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公開番号2025090973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205897
出願日2023-12-06
発明の名称商品登録装置、商品販売データ処理システムおよびプログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07G 1/01 20060101AFI20250611BHJP(チェック装置)
要約【課題】精算装置の混雑を防止することができる商品登録装置、商品販売データ処理システムおよびプログラムを提供する。
【解決手段】商品登録装置は、客が、自身の操作で、購入する商品の識別情報を登録させるものであって、商品コード(識別情報)を読み取る商品コード読取部(読取部)と、商品コード読取部が読み取った商品コードが登録された商品登録情報を生成する商品登録部(登録部)と、1取引に係る商品登録情報の生成が完了した後で、商品登録情報を、当該商品登録情報に係る精算処理を行う精算装置に送信する商品登録情報送信部と、キャッシュレス決済を実行可能とさせる操作指示を取得したことを条件として、商品登録情報に係るキャッシュレス決済の実行を可能とするモード変更部と、モード変更部が、自装置におけるキャッシュレス決済の実行を可能とした場合に、商品登録情報に係るキャッシュレス決済を行う精算処理部と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
客が、自身の操作で、購入する商品の識別情報を登録させる商品登録装置であって、
前記商品の識別情報を読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った識別情報が登録された商品登録情報を生成する登録部と、
１取引に係る前記商品登録情報の生成が完了した後で、前記商品登録情報を、当該商品登録情報に係る精算処理を行う精算装置に送信する商品登録情報送信部と、
キャッシュレス決済を実行可能とさせる操作指示を取得したことを条件として、前記商品登録情報に係るキャッシュレス決済の実行を可能とするモード変更部と、
前記モード変更部が、自装置におけるキャッシュレス決済の実行を可能とした場合に、前記商品登録情報に係るキャッシュレス決済を行う精算処理部と、を備える
商品登録装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記登録部による商品登録情報の生成が完了した後で、前記客の操作に基づいて、前記商品登録情報に係る決済を現金決済で行うか、キャッシュレス決済で行うかを示す情報を受け付ける支払方法受付部を更に備えて、
前記支払方法受付部が、現金決済を行う旨の情報を受け付けた場合には、前記商品登録情報送信部が、前記商品登録情報を、当該商品登録情報に係る精算処理を行う精算装置に送信して、
前記支払方法受付部が、キャッシュレス決済を行う旨の情報を受け付けた場合には、前記モード変更部が、前記商品登録情報に係るキャッシュレス決済を実行可能とする、
請求項１に記載の商品登録装置。
【請求項３】
前記商品登録装置と通信可能に接続された、店員が操作するアテンダント端末からの指示を受けて、自装置における前記商品登録情報に係るキャッシュレス決済の実行を可能とするモード変更受付部を、更に備える、
請求項１または請求項２に記載の商品登録装置。
【請求項４】
前記モード変更受付部が、自装置におけるキャッシュレス決済の実行を可能とした際に、前記精算装置から商品登録情報を受信する商品登録情報受信部を更に備えて、
前記精算処理部は、前記商品登録情報受信部が受信した前記商品登録情報のうち、取引コードによって指定された商品登録情報に係るキャッシュレス決済を行う、
請求項３に記載の商品登録装置。
【請求項５】
互いに通信可能に接続された、
客が購入する商品の識別情報を読み取って、読み取った識別情報を登録した商品登録情報を生成するとともに、アテンダント端末からの指示を受けて、商品登録情報に係るキャッシュレス決済を行う商品登録装置と、
前記商品登録装置が生成した商品登録情報に係る現金決済またはキャッシュレス決済を行う精算装置と、
前記商品登録装置に対して、キャッシュレス決済の実行を可能とする指示を行うアテンダント端末と、を備える
商品販売データ処理システム。
【請求項６】
客が、自身の操作で購入する商品を登録する商品登録装置を制御するコンピュータを、
商品の識別情報を読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った前記識別情報が登録された商品登録情報を生成する登録部と、
前記登録部による商品登録情報の生成が完了した後で、前記商品登録情報を、当該商品登録情報に係る精算処理を行う精算装置に送信する商品登録情報送信部と、
操作情報を取得したことを条件として、前記商品登録情報に係るキャッシュレス決済を実行可能とするモード変更部と、
