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公開番号
2025088065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202506
出願日
2023-11-30
発明の名称
中心線の検出方法
出願人
学校法人 名城大学
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
G06T
7/60 20170101AFI20250604BHJP(計算;計数)
要約
【課題】対象画像の被検体の中心線を簡易的に検出できる。
【解決手段】中心線の検出方法は、対象画像を読み込む第1工程と、対象画像をグレースケールに変換し、平滑化し、二値化して二値化画像を生成する第2工程と、二値化画像における被検体の輪郭線を構成する輪郭線構成画素の内側の各内側画素に対して、最短距離に位置する輪郭線構成画素である第1画素と、最短距離に所定距離を加えた距離以内に位置する輪郭線構成画素である第2画素と、を特定画素として検出する第3工程と、各内側画素に対して、複数の特定画素が検出される場合に、複数の特定画素のうち最も離れた一対の特定画素間の距離が所定値以上のときに中心線構成画素として検出する第4工程と、を有する第1検出方法を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
対象画像を読み込む第1工程と、
前記対象画像をグレースケールに変換し、平滑化し、二値化して二値化画像を生成する第2工程と、
前記二値化画像における被検体の輪郭線を構成する輪郭線構成画素の内側の各内側画素に対して、最短距離に位置する前記輪郭線構成画素である第1画素と、前記最短距離に所定距離を加えた距離以内に位置する前記輪郭線構成画素である第2画素と、を特定画素として検出する第3工程と、
各前記内側画素に対して、複数の前記特定画素が検出される場合に、複数の前記特定画素のうち最も離れた一対の前記特定画素間の距離が所定値以上のときに中心線構成画素として検出する第4工程と、
を有する第1検出方法を備える中心線の検出方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
対象画像を読み込む第1工程と、
前記対象画像をグレースケールに変換し、平滑化し、二値化して二値化画像を生成する第2工程と、
前記二値化画像における被検体の輪郭線を構成する輪郭線構成画素のうち、画素ピッチの距離で隣り合って外側に突出する2つまたは外側に突出する1つの画素で構成される突出画素を除去して新たな前記輪郭線構成画素を検出する第3工程と、
前記輪郭線構成画素の内側の画素で構成される新たな被検体の輪郭線を構成する画素を、新たな前記輪郭線構成画素として検出する第4工程と、
前記輪郭線構成画素のうち一対の画素間に2つの内側画素のみが存在する場合にその間の内側画素のうちの一方を中心線構成画素として検出し、前記輪郭線構成画素のうち一対の画素間に1つの内側画素のみが存在する場合にその間の内側画素を前記中心線構成画素として検出する第5工程と、
を有し、前記第4工程と前記第5工程とを繰り返す第2検出方法を備える中心線の検出方法。
【請求項3】
請求項1に記載の第1検出方法で検出された前記中心線構成画素によって構成される被検体に対して、請求項2に記載の第2検出方法の前記第3工程を行い、前記第4工程と第5工程とを繰り返す中心線の検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中心線の検出方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される画像処理装置は、注目画素が輪郭であるかを判定する輪郭画素抽出部と、輪郭画素抽出部が注目画素を輪郭であると判定した場合に注目画素に施す細線化の量を算出する細線化量計算部と、を備えている。更に、この画像処理装置は、注目画素を含む画素領域が所定の画素パターンであるかを判定する矩形領域連結性判定部と、矩形領域連結性判定部が注目画素を含む画素領域を所定の画素パターンであると判定しない場合に細線化の量で注目画素に細線化を施し、矩形領域連結性判定部が注目画素を含む画素領域を所定の画素パターンであると判定する場合に細線化の量とは異なる代替の細線化の量で注目画素に細線化を施す選択的補正出力部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-71829号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の画像処理装置が行う画像処理のように、従来の画像の中心線の検出方法では、輪郭線上の個々の画素の局所的な特徴分析の結果からその画素自体が中心線構成画素であるか判定しており、その工程が複雑であった。そこで、より簡易的な方法で対象画像の被検体の中心線を検出できる方法が求められている。
