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公開番号2025089894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204858
出願日2023-12-04
発明の名称計算機システム、リモートコピー制御方法、及びリモートコピー制御プログラム
出願人日立ヴァンタラ株式会社
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類G06F 3/06 20060101AFI20250609BHJP(計算;計数)
要約【課題】コピー元のストレージシステムから複数のストレージノードを含むコピー先の副ストレージシステムへの非同期リモートコピーの設定及び非同期リモートコピーの実行を容易且つ適切に行うことができるようにする。
【解決手段】計算機システム10において、ストレージシステム100を、CTGに属する複数の第1ボリュームを管理するようにし、ストレージシステム101を、複数のストレージノード102に複数の第2ボリュームを分散して作成するとともに、複数のストレージノードに、第2ジャーナルボリュームが存在するようにし、ストレージシステム100を、それぞれの第2ジャーナルボリュームに対応する第1ジャーナルボリュームを作成し、ジャーナルデータを、書き込みの順序を保障できる状態で複数の第1ジャーナルボリュームに格納できるように、複数の第1ボリュームに対する処理を制御する書き込み順序保障処理を実行するように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1ストレージシステムと、第2ストレージシステムとを含む計算機システムであって、
前記第1ストレージシステムは、データの書き込み順序を保証するコンシステンシーグループに属する複数の第1ボリュームを管理し、
前記第2ストレージシステムは、複数のストレージノードを有し、
前記第2ストレージシステムは、複数の前記ストレージノードに前記複数の第1ボリュームのコピー先となる複数の第2ボリュームを分散して作成するとともに、前記複数の第2ボリュームを作成した複数のストレージノードのそれぞれに、前記第2ボリュームのコピー元の前記第1ボリュームにおける書き込み内容を示すジャーナルデータを格納する第2ジャーナルボリュームが存在するようにし、
前記第1ストレージシステムは、それぞれの前記第2ジャーナルボリュームに対応し、前記複数の第1ボリュームについてのジャーナルデータを格納する複数の第1ジャーナルボリュームを作成し、
複数の前記第1ボリュームに対する書き込み内容を示すジャーナルデータを、前記複数の第1ジャーナルボリュームに対する書き込みの順序を保障できる状態で前記複数の前記第1ジャーナルボリュームに格納できるように、前記複数の第1ボリュームに対する処理を制御する書き込み順序保障処理を実行する
計算機システム。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記第2ストレージシステムは、前記第1ボリュームのコピー先となる第2ボリュームをいずれかのストレージノードに作成し、前記ストレージノードに前記第2ボリュームのコピー元の前記第1ボリュームにおける書き込み内容を示すジャーナルデータを格納する第2ジャーナルボリュームが存在しない場合には、前記第2ジャーナルボリュームを作成し、
前記第1ストレージシステムは、前記複数の第1ボリュームのコピー先となる前記複数の第2ボリュームが前記第2ストレージシステムの1つのストレージノードに生成されているか、又は複数のストレージノードに生成されているかを判定し、複数のストレージノードに生成されている場合には、前記複数のストレージノードに生成されている複数の第2ジャーナルボリュームのそれぞれに対応する第1ジャーナルボリュームを用意し、
前記複数の第1ボリュームのコピー先となる前記複数の第2ボリュームが前記第2ストレージシステムの複数のストレージノードに生成されている場合に、前記書き込み順序保障処理を実行する
請求項1に記載の計算機システム。
【請求項3】
前記第1ストレージシステムは、コピーする対象とするボリュームを格納するコンシステンシーグループの識別情報と、コピーする対象とする前記第1ボリュームの識別情報とを受け付け、
受け付けた前記コンシステンシーグループの前記第1ボリュームを対象に、前記第2ボリュームを作成する処理を行う
請求項2に記載の計算機システム。
【請求項4】
前記第2ストレージシステムは、ストレージノードの有するボリューム数又はストレージノードの残容量に基づいて、前記複数のストレージノードの中から前記第2ボリュームを作成するストレージノードを決定する