前記モード変更部がキャッシュレス決済を実行可能とした場合に、前記商品登録情報に係るキャッシュレス決済を行う決済処理部と、
して機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、商品登録装置、商品販売データ処理システムおよびプログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、客が、自身が購入する商品を登録する登録装置と、登録されたデータに係る精算を行う精算装置とを備えるＰＯＳシステムが提案されている（例えば、特許文献１）。
【０００３】
このようなＰＯＳシステムにあっては、精算装置が使用中の場合には、商品の登録が完了していても精算装置へ移動することができないという問題があった。また、精算装置に、精算待ちの客が滞留して混雑するおそれがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、精算装置の混雑を防止することができる商品登録装置、商品販売データ処理システムおよびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
実施形態の商品登録装置は、客が、自身の操作で購入する商品の識別情報を登録させるものであって、読取部と、登録部と、商品登録情報送信部と、モード変更部と、精算処理部と、を備える。読取部は、商品の識別情報を読み取る。登録部は、読取部が読み取った識別情報が登録された商品登録情報を生成する。商品登録情報送信部は、１取引に係る商品登録情報の生成が完了した後で、商品登録情報を、精算処理を行う精算装置に送信する。モード変更部は、キャッシュレス決済を実行可能とさせる操作指示を取得したことを条件として、商品登録情報に係るキャッシュレス決済の実行を可能とする。精算処理部は、モード変更部が、自装置におけるキャッシュレス決済の実行を可能とした場合に、商品登録情報に係るキャッシュレス決済を行う。
【０００６】
また、実施形態の商品販売データ処理システムは、互いに通信可能に接続された商品登録装置と、精算装置と、アテンダント端末と、を備える。商品登録装置は、客が購入する商品の識別情報を読み取って、読み取った識別情報を登録した商品登録情報を生成する。また、商品登録装置は、アテンダント端末からの指示を受けて、商品登録情報に係るキャッシュレス決済を行う。精算装置は、商品登録装置が生成した商品登録情報に係る現金決済またはキャッシュレス決済を行う。アテンダント端末は、商品登録装置に対して、キャッシュレス決済の実行を可能とする指示を行う。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、実施形態に係る商品販売データ処理システムの概略構成図である。
図２は、商品登録装置の外観の一例を示す図である。
図３は、精算装置の外観の一例を示す図である。
図４は、商品登録装置のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図５は、精算装置のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図６は、商品登録装置の表示部に表示される画面遷移の一例を示す状態遷移図である。
図７は、商品登録装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図８は、精算装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図９は、商品登録装置が行う商品登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図１０は、精算装置が行う精算処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図１１は、アテンダント端末からの指示に応じて、商品登録装置が行うモード変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
（商品販売データ処理システムの概略構成）
図１を用いて、商品販売データ処理システム１０の概略構成を説明する。図１は、実施形態に係る商品販売データ処理システムの概略構成図である。
【０００９】
商品販売データ処理システム１０は、ショッピングセンターやコンビニエンスストア等の店舗に備えられて、商品登録装置２０と、精算装置６０と、アテンダント端末８０とを備える。
【００１０】
商品登録装置２０は、客が、自身の操作で購入する商品の識別情報を登録させる。より具体的には、商品登録装置２０は、客が購入する商品に印字または貼付された、当該商品を一意に特定する商品コードが登録されたコードシンボルを読み取る。コードシンボルは、例えばバーコードや２次元コード等である。商品登録装置２０は、読み取った商品コードを商品登録情報として記憶することによって、商品の登録を行う。
（【００１１】以降は省略されています）

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