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公開番号2025088035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202459
出願日2023-11-30
発明の名称コンデンサ
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類H01G 4/228 20060101AFI20250604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】液相状態の充填樹脂に含まれる気泡が、ケース内から良好に除去され得るコンデンサを提供する。
【解決手段】フィルムコンデンサ1において、コンデンサ素子100は、周面130が底面部22の内面22aに対向するようにケース20内に配置される。第1バスバー200および第2バスバー300は、それぞれ、互いに重なり合う第1重なり部230および第2重なり部330を含む。第1バスバー200は、第1電極110に接続される第1電極端子部210と、周面130に沿うように延びて第1電極端子部210と第1重なり部230とを繋ぐ第1中継部220と、を含む。絶縁部材400は、第1重なり部230と第2重なり部330との間に介在する第1部分410と、第1中継部220と周面130との間に介在する第2部分420とを含み、第2部分420の周面130側を向く面は、底面部22の内面22aに対して傾斜した第1傾斜面421を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方の端面に形成された第1電極と、他方の端面に形成された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とを結ぶ周面とを含むコンデンサ素子と、
開口部と、当該開口部と対向する底面部とを含み、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、
前記第1電極および前記第2電極にそれぞれ接続される第1バスバーおよび第2バスバーと、
前記第1バスバーと前記第2バスバーとの間を絶縁する絶縁部材と、
前記ケース内に充填される充填樹脂と、を備え、
前記コンデンサ素子は、前記周面が前記底面部の内面に対向するように前記ケース内に配置され、
前記第1バスバーおよび前記第2バスバーは、それぞれ、前記コンデンサ素子に対して前記底面部の反対側に位置して前記底面部の内面と垂直な方向に延び、互いに重なり合う第1重なり部および第2重なり部を含み、
前記第1バスバーは、
前記第1電極に接続される第1電極端子部と、
前記周面に沿うように延びて前記第1電極端子部と前記第1重なり部とを繋ぐ第1中継部と、を含み、
前記絶縁部材は、
前記第1重なり部と前記第2重なり部との間に介在する第1部分と、
前記第1中継部と前記周面との間に介在する第2部分とを含み、
前記第2部分の前記周面側を向く面は、前記底面部の内面に対して傾斜した第1傾斜面を含む、
ことを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコンデンサにおいて、
前記第1中継部は、第1貫通孔を有する、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項3】
請求項2に記載のコンデンサにおいて、
前記第1中継部と前記第2部分とが重なる方向に見て、前記第1貫通孔の一部が前記第2部分の端部と重なる、または、前記第1貫通孔が前記第2部分の端部と接する、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項4】
請求項1ないし3の何れか一項に記載のコンデンサにおいて、
前記第2バスバーは、
前記第2電極に接続される第2電極端子部と、
前記周面に沿うように延びて前記第2電極端子部と前記第2重なり部とを繋ぐ第2中継部と、を含み、
前記絶縁部材は、前記第2中継部と前記周面との間に介在する第3部分を、さらに含み、
前記第3部分の前記周面側を向く面は、前記底面部の内面に対して傾斜した第2傾斜面を含む、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項5】
請求項4に記載のコンデンサにおいて、
前記第2中継部は、第2貫通孔を有する、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項6】
請求項5に記載のコンデンサにおいて、
前記第2中継部と前記第3部分とが重なる方向に見て、前記第2貫通孔の一部が前記第3部分の端部と重なる、または、前記第2貫通孔が前記第3部分の端部と接する、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項7】
一方の端面に形成された第1電極と、他方の端面に形成された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とを結ぶ周面とを含むコンデンサ素子と、
開口部と、当該開口部と対向する底面部とを含み、前記コンデンサ素子が収容されるケースと、
前記第1電極および前記第2電極にそれぞれ接続される第1バスバーおよび第2バスバーと、