【0005】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、対象画像の被検体の中心線を簡易的に検出できる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の中心線の検出方法は、
対象画像を読み込む第1工程と、
前記対象画像をグレースケールに変換し、平滑化し、二値化して二値化画像を生成する第2工程と、
前記二値化画像における被検体の輪郭線を構成する輪郭線構成画素の内側の各内側画素に対して、最短距離に位置する前記輪郭線構成画素である第1画素と、前記最短距離に所定距離を加えた距離以内に位置する前記輪郭線構成画素である第2画素と、を特定画素として検出する第3工程と、
各前記内側画素に対して、複数の前記特定画素が検出される場合に、複数の前記特定画素のうち最も離れた一対の前記特定画素間の距離が所定値以上のときに中心線構成画素として検出する第4工程と、
を有する第1検出方法を備える。
【0007】
第2の発明の中心線の検出方法は、
対象画像を読み込む第1工程と、
前記対象画像をグレースケールに変換し、平滑化し、二値化して二値化画像を生成する第2工程と、
前記二値化画像における被検体の輪郭線を構成する輪郭線構成画素のうち、画素ピッチの距離で隣り合って外側に突出する2つまたは外側に突出する1つの画素で構成される突出画素を除去して新たな前記輪郭線構成画素を検出する第3工程と、
前記輪郭線構成画素の内側の画素で構成される新たな被検体の輪郭線を構成する画素を、新たな前記輪郭線構成画素として検出する第4工程と、
前記輪郭線構成画素のうち一対の画素間に2つの内側画素のみが存在する場合にその間の内側画素のうちの一方を中心線構成画素として検出し、前記輪郭線構成画素のうち一対の画素間に1つの内側画素のみが存在する場合にその間の内側画素を前記中心線構成画素として検出する第5工程と、
を有し、前記第4工程と前記第5工程とを繰り返す第2検出方法を備える中心線の検出方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る技術は、対象画像の被検体の中心線を簡易的に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態の画像処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
図2は、画像処理装置で実行される第1の画像処理制御の流れを示すフローチャートである。
図3(A)は、対象画像をグレースケールに変換し、平滑化し、二値化した二値化画像を示す図である。図3(B)は、二値化画像に対して輪郭線構成画素の内側の内側画素を黒画素とした画像である。
図4(A)は、所定距離として画素ピッチの0.5倍の距離を用いた場合の、輪郭線構成画素及び中心線構成画素を含む画像である。図4(B)は、所定距離として画素ピッチの√2倍の距離を用いた場合の、輪郭線構成画素及び中心線構成画素を含む画像である。
図5(A)は、図4(B)の画像に対して平滑化を行った画像を示す図である。図5(B)は、図5(A)の画像に対して第2の画像処理制御を行った画像を示す図である。
図6は、画像処理装置で実行される第2の画像処理制御の流れを示すフローチャートである。
図7(A)は、図3(A)に示す二値化画像に対して、内側画素を黒画素とした画像である。図7(B)は、図7(A)の輪郭線の画像から、新たな輪郭線を検出した画像を示す図である。
図8(A)は、図7(B)の輪郭線の画像から、新たな輪郭線を検出した画像を示す図である。図8(B)は、図8(A)の輪郭線の画像から、新たな輪郭線を検出した画像を示す図である。
図9(A)は、図8(B)の輪郭線の画像から、新たな輪郭線を検出した画像を示す図である。図9(B)は、図9(A)の輪郭線の画像から、新たな輪郭線を検出した画像を示す図である。
図10(A)は、図9(B)の輪郭線の画像から、新たな輪郭線を検出した画像を示す図である。図10(B)は、輪郭線構成画素と、図7(B)-図10(A)の画像で特定された中心線構成画素を含む画像である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
〔1〕対象画像を読み込む第1工程と、
前記対象画像をグレースケールに変換し、平滑化し、二値化して二値化画像を生成する第2工程と、
前記二値化画像における被検体の輪郭線を構成する輪郭線構成画素の内側の各内側画素に対して、最短距離に位置する前記輪郭線構成画素である第1画素と、前記最短距離に所定距離を加えた距離以内に位置する前記輪郭線構成画素である第2画素と、を特定画素として検出する第3工程と、
各前記内側画素に対して、複数の前記特定画素が検出される場合に、複数の前記特定画素のうち最も離れた一対の前記特定画素間の距離が所定値以上のときに中心線構成画素として検出する第4工程と、
を有する第1検出方法を備える中心線の検出方法。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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