請求項2に記載の計算機システム。
【請求項5】
管理装置を更に備え、
前記管理装置は、前記第1ボリュームに対する目標復旧時点に基づいて、前記第2ボリュームを配置するストレージノードを決定する
請求項2に記載の計算機システム。
【請求項6】
前記書き込み順序保障処理は、前記ジャーナルデータに付与するための時刻情報を更新する際に、前記複数の第1ボリュームに対する書き込み処理を抑止する処理を含む
請求項1に記載の計算機システム。
【請求項7】
複数のボリュームに対する時刻情報を更新する際に、書き込み処理を抑止するか否かを示す制限情報を記憶する記憶部を更に有し、
前記第1ストレージシステムは、前記時刻情報を更新する際に、前記制限情報を参照して、ボリュームに対する書き込み処理を抑止するか否かを判定する
請求項6に記載の計算機システム。
【請求項8】
前記第1ストレージシステムは、独立して動作する複数のストレージノードを有し、
前記第1ストレージシステムの一のストレージノードは、前記ジャーナルデータに付与するための時刻情報を更新する際に、他のストレージノードのすべてに、前記複数の第1ボリュームに対する書き込み処理を抑止するように指示する
請求項6に記載の計算機システム。
【請求項9】
第1ストレージシステムと、第2ストレージシステムとを含む計算機システムによるリモートコピー制御方法であって、
前記第2ストレージシステムは、複数のストレージノードを有し、
前記第1ストレージシステムは、データの書き込み順序を保証するコンシステンシーグループに属する複数の第1ボリュームを管理し、
前記第2ストレージシステムは、複数の前記ストレージノードに前記複数の第1ボリュームのコピー先となる複数の第2ボリュームを分散して作成するとともに、前記複数の第2ボリュームを作成した複数のストレージノードのそれぞれに、前記第2ボリュームのコピー元の前記第1ボリュームにおける書き込み内容を示すジャーナルデータを格納する第2ジャーナルボリュームが存在するようにし、
前記第1ストレージシステムは、それぞれの前記第2ジャーナルボリュームに対応し、前記複数の第1ボリュームについてのジャーナルデータを格納する複数の第1ジャーナルボリュームを作成し、
複数の前記第1ボリュームに対する書き込み内容を示すジャーナルデータを、前記複数の第1ジャーナルボリュームに対する書き込みの順序を保障できる状態で前記複数の前記第1ジャーナルボリュームに格納できるように、前記複数の第1ボリュームに対する処理を制御する書き込み順序保障処理を実行する
リモートコピー制御方法。
【請求項10】
第1ストレージシステムと、第2ストレージシステムとを含む計算機システムにおける複数のコンピュータに実行させるためのリモートコピー制御プログラムであって、
前記第2ストレージシステムは、複数のストレージノードを有し、
前記リモートコピー制御プログラムは、
前記第1ストレージシステムのコンピュータに、データの書き込み順序を保証するコンシステンシーグループに属する複数の第1ボリュームを管理させ、
前記第2ストレージシステムのコンピュータに、複数の前記ストレージノードに前記複数の第1ボリュームのコピー先となる複数の第2ボリュームを分散して作成させとともに、前記複数の第2ボリュームを作成した複数のストレージノードのそれぞれに、前記第2ボリュームのコピー元の前記第1ボリュームにおける書き込み内容を示すジャーナルデータを格納する第2ジャーナルボリュームが存在させるようにし、
前記第1ストレージシステムのコンピュータに、それぞれの前記第2ジャーナルボリュームに対応し、前記複数の第1ボリュームについてのジャーナルデータを格納する複数の第1ジャーナルボリュームを作成させ、
複数の前記第1ボリュームに対する書き込み内容を示すジャーナルデータを、前記複数の第1ジャーナルボリュームに対する書き込みの順序を保障できる状態で前記複数の前記第1ジャーナルボリュームに格納できるように、前記複数の第1ボリュームに対する処理を制御する書き込み順序保障処理を実行させる
リモートコピー制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレージシステム間のデータコピー技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ストレージシステム間でデータをコピーする技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数のストレージ装置間の非同期で行うリモートコピーにおいて書き込み順序情報をもとに、各装置で更新可能な地点を決定することで装置に跨ってデータの更新順序を保証する方法が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、複数のストレージノードから構成される分散型ストレージシステムにおいて、データの冗長性を確保しつつ応答性能を維持するために、I/O処理を各ノードで分担して実行しつつ、あるノードが有する物理領域を当該ノードの扱う記憶領域として優先的に割り当てる方法が開示されている。
