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公開番号
2025090127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205163
出願日
2023-12-05
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
50/02 20120101AFI20250610BHJP(車両一般)
要約
【課題】定期的に交換が必要となるような消耗部品の消耗の進行度合いを効果的に運転者に通知することが可能な車両の制御装置を提供する。
【解決手段】アクセル開度と車速と変速比との少なくともいずれか一つに基づいて定まる運転状態に応じて劣化が進行する部品を搭載している車両Veの制御装置であって、運転状態の判定および判定に基づく運転状態の変更の判断を行うコントローラ6を備え、コントローラ6は、検出された運転状態が部品の劣化を進行させる運転状態であることを検出する運転状態検出部7と、部品の劣化が運転状態検出部で検出された運転状態よりも進行しない他の運転状態を選択する運転状態選択部9と、他の運転状態に切り替えることを車両の運転者に告知する告知部10とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アクセル開度と車速と変速比との少なくともいずれか一つに基づいて定まる運転状態に応じて劣化が進行する部品を搭載している車両の制御装置であって、
前記運転状態の判定および前記判定に基づく運転状態の変更の判断を行うコントローラを備え、
前記コントローラは、
検出された前記運転状態が前記部品の劣化を進行させる運転状態であることを検出する運転状態検出部と、
前記部品の劣化が前記運転状態検出部で検出された前記運転状態よりも進行しない他の運転状態を選択する運転状態選択部と、
前記運転状態検出部によって前記部品の劣化が進行する運転状態が検出された場合に前記運転状態選択部によって選択された前記他の運転状態に切り替えることを前記車両の運転者に告知する告知部とを備えている
ことを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の運転状態に応じて車両を構成する部品の耐久性の低下を推定する車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の消耗部品の劣化度合いや消費度合いに基づく診断結果を車載のディスプレイに表示する車両診断システムが記載されている。特許文献1の車両診断システムは、消耗部品の劣化度合いやドライバーの運転挙動などの複数のパラメータを検出する車載端末機を有する。また、特許文献1のシステムでは、サーバにおいて、検出した複数のパラメータや、サーバに記憶されている運転挙動や部品の劣化に関するデータベースに基づき、部品劣化の統計処理の関数近似などを行う。車載端末機は、サーバから提供されたその関数近似などを利用して、消耗部品の劣化状態や、劣化の要因の比率などを算出する。そして、特許文献1のシステムでは、その算出結果等に基づいて、消耗部品の劣化の具体的数値を、その要因となった運転挙動の割合(比率)に基づいて算出し、ディスプレイに表示するように構成されている。
【0003】
特許文献2には、ドライバに燃費向上のための運転操作を促すように構成された自動変速機搭載車両の運転状態表示装置が記載されている。特許文献2の装置では、予め記憶されているマップや走行している道路の法定車速などに基づいて、車両のドライバの運転操作が燃費向上に適しているか否かを判定する。マップは、エンジン回転数と吸入空気量とで規定される空燃比についてのマップや、車速とアクセルペダル開度とで規定される変速のためのマップなどである。特許文献2の装置では、ドライバによる運転操作が燃費向上に適した運転操作であるか否かを運転者に通知し、それらのマップや現在車速に基づき、ドライバによる運転操作が燃費向上に適した運転操作であると判定された場合には、コンビネーションメータ上に配置されたエコランプを点灯させる。反対に、特許文献2の装置では、ドライバによる運転操作が燃費向上に適さない運転操作であると判定した場合には、エコランプを消灯させることにより、ドライバに燃費向上のための運転操作を促すように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005ー227141号公報
特開2007ー138926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、上述した構成により、車両の消耗部品の劣化や燃費の具体的数値を算出し、その数値における運転挙動が要因となった割合や、部品の取り替え時期などをドライバに通知するので、車両の安全性、経済性などを高めることができる、としている。特許文献1のシステムでは、上述した具体的な数値などが表示されるので、必要なパラメータを検出したり算出したりするための時間や、運転者の運転操作の妨げとならないようにするために、車両の停車時や駐車時などにその表示が実行されることが好ましい。しかしながら、運転者は、停車や駐車した後は、速やかに下車して車両から離れる場合があり、そのような表示を認識することができない可能性がある。あるいは、運転者がそのような表示を認識したとしても、運転の再開時や次回の運転開始時に、その表示された内容を忘れてしまい、運転者の運転操作の改善に至らない可能性がある。
【0006】
一方で、特許文献2では、コンビネーションメータ上に配置されたエコランプを点灯もしくは消灯させることにより、ドライバによる運転操作が燃費向上に適しているか否かを通知する。そのため、車両の走行中であっても、運転者が視認しやすく、運転者の運転操作の妨げとはなりにくい。しかしながら、特許文献2の装置では、燃費の向上に適しているか否を判定しているものの、特許文献1のような車両の消耗部品、つまり、経年劣化等により定期的な交換が必要となる部品の劣化状態については、運転者が知ることができない。したがって、消耗部品の劣化を抑制するように運転者に運転操作の変更を促すことができないなどの不都合が生じる可能性があった。
【0007】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、部品の消耗を抑制する動作状態への切り替えを促して部品の耐久性を向上させることのできる車両の制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の目的を達成するために、アクセル開度と車速と変速比との少なくともいずれか一つに基づいて定まる運転状態に応じて劣化が進行する部品を搭載している車両の制御装置であって、前記運転状態の判定および前記判定に基づく運転状態の変更の判断を行うコントローラを備え、前記コントローラは、検出された前記運転状態が前記部品の劣化を進行させる運転状態であることを検出する運転状態検出部と、前記部品の劣化が前記運転状態検出部で検出された前記運転状態よりも進行しない他の運転状態を選択する運転状態選択部と、前記運転状態検出部によって前記部品の劣化が進行する運転状態が検出された場合に前記運転状態選択部によって選択された前記他の運転状態に切り替えることを前記車両の運転者に告知する告知部とを備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車両の制御装置によれば、アクセル開度と車速と変速比との少なくともいずれか一つに基づいて定まる運転状態を取得する。その運転状態が、運転状態に応じて劣化が進行する部品の劣化を進行させる運転状態であることを検出する。検出された運転状態がよりも進行しない他の運転状態を選択する。そして、そのように運転状態を他の運転状態に切り替えることを運転者に告知するように構成されている。そのため、運転状態に応じて劣化が進行する部品の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態における制御装置を搭載した車両の一例を示す図である。
本発明の実施形態における制御装置の機能構成を説明するためのブロック図である。
本発明の実施形態における制御装置によって実行される制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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