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公開番号
2025088317
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202950
出願日
2023-11-30
発明の名称
副燃焼室付きエンジン
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01T
13/24 20060101AFI20250604BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】冷機状態でも失火を生じることなく始動できて始動後は副燃焼室の火炎のみで着火させ得る技術を開示する。
【解決手段】副燃焼室15の内部に内部電極(中心電極)22が露出して、副燃焼室15の下方外側に外部電極(接地電極)24が配置されている。副燃焼室15の底板15aに設けたガイド筒25に、可動中間電極26が昇降自在に取り付けられている。可動中間電極26の下端にはコイルばね29の下端が固定されて、コイルばね29の上端の端部は底板15aに固定されている。コイルばね29は形状記憶合金製であり、始動時には縮んでいて可動中間電極26が上昇しており、従って、下部放電ギャップ27でスパークする。副燃焼室15の内部温度が燃料着火を確実化できる状態まで昇温すると、コイルばね29は伸びて可動中間電極26は下降し、上部放電ギャップでスパークして副室の機能を発揮する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダヘッドに設けられた主燃焼室と、少なくとも一部を前記主燃焼室に露出させた副燃焼室と、を備えているエンジンであって、
前記副燃焼室の内部に配置された内部電極と、前記主燃焼室に露出した外部電極と、前記内部電極と外部電極との間で移動して前記副燃焼室の内部と外部とに放電ギャップを選択的に形成する可動中間電極と、前記可動中間電極を移動させる駆動部材と、を備えている、
副燃焼室付きエンジン。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記駆動部材は熱によって変形する素材から成っており、所定温度よりも低い状態では前記可動中間電極を上昇させて前記副燃焼室の外部に放電ギャップを形成して、所定温度を越えると前記可動中間電極を下降させて前記副燃焼室の内部に放電ギャップを形成するように作用する、
請求項1に記載した副燃焼室付きエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、シリンダヘッドに副燃焼室を備えたエンジンに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ガソリン機関やガス機関のようなエンジンにおいて、シリンダヘッドに副燃焼室(副室)を設けることが提案されている。副燃焼室は点火プラグと併用されており、副燃焼室で生成された火炎を噴孔から主燃焼室に噴出させて主燃料に着火させる。副燃焼室で生成された火炎は燃料の着火性に優れているため、混合気の燃料がリーン気味であっても確実に燃焼させることができる利点がある。そこで、燃費の向上や排気ガスクリーン化促進のための有望な技術として注目されている。
【0003】
副燃焼室内の混合気への着火手段には、吸気ポートから噴出した混合気を副燃焼室に取り込んで、副燃焼室の内部に露出した点火プラグで着火するパッシブ方式と、副燃焼室に専用の経路から燃料を取り込んで、この燃料に点火プラグで着火させるアクティブ方式とがあるが、前者のパッシブ方式は構造が簡単で制御装置も不要であるため、コスト面や実機対応性において優れている。
【0004】
他方、パッシブ方式は、問題点として、冷機始動時のように混合気の温度が低い場合に燃料への着火性が悪くなって失火するおそれがあることが挙げられる。この点に対する対策として、特許文献1には、副燃焼室の内部と外部とに放電ギャップを設けた副燃焼室構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-44268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の構成では、副燃焼室の内部で燃焼しなくても外部放電ギャップによって主燃焼室の燃料に着火できるため、冷機状態であっても失火を防止して始動し運転できるが、内外の放電ギャップで常に放電されているため、点火に大きな電流を要して燃費の悪化を招来する問題や、イグニッション装置が大型化してコストが嵩むおそれがあった。
【0007】
また、冷機状態を脱した後も外部放電ギャップでのスパークは継続しており、副燃焼室から噴出した火炎による着火と外部放電ギャップでの着火とが常に併存しているため、主燃焼室での火炎の広がりに乱れが発生して、安定した燃焼を阻害することになりかねない点も懸念される。
【0008】
本願発明は、このような現状を改善すべくなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明のエンジンは、
「シリンダヘッドに設けられた主燃焼室と、少なくとも一部を前記主燃焼室に露出させた副燃焼室と、を備えているエンジンであって、
前記副燃焼室の内部に配置された内部電極と、前記主燃焼室に露出した外部電極と、前記内部電極と外部電極との間で移動して前記副燃焼室の内部と外部とに放電ギャップを選択的に形成する可動中間電極と、前記可動中間電極を移動させる駆動部材と、を備えている」
という構成になっている。
【0010】
本願発明は様々に展開できる。その例として請求項2では、
「前記駆動部材は熱によって変形する素材から成っており、所定温度よりも低い状態では前記可動中間電極を上昇させて前記副燃焼室の外部に放電ギャップを形成して、所定温度を越えると前記可動中間電極を下降させて前記副燃焼室の内部に放電ギャップを形成するように作用する」
という構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)
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