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公開番号2025089948
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204942
出願日2023-12-04
発明の名称性格診断方法、性格診断装置及び性格診断用印刷物
出願人株式会社マツイシ楽器店
代理人個人
主分類G06Q 10/1053 20230101AFI20250609BHJP(計算;計数)
要約【課題】被験者の虚偽の回答に惑わされることなく、客観的且つ正確に被験者の性格を診断することができる新規な性格診断方法、性格診断装置及び性格診断用印刷物を提供する。
【解決手段】複数の他の被験者について、文章問題確定値及び音楽選択傾向値を教師データとして蓄積し、最新の自己増殖型データベースを予め作成し、メモリ12に収容しておく。診断対象の被験者101に対して、文章形式質問及び課題楽曲を情報端末3によって提示し、選択的文章関連回答及び選択的楽曲関連回答から文章問題確定値及び音楽選択傾向値を取得する。コンピュータ装置1により、前記自己増殖型データベースに基づいて、診断対象の被験者101の文章問題確定値と音楽選択傾向値とに対して、重回帰分析によって得られた計算式を用いて算出された予測値を基に、診断対象の被験者101の性格を診断する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
性格・心理状態に関する複数の文章形式質問と、これら複数の文章形式質問に対して過去の被験者が選択することにより回答する複数の選択的文章関連回答とを、それぞれ該過去の被験者に対して提供し、該複数の選択的文章関連回答から該過去の被験者が選択した特定の文章関連回答を、コンピュータ装置により、文章問題確定値として予め取得するとともに、
複数の課題楽曲を前記過去の被験者に聴取させ、これら課題楽曲から受ける該過去の被験者の感想を形容詞を主体とする言葉にて予め定められた複数の楽曲関連質問と、これらの楽曲関連質問に対して該過去の被験者が選択する予め定められた複数の選択的楽曲関連回答とを、それぞれ該複数の課題楽曲を聴取している過去の被験者又は該複数の課題楽曲を聴取した後の過去の被験者に対して提供し、該複数の選択的楽曲関連回答から該過去の被験者が選択した特定の楽曲関連回答を、コンピュータ装置により、音楽選択傾向値として予め取得し、
前記文章問題確定値及び前記音楽選択傾向値を、コンピュータ装置により、教師データとして蓄積することによって、最新の自己増殖型データベースを予め作成しておき、
前記文章形式質問と同一の文章形式質問と、前記複数の選択的文章関連回答と同一の複数の選択的文章関連回答と、前記課題楽曲と同一の課題楽曲と、前記複数の選択的楽曲関連回答と同一の選択的楽曲関連回答とを、それぞれ診断対象の被験者に提供し、
次いで、該診断対象の被験者から得た特定の前記選択的文章関連回答からコンピュータ装置により文章問題確定値を取得するとともに、該診断対象の被験者から得た特定の前記選択的楽曲関連回答からコンピュータ装置により音楽選択傾向値を取得し、
前記最新の自己増殖型データベースに基づいて、前記コンピュータ装置により、前記文章問題確定値と前記音楽選択傾向値とに対して、重回帰分析によって得られた計算式を用いて算出された予測値を基に、前記診断対象の被験者の性格を診断することを特徴とする性格診断方法。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
請求項１記載の前記コンピュータ装置により、請求項１記載の前記文章形式質問の提示と、前記特定の文章関連回答の取得と、請求項１記載の前記複数の課題楽曲の再生と、請求項１記載の前記楽曲関連質問の提示と、前記特定の楽曲関連回答の取得とを行い、請求項１記載の性格診断方法を実行する
ことを特徴とする性格診断装置。
【請求項３】
インターネット回線を介して、前記被験者の情報端末に、前記文章形式質問、前記複数の課題楽曲及び前記選択的楽曲関連質問を提供し、
前記被験者に、前記特定の文章関連回答及び前記特定の楽曲関連回答を、前記情報端末に入力することを求め、
前記特定の文章関連回答及び前記特定の楽曲関連回答を、インターネット回線を介して、取得する
ことを特徴とする請求項２記載の性格診断装置。
【請求項４】
請求項１記載の前記被験者が該被験者の情報端末によりインターネット回線を介してアクセスすることによって請求項１記載の前記複数の課題楽曲が提供されるサイトのアドレス又は該アドレスを示すＱＲコード（登録商標）と、
請求項１記載の前記文章形式質問と、
請求項１記載の前記楽曲関連質問と、
選択結果である請求項１記載の前記特定の文章関連回答及び請求項１記載の前記特定の楽曲関連回答を請求項１記載の前記コンピュータ装置の管理者に提示されるものであって、該管理者が前記コンピュータ装置に前記選択結果が入力されることによって、請求項１記載の性格診断方法が実行される、請求項１記載の前記複数の選択的文章関連回答、及び、請求項１記載の前記複数の選択的楽曲関連回答と、
がそれぞれ記されていることを特徴とする性格診断用印刷物。
【請求項５】
請求項１記載の前記被験者が該被験者の情報端末によりインターネット回線を介してアクセスすることによって請求項１記載の前記複数の課題楽曲、請求項１記載の前記文章形式質問、請求項１記載の前記楽曲関連質問が提供されるサイトのアドレス又は該アドレスを示すＱＲコードと、
選択結果である請求項１記載の前記特定の文章関連回答及び請求項１記載の前記特定の楽曲関連回答を請求項１記載の前記コンピュータ装置の管理者に提示されるものであって、該管理者が前記コンピュータ装置に前記選択結果が入力されることによって、請求項１記載の性格診断方法が実行される、請求項１記載の前記複数の選択的文章関連回答、及び、請求項１記載の前記複数の選択的楽曲関連回答と、
がそれぞれ記されていることを特徴とする性格診断用印刷物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、自身の性格を客観的に把握したり、組織における人員の採用の可否又は人員の配属などの決定を支援したりする目的で使用される性格診断方法、性格診断装置及び性格診断用印刷物に関するものである。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許文献１に記載されているように、複数の質問（アンケート）を被験者に提供し、この質問に対する回答を求め、この回答結果を解析することにより、被験者の性格を診断する方法が提案されている。