【0004】
また、計算機システムにおいては、正側ストレージシステム(コピー元ストレージシステム)から副側ストレージシステム(コピー先ストレージシステム)へのリモートコピーにおいて、複数のボリュームに対するデータの書き込み順序を保証する範囲となるCTG(コンシステンシグループ)が構成されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-264946号公報
特開2019-101702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、計算機システムにおける正側ストレージシステムのボリュームを副側ストレージシステムに非同期リモートコピーする場合において、副側ストレージシステムが複数のストレージノードから構成される分散型ストレージシステムであることがある。この場合に、正側ストレージシステムにおける同一のCTGに属する複数のボリュームのそれぞれのコピー先となるボリュームを複数のストレージノードに分散して作成するようにすることがある。
【0007】
このように、副側ストレージシステムにおける同一のCTGに属する複数のボリュームを複数のストレージノードに分散させる場合には、ストレージノードごとにボリュームの更新内容を示すデータを格納するジャーナルボリュームを作成するとともに、正側ストレージシステムでもこれらに対応するジャーナルボリュームを作成する必要があり、ユーザによる設定に手間がかかる。また、副側ストレージシステムにおける同一のCTGに属する複数のボリュームが複数のストレージノードに分散される場合には、CTGに属する複数のボリュームに対するデータの更新順序を保証するための処理を行わなければならない。
【0008】
一方、正側ストレージシステムにおける同一のCTGに属する複数のボリュームのそれぞれのコピー先となるボリュームを1つのストレージノードに作成するようにすることもある。この場合には、ユーザは、副側ストレージシステムにおける同一のCTGに属する複数のボリュームを複数のストレージノードに分散させる場合とは異なった設定を行わなければならず、ユーザにとって煩雑な処理となる。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、コピー元のストレージシステムから複数のストレージノードを含むコピー先の副ストレージシステムへの非同期リモートコピーの設定及び非同期リモートコピーの実行を容易且つ適切に行うことのできる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、一観点に係る計算機システムは、第1ストレージシステムと、第2ストレージシステムとを含む計算機システムであって、前記第1ストレージシステムは、データの書き込み順序を保証するコンシステンシーグループに属する複数の第1ボリュームを管理し、前記第2ストレージシステムは、複数のストレージノードを有し、前記第2ストレージシステムは、複数の前記ストレージノードに前記複数の第1ボリュームのコピー先となる複数の第2ボリュームを分散して作成するとともに、前記複数の第2ボリュームを作成した複数のストレージノードのそれぞれに、前記第2ボリュームのコピー元の前記第1ボリュームにおける書き込み内容を示すジャーナルデータを格納する第2ジャーナルボリュームが存在するようにし、前記第1ストレージシステムは、それぞれの前記第2ジャーナルボリュームに対応し、前記複数の第1ボリュームについてのジャーナルデータを格納する複数の第1ジャーナルボリュームを作成し、複数の前記第1ボリュームに対する書き込み内容を示すジャーナルデータを、前記複数の第1ジャーナルボリュームに対する書き込みの順序を保障できる状態で前記複数の前記第1ジャーナルボリュームに格納できるように、前記複数の第1ボリュームに対する処理を制御する書き込み順序保障処理を実行する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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