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公開番号
2025136316
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034787
出願日
2024-03-07
発明の名称
LEDデバイス、及びLEDデバイスの製造方法。
出願人
学校法人 名城大学
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H10H
20/83 20250101AFI20250911BHJP()
要約
【課題】p側電極とn側電極を形成する手間を抑え、各LEDに確実に電力を供給するLEDデバイス及びLEDデバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】モノリシックLED2はp型層303及び第1のn型層301とp側電極31pとn側電極31nとを有し、p側電極31pの実装面33pとn側電極31nの実装面33nの高さは異なり、多層配線基板3は第1の配線層91と第2の配線層93と中間絶縁層92とを有し、第1の配線層91は中間絶縁層92に対しモノリシックLED2から離れた側に配置されて開口部92Aを介してp側電極31pと接続され、第2の配線層93は中間絶縁層92に対しモノリシックLED2側に配置されn側電極31nと接続され、実装面33pと実装面33nとの高さの差は、第1の配線層91のアノード側接合層95Aの実装面97Aと第2の配線層93のカソード側接合層95Kの実装面97Kとの高さの差に等しい。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のLEDが多層配線基板に実装されたLEDデバイスであって、
前記LEDは、
積層されたp型半導体及びn型半導体と、
前記p型半導体に電力を供給するp側電極と、
前記n型半導体に電力を供給するn側電極と、を有し、
前記p側電極及び前記n側電極の実装面の高さが異なっており、
前記多層配線基板は、
前記n側電極及び前記p側電極のうちの一方に接続される第1の配線層と、
前記n側電極及び前記p側電極のうちの他方に接続される第2の配線層と、
前記第1の配線層と前記第2の配線層とを絶縁する中間絶縁層と、を有し、
前記第1の配線層は、前記中間絶縁層に対し前記LEDから離れた側に配置され、前記中間絶縁層に形成された開口部を介して前記p側電極及び前記n側電極のうちの一方と電気的に接続され、
前記第2の配線層は、前記中間絶縁層に対し前記LED側に配置され、前記p側電極及び前記n側電極のうちの他方と電気的に接続され、
前記p側電極の実装面と前記n側電極の実装面との高さの差は、
前記第1の配線層と前記第2の配線層との高さの差に等しい、LEDデバイス。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記第1の配線層は、前記LED側における前記開口部内に、前記第2の配線層と同じ厚さの高さ調整部を備えている、請求項1に記載のLEDデバイス。
【請求項3】
前記多層配線基板は、前記第1の配線層が形成されていない領域に、絶縁材料によって形成されたスペーサ層を有する、請求項1に記載のLEDデバイス。
【請求項4】
複数の前記LEDは、互いに異なる色で発光する発光層を有し、
各前記LEDに設けられた前記p側電極同士の高さ、及び前記n側電極同士の高さは、同じである、請求項1に記載のLEDデバイス。
【請求項5】
LEDと、前記LEDに電力を供給する多層配線基板と、を備えるLEDデバイスの製造方法であって、
前記多層配線基板は、
前記LEDが有するn側電極又はp側電極のうちの一方に接続される第1の配線層を支持基板に積層する第1工程と、
前記第1の配線層に中間絶縁層を積層する第2工程と、
前記中間絶縁層に前記n側電極又は前記p側電極のうちの他方に接続される第2の配線層を積層する第3工程と、を実行して形成され、
前記第2工程において、前記中間絶縁層は、前記第1の配線層のうちの一部を露出させる開口部が形成され、
前記第3工程において、前記第2の配線層を積層する際に、前記開口部内の露出した前記第1の配線層に高さ調整部を同時に積層する、LEDデバイスの製造方法。
【請求項6】
前記LEDは、複数の前記画素がLED基板上に形成された形態のモノリシックLEDと前記多層配線基板とを接合した後、前記LED基板を除去する、請求項5に記載のLEDデバイスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDデバイス、及びLEDデバイスの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のマイクロLEDピクセルが行と列に配列された平面視で矩形状のマイクロLEDパネルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-185515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のマイクロLEDパネルは、n側電極として機能する第1導電型メタル層の厚みをp側電極として機能する第2導電型メタル層よりも厚く形成して、第1導電型メタル層の実装面と、第2導電型メタル層の実装面(接合材料が接触する面)との高さを揃えている。このように各マイクロLEDの電極の高さを揃えることで、各LEDに確実に電力を供給することができる実装をしている。しかし、第1導電型メタル層を厚く形成するには、その分、材料や時間を要することになる。
