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公開番号2025088673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023216847
出願日2023-12-22
発明の名称二次電池セパレーターコーティング用バインダーおよびそれを含む二次電池
出願人ハンソル ケミカル カンパニー リミテッド,HANSOL CHEMICAL CO., LTD.
代理人個人
主分類H01M 50/42 20210101AFI20250604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明の目的は、二次電池用セパレーターの熱的安定性を向上させる二次電池セパレーターコーティング用バインダーを提供することにある。
【解決手段】本発明は、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリル酸モノマーに由来してカルボン酸基を含む共重合体Aと、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリレート系モノマーに由来してアルコール基を含む共重合体Bと、の混合物を有する二次電池セパレーターコーティング用バインダー、これを含む二次電池用セパレーターおよび二次電池に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリル酸モノマーに由来してカルボン酸基を含む共重合体Aと、
(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリレート系モノマーに由来してアルコール基を含む共重合体Bと、の混合物を備える、
二次電池セパレーターコーティング用バインダー。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記共重合体Aは、モノマーの総重量に対して、60~90重量%の前記(メタ)アクリルアミド系モノマー、5~40重量%の前記ビニルピロリドン、および1~10重量%の前記(メタ)アクリル酸を含むモノマーの重合体である、
請求項1に記載の二次電池セパレーターコーティング用バインダー。
【請求項3】
前記共重合体Bは、モノマーの総重量に対して、60~90重量%の前記(メタ)アクリルアミド系モノマー、5~40重量%の前記ビニルピロリドン、および1~10重量%の前記(メタ)アクリレート系モノマーを含むモノマーの重合体である、
請求項1に記載の二次電池セパレーターコーティング用バインダー。
【請求項4】
前記混合物は、前記共重合体Aと前記共重合体Bとが2:8~8:2の重量比で混合される、
請求項1に記載の二次電池セパレーターコーティング用バインダー。
【請求項5】
前記(メタ)アクリル酸モノマーはアクリル酸またはメタクリル酸である、
請求項1に記載の二次電池セパレーターコーティング用バインダー。
【請求項6】
前記(メタ)アクリレート系モノマーは、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-hydroxy ethyl acrylate)および2-ヒドロキシエチルメタクリレート(2-hydroxy ethyl methacrylate)からなるグループから選択される少なくとも1種である、
請求項1に記載の二次電池セパレーターコーティング用バインダー。
【請求項7】
熱処理は、50~100℃で30分~24時間行われる、
請求項1に記載の二次電池セパレーターコーティング用バインダー。
【請求項8】
多孔性基材と、前記多孔性基材の少なくとも一面に塗布されるコーティング層と、を備え、前記コーティング層は、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリル酸モノマーに由来してカルボン酸基を含む共重合体Aと、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリレート系モノマーに由来してアルコール基を含む共重合体Bと、の混合物が熱処理されたものを有する、
二次電池用セパレーター。
【請求項9】
前記多孔性基材は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアセタール、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリールエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリベンズイミダゾール、ポリエーテルスルホン、ポリフェニルレンオキシド、サイクリックオレフィン共重合体、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンナフタレート、ガラス繊維、テフロン、およびポリテトラフルオロエチレンからなるグループから選択されるいずれかの一つ高分子、またはこれらのうちの2つ以上の共重合体もしくは混合物で形成された高分子膜である、
請求項8に記載の二次電池用セパレーター。
【請求項10】
前記コーティング層は、セパレーターコーティング用スラリーを前記多孔性基材上に塗布して形成されたものである、
請求項8に記載の二次電池用セパレーター。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池用セパレーターの熱的安定性を向上させる二次電池セパレーターコーティング用バインダーおよびそれを含む二次電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電気化学電池用セパレーターは、電池内で正極と負極を分離しながらイオン伝導度を持続的に維持させ、電池の充電および放電を可能にする多孔性中間膜である。しかしながら、一般的に使用されるポリオレフィン系セパレーターは、低い温度での溶融特性を有する。したがって、電池が異常な挙動により高温の環境にさらされたり、外部から物理的な衝撃を受けたりするとセパレーターが機械的収縮または損傷を受けることがあるため、電池内で正極と負極が互いに接触して電池が発火する現象が起きることもある。このような問題を解決するために、無機物でセパレーターをコーティングしてセパレーターの収縮を抑制し、電池の安定性を確保できる技術が試みられている。
【0003】
例えば、韓国公開特許第10-2016-0061202号公報は、基材の一面に(メタ)アクリル酸塩と(メタ)アクリロニトリルの重合で形成されたアクリル系共重合体、並びにポリビニルアルコール系化合物を含むコーティング層を設けるリチウム二次電池用セパレーターを開示する。しかし、前記開示されたセパレーターは、耐熱性の側面から改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
韓国公開特許第10-2016-0061202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、二次電池用セパレーターの熱的安定性を向上させる二次電池セパレーターコーティング用バインダーを提供することにある。
【0006】
また、本発明の目的は、前記二次電池セパレーターコーティング用バインダーを含む二次電池セパレーターを提供することにある。
【0007】
また、本発明の目的は、前記二次電池セパレーターを含む二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリル酸モノマーに由来してカルボン酸基を含む共重合体Aと、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリレート系モノマーに由来してアルコール基を含む共重合体Bと、の混合物を備える二次電池セパレーターコーティング用バインダーを提供する。
【0009】
また、本発明の他の実施形態は、多孔性基材と、前記多孔性基材の少なくとも一面に位置するコーティング層と、を備える。前記コーティング層は、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリル酸モノマーに由来してカルボン酸基を含む共重合体Aと、(メタ)アクリルアミド系モノマー、ビニルピロリドンおよび(メタ)アクリレート系モノマーに由来してアルコール基を含む共重合体Bとの混合物が熱処理されたものを有する二次電池用セパレーターを提供する。
【0010】
また、本発明の他の実施形態は、前記二次電池セパレーターを含む二次電池を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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