前記第1バスバーと前記第2バスバーとの間を絶縁する絶縁部材と、
前記ケース内に充填される充填樹脂と、を備え、
前記コンデンサ素子は、前記第2電極が前記底面部の内面に対向するように前記ケース内に配置され、
前記第1バスバーおよび前記第2バスバーは、それぞれ、前記コンデンサ素子に対して前記底面部の反対側に位置して前記底面部の内面と垂直な方向に延び、互いに重なり合う第1重なり部および第2重なり部を含み、
前記第1バスバーは、
前記第1電極に接続される第1電極端子部と、
前記第1電極に沿うように延びて前記第1電極端子部と前記第1重なり部とを繋ぐ第1中継部と、を含み、
前記絶縁部材は、
前記第1重なり部と前記第2重なり部との間に介在する第1部分と、
前記第1中継部と前記第1電極との間に介在する第2部分とを含み、
前記第2部分の前記第1電極側を向く面は、前記底面部の内面に対して傾斜した第1傾斜面を含む、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項8】
請求項7に記載のコンデンサにおいて、
前記第1中継部は、第1貫通孔を有する、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項9】
請求項8に記載のコンデンサにおいて、
前記第1中継部と前記第2部分とが重なる方向に見て、前記第1貫通孔の一部が前記第2部分の端部と重なる、または、前記第1貫通孔が前記第2部分の端部と接する、
ことを特徴とするコンデンサ。
【請求項10】
請求項7ないし9の何れか一項に記載のコンデンサにおいて、
前記第2バスバーは、
前記第2電極に接続される第2電極端子部と、
前記周面に沿うように延びた後に前記第1電極に沿うように延びて前記第2電極端子部と前記第2重なり部とを繋ぐ第2中継部と、を含み、
前記絶縁部材は、前記第2中継部と前記第1電極との間に介在する第3部分を、さらに含み、
前記第3部分の前記第1電極側を向く面は、前記底面部の内面に対して傾斜した第2傾斜面を含む、
ことを特徴とするコンデンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
第1の端面電極および第2の端面電極を有するコンデンサ素子と、コンデンサ素子の第1の端面電極および第2の端面電極のそれぞれに接続される第1のバスバーおよび第2のバスバーと、第1のバスバーと第2のバスバーとにそれぞれが含まれ、互いに重なり合う第1の重合部および第2の重合部と、第1の重合部と第2の重合部との間を絶縁するため絶縁板と、コンデンサ素子を収容するケースと、ケースに充填される充填樹脂と、を備えるコンデンサが、特許文献1に記載されている。
【0003】
このコンデンサでは、コンデンサ素子が、その外周面がケースの内底面と対向するようにケース内に配置される。第1のバスバーである前バスバーは、第1の端面電極である前側端面電極を覆う前側電極端子部と、前側電極端子部の上端部からコンデンサ素子の外周面に沿って後方に延びる前側中継部と、前側中継部の後端部から上方に延びる、第1の重合部である前側重合部とを含む。また、第2のバスバーである後バスバーは、第2の端面電極である後側端面電極を覆う後側電極端子部と、後側電極端子部の上端部からコンデンサ素子の外周面に沿って前方に延びる後側中継部と、後側中継部の前端部から上方に延びる、第2の1重合部である後側重合部とを含む。
【0004】
絶縁板の下端部には、前バスバーの前側中継部を下側から支える前側支持板が前方に延びるように形成されるとともに、後バスバーの後側中継部を下側から支える後側支持板が後方に延びるように形成される。前支持板は、前側中継部とコンデンサ素子の外周面との間に介在し、後支持板は、後側中継部とコンデンサ素子の外周面との間に介在する。
【0005】
熱硬化性樹脂は、熱硬化性樹脂からなり、溶融状態(液相状態)でケース内に注入され、ケースが加熱されることにより硬化する。
【0006】
このコンデンサでは、第1の重合部と第2の重合部とが絶縁板を介して重なり合うことにより、ESL(等価直列インダクタンス)の低減が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-182004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1のコンデンサでは、溶融状態の充填樹脂がケース内に注入される際に空気が巻き込まれることにより、ケース内の溶融状態の充填樹脂中に多数の気泡が発生し得る。このため、充填樹脂が加熱される前には、ケース内が減圧されることにより脱泡が行われる。
【0009】
しかしながら、上記特許文献1のコンデンサでは、ケースの内底面とほぼ平行に延びる前支持板および後支持板の下側に気泡が滞留してしまい、ケース内から気泡が良好に除去されないことが懸念される。
【0010】
なお、上記特許文献1では、コンデンサは、ケースの内底面とほぼ平行に延びる絶縁部材の一部分がバスバーとコンデンサ素子の周面との間に存在する構成を有しているが、当該絶縁部材の一部分がバスバーとコンデンサ素子の電極との間に存在するような構成のコンデンサにおいても、上記と同様な課題が生じ得る。
(【0011】以降は省略されています)

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