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公開番号2025090729
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2025038352,2024510429
出願日2025-03-11,2023-09-08
発明の名称ROCK阻害剤の新規な形態
出願人レデックス・ファーマ・リミテッド,REDX PHARMA LIMITED
代理人個人,個人,個人
主分類C07D 405/12 20060101AFI20250610BHJP(有機化学)
要約【課題】線維性疾患、例えば線維性狭窄性クローン病の治療に有用である、Rho-アソシエーテッドプロテインキナーゼ(ROCK)阻害剤の、単一のエナンチオマーおよび結晶形態を提供する。
【解決手段】実質的にエナンチオピュアな形態の、下記構造式で示される化合物AのS-エナンチオマー(S-A)またはその医薬的に許容される塩が提供される。
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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
実質的にエナンチオピュアな形態の
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72
107
で示される化合物AのS-エナンチオマー(S-A)またはその医薬的に許容される塩。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
化合物Aが遊離塩基の形態である、請求項1に記載の化合物A。
【請求項3】
化合物Aが医薬的に許容される塩の形態である、請求項1に記載の化合物A。
【請求項4】
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2025090729000031.jpg
66
99
で示される化合物Aの結晶塩の形態。
【請求項5】
塩が塩酸塩である、請求項4に記載の結晶塩の形態。
【請求項6】
塩がコハク酸塩である、請求項4に記載の結晶塩の形態。
【請求項7】
化合物Aがラセミ体である、請求項4~6のいずれか一項に記載の結晶塩の形態。
【請求項8】
化合物Aが、実質的に、単一のエナンチオマーの形態である、請求項4~6のいずれか一項に記載の結晶塩の形態。
【請求項9】
エナンチオマーが、S-エナンチオマー(S-A):
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2025090729000032.jpg
61
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である、請求項8に記載の結晶塩の形態。
【請求項10】
エナンチオマーが、R-エナンチオマー(R-A):
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2025090729000033.jpg
65
97
である、請求項8に記載の結晶塩の形態。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は4-(アミノメチル)-N-(3-フルオロピリジン-4-イル)-3-{3-[(4-{[(2-オキソオキソラン-3-イル)メチル]スルファニル}フェニル)カルバモイル]フェニル}ベンズアミド(化合物A)の単一のエナンチオマーおよび結晶形態に関する。化合物Aは、線維症、例えば、線維性狭窄性疾患の治療に有用である、Rho-アソシエーテッドプロテインキナーゼ(ROCK)阻害剤である。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
4-(アミノメチル)-N-(3-フルオロピリジン-4-イル)-3-{3-[(4-{[(2-オキソオキソラン-3-イル)メチル]スルファニル}フェニル)カルバモイル]フェニル}ベンズアミド(化合物A)は、線維症の治療において有用である効果的なRho-アソシエーテッドプロテインキナーゼ(ROCK)阻害剤である(WO2014/118133を参照のこと)。特に、化合物Aは、消化管(GI)での線維化部位に特異的に作用し、酵素介在性代謝によって血流中に吸収された場合に、速やかに分解されるように設計されている。
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【0003】
クローン病は、世界で150万人が罹患している慢性炎症性腸疾患であり、新規に毎年70000件より多くのケースが診断されている。クローン病の患者の50%までが、診断してから10年以内に有意な線維化および狭窄形成を発症しうる;クローン病に付随するこの線維化は線維性狭窄性疾患として知られている。
【0004】
抗炎症療法の介入にもかかわらず進行し得る、線維化に対して特に承認されている薬物がないため、GI管の線維性狭窄の現在の管理は主として外科的手術によるものである。
【0005】
外科的手術の介入後の再発率は高く、50%を超える患者が10年以内に、多くは12か月以内にさらなる外科的手術を必要とする。結果として、患者はGI機能が進行的に喪失する苦しみを感じ、切除を繰り返すことで短腸症候群などの健康上の大きな合併症に至り得る。
【0006】
前臨床データによれば、化合物Aが炎症性腸疾患の複数の動物実験で強力な抗線維化治療効果を表すことが示されている。
【0007】
遊離塩基の化合物Aは安定性が低い。
【0008】
化合物Aの安定した結晶形態を提供することが本発明の特定の実施形態の目的である。他の結晶形態よりも安定している化合物Aの結晶形態を提供することが本発明の特定の実施形態の目的である。
【0009】
本発明の特定の実施形態は、上記した目的のいくつかまたはすべてを満たすものである。
【発明の概要】
【0010】
本発明の第1の態様において、化合物AのS-エナンチオマー(S-A):
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2025090729000003.jpg
71
107
が、実質的にエナンチオピュアな形態にて、またはその医薬的に許容される塩で提供される。化合物AのS-エナンチオマーは遊離塩基の形態であってもよい。化合物AのS-エナンチオマーは医薬的に許容される塩の形態であってもよい。該塩は結晶塩の形態であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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