【0005】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、p側電極及びn側電極を形成する手間を抑えつつ、各LEDに確実に電力を供給することができる、LEDデバイス、及びLEDデバイスの製造方法を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1発明のLEDデバイスは、
複数のLEDが多層配線基板に実装されたLEDデバイスであって、
前記LEDは、
積層されたp型半導体及びn型半導体と、
前記p型半導体に電力を供給するp側電極と、
前記n型半導体に電力を供給するn側電極と、を有し、
前記p側電極及び前記n側電極の実装面の高さが異なっており、
前記多層配線基板は、
前記n側電極及び前記p側電極のうちの一方に接続される第1の配線層と、
前記n側電極及び前記p側電極のうちの他方に接続される第2の配線層と、
前記第1の配線層と前記第2の配線層とを絶縁する中間絶縁層と、を有し、
前記第1の配線層は、前記中間絶縁層に対し前記LEDから離れた側に配置され、前記中間絶縁層に形成された開口部を介して前記p側電極及び前記n側電極のうちの一方と電気的に接続され、
前記第2の配線層は、前記中間絶縁層に対し前記LED側に配置され、前記p側電極及び前記n側電極のうちの他方と電気的に接続され、
前記p側電極の実装面と前記n側電極の実装面との高さの差は、
前記第1の配線層と前記第2の配線層との高さの差に等しい。
【0007】
この構成によれば、p側電極の実装面とn側電極の実装面との高さの差が第1の配線層と第2の配線層との高さの差に等しいので、p側電極の実装面とn側電極の実装面との高さの差を相殺するように第1の配線層及び第2の配線層をp側電極及びn側電極に接続させる構成が可能となる。
【0008】
第2発明のLEDデバイスの製造方法は、
LEDと、前記LEDに電力を供給する多層配線基板と、を備えるLEDデバイスの製造方法であって、
前記多層配線基板は、
前記LEDが有するn側電極又はp側電極のうちの一方に接続される第1の配線層を支持基板に積層する第1工程と、
前記第1の配線層に中間絶縁層を積層する第2工程と、
前記中間絶縁層に前記n側電極又は前記p側電極のうちの他方に接続される第2の配線層を積層する第3工程と、を実行して形成され、
前記第2工程において、前記中間絶縁層は、前記第1の配線層のうちの一部を露出させる開口部が形成され、
前記第3工程において、前記第2の配線層を積層する際に、前記開口部内の露出した前記第1の配線層に高さ調整部を同時に積層する。
【0009】
この製造方法によれば、第1の配線層の高さを調節する機能を有する高さ調整部を第2の配線層と同時に積層するので、第1の配線層を厚く積層しなくて済み、第1の配線層の積層に要する時間を短くし易い。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のLEDデバイスを示す平面図である。
実施例1のモノリシックLEDの構造を示す側面図である。
実施例1の多層配線基板の第1の配線層を示す平面図である。
実施例1の多層配線基板の中間絶縁層を示す平面図である。
実施例1の多層配線基板の第2の配線層を示す平面図である。
実施例1の多層配線基板の表側絶縁層を示す平面図である。
実施例1の多層配線基板のLED接続端子周辺の部分拡大図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)におけるA-A断面図であり、(C)は(A)におけるB-B断面図であり、(D)は(A)におけるC-C断面図である。
実施例1のモノリシックLEDを多層配線基板に実装した状態を示す側面図である。
実施例1のモノリシックLEDを製造する工程を示す模式図である。
実施例1の多層配線基板を製造する工程を示す模式図である。
実施例2のLEDデバイスの構造を示す側面図である。
実施例3のモノリシックLEDの構造を示す側面図である。
実施例3のLEDデバイスの構造を示す側面図である。
実施例4の多層配線基板を示す断面図である。
実施例4の多層配線基板を製造する工程を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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