部の間に設けられ、ロータの周方向に互いに離間し、一部がロータの径方向に延在し、ロータの周方向において一対の第1磁束偏向部と一部がオーバーラップする位置に形成される一対の孔が形成される。磁石挿入孔は、一対の第1磁束偏向部に対してロータの径方向外側に設けられ、第1磁束偏向部の孔と連通する。磁極は、磁石挿入孔に埋め込まれる。
【0007】
上述の構成によれば、第1磁束偏向部及び第2磁束偏向部は、ロータの周方向における突極部の端部に設けられているため、隣接する突極部から流れてくる磁束がロータの周方向における突極部の端部へ向かうことを抑制する。また、第1磁束偏向部は、隣接する突極部から流れてくる磁束がロータの周方向における磁石挿入孔の端部から突極部の外部へ向かうことを抑制する。ひいては、回転電機は、突極部において磁極に向かって流れる磁束を誘導し、磁極に集中させることができる。
【0008】
また、本発明に係る回転電機において、一対の第2磁束偏向部の孔は、ロータの外部と連通する。
【0009】
この構成によれば、第2磁束偏向部は、隣接する突極部から流れてくる磁束がロータの周方向における突極部の端部へ向かうことを抑制する。ひいては、回転電機は、突極部において磁極に向かって流れる磁束を誘導し、磁極に集中させることができる。
【0010】
また、本発明に係る回転電機において、ロータの径方向内側における突極部の端部からロータの径方向内側における磁極の端部までの、ロータの径方向の長さを基準長さと定義し、一対の第1磁束偏向部の孔と一対の第2磁束偏向部の孔とは、ロータの径方向における、基準長さの20パーセント以上かつ第1磁束偏向部の孔の長さ未満の範囲が、ロータの周方向においてオーバーラップする位置に形成される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
太陽光発電システム
2日前
マグネデザイン株式会社
ロータ
28日前
北勢工業株式会社
保護管
今日
トヨタ自動車株式会社
予測方法
22日前
株式会社デンソー
電気装置
2日前
ダイハツ工業株式会社
ロータ構造
今日
株式会社セイワ
車両用配線カバー
13日前
株式会社ダイヘン
充電装置
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
個人
バネとクラッチを用いた波浪発電装置
2日前
ダイハツ工業株式会社
曲げ加工装置
24日前
住友電装株式会社
電気接続箱
23日前
住友電装株式会社
電気接続箱
23日前
トヨタ自動車株式会社
電池制御装置
17日前
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
株式会社豊田自動織機
回転電機
9日前
株式会社ダイヘン
電力システム
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
富士電機株式会社
リニアモータ
13日前
三菱電機株式会社
ゲート駆動装置
今日
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
9日前
ダイハツ工業株式会社
コイル組付け装置
10日前
ダイハツ工業株式会社
ステータ製造装置
3日前
株式会社明電舎
電動機
1日前
株式会社力電
配線スペース低減型の切替盤
27日前
北海道電力株式会社
延線金車
8日前
トヨタ自動車株式会社
駆動ユニット
20日前
ナブテスコ株式会社
駆動装置
17日前
株式会社エフ・シー・シー
太陽光発電装置
13日前
サンデン株式会社
電力変換装置
16日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
8日前
トヨタ自動車株式会社
磁性体薄板の製造方法
2日前
一般財団法人電力中央研究所
電源装置
3日前
神崎産業株式会社
漏電検出装置
14日前
株式会社アイシン
巻線界磁式回転電機及び給電装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
ステータ
24日前
続きを見る
他の特許を見る