【０００３】
上記質問は文章によるもの（文章形式による質問）が多く、また、被験者の回答も、予め用意された複数の文章による回答を選択するものが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第７１９１４２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、従来の性格診断装置における質問と回答の内容では、被験者が分析結果を予測し、自己に有利な解析結果が出されるように、自己の真情とは異なる虚偽の回答をする、つまり嘘をつくおそれがあり、客観的で正確な性格診断結果を出すことができない可能性がある。
【０００６】
そこで、本発明は、上記各種の性格診断装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、被験者の虚偽の回答に惑わされることなく、客観的に正確に被験者の性格を診断することができる新規な性格診断方法、性格診断装置及び性格診断用印刷物を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、第１の発明（請求項１記載の発明）は、性格診断方法に係るものであって、性格・心理状態に関する複数の文章形式質問と、これら複数の文章形式質問に対して過去の被験者が選択することにより回答する複数の選択的文章関連回答とを、それぞれ該過去の被験者に対して提供し、該複数の選択的文章関連回答から該過去の被験者が選択した特定の文章関連回答を、コンピュータ装置により、文章問題確定値として予め取得するとともに、複数の課題楽曲を前記過去の被験者に聴取させ、これら課題楽曲から受ける該過去の被験者の感想を形容詞を主体とする言葉にて予め定められた複数の楽曲関連質問と、これらの楽曲関連質問に対して該過去の被験者が選択する予め定められた複数の選択的楽曲関連回答とを、それぞれ該複数の課題楽曲を聴取している過去の被験者又は該複数の課題楽曲を聴取した後の過去の被験者に対して提供し、該複数の選択的楽曲関連回答から該過去の被験者が選択した特定の楽曲関連回答を、コンピュータ装置により、音楽選択傾向値として予め取得し、前記文章問題確定値及び前記音楽選択傾向値を、コンピュータ装置により、教師データとして蓄積することによって、最新の自己増殖型データベースを予め作成しておき、前記文章形式質問と同一の文章形式質問と、前記複数の選択的文章関連回答と同一の複数の選択的文章関連回答と、前記課題楽曲と同一の課題楽曲と、前記複数の選択的楽曲関連回答と同一の選択的楽曲関連回答とを、それぞれ診断対象の被験者に提供し、次いで、該診断対象の被験者から得た特定の前記選択的文章関連回答からコンピュータ装置により文章問題確定値を取得するとともに、該診断対象の被験者から得た特定の前記選択的楽曲関連回答からコンピュータ装置により音楽選択傾向値を取得し、前記最新の自己増殖型データベースに基づいて、前記コンピュータ装置により、前記文章問題確定値と前記音楽選択傾向値とに対して、重回帰分析によって得られた計算式を用いて算出された予測値を基に、前記診断対象の被験者の性格を診断することを特徴とする性格診断方法。ものである。
【０００８】
また、第２の発明（請求項２記載の発明）は、性格診断装置に係るものであって、請求項１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記コンピュータ装置により、請求項１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記文章形式質問の提示と、前記特定の文章関連回答の取得と、請求項１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記複数の課題楽曲の再生と、請求項１記載の前記楽曲関連質問の提示と、前記特定の楽曲関連回答の取得とを行い、請求項１記載の性格診断方法を実行することを特徴とするものである。
【０００９】
また、第３の発明（請求項３記載の発明）は、上記第２の発明において、インターネット回線を介して、前記被験者の情報端末に、前記文章形式質問、前記複数の課題楽曲及び前記選択的楽曲関連質問を提供し、前記被験者に、前記特定の文章関連回答及び前記特定の楽曲関連回答を、前記情報端末に入力することを求め、前記特定の文章関連回答及び前記特定の楽曲関連回答を、インターネット回線を介して、取得することを特徴とする請求項２記載の性格診断装置である。
【００１０】
また、第４の発明（請求項４記載の発明）は、性格診断用印刷物に係るものであって、前記第１の発明（請求項１記載の発明）に記載した前記被験者が該被験者の情報端末によりインターネット回線を介してアクセスすることによって該第１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記複数の課題楽曲が提供されるサイトのアドレス又は該アドレスを示すＱＲコード（登録商標）と、該第１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記文章形式質問と、該第１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記楽曲関連質問と、選択結果である該第１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記特定の文章関連回答及び請求項１記載の前記特定の楽曲関連回答を該第１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記コンピュータ装置の管理者に提示されるものであって、該管理者が前記コンピュータ装置に前記選択結果が入力されることによって、該第１の発明（請求項１記載の発明）に係る性格診断方法が実行される、該第１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記複数の選択的文章関連回答、及び、該第１の発明（請求項１記載の発明）を構成する前記複数の選択的楽曲関連回答と、がそれぞれ記されていることを特徴とするものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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