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公開番号2025087906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025041173,2021085472
出願日2025-03-14,2021-05-20
発明の名称登録装置、情報処理装置、およびプログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07G 1/00 20060101AFI20250603BHJP(チェック装置)
要約【課題】値引販売に関する不正行為の抑制効果を高めることが可能な登録装置、情報処理装置、およびプログラムを提供する。
【解決手段】登録装置は、コードシンボルから商品識別情報を読取り、特典シンボルから特典情報を読取る読取部と、前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像する撮像部と、前記商品識別情報と商品画像に係る識別用データとを対応付けて記憶したメモリ部から前記商品識別情報に対応する識別用データを抽出する抽出部と、前記特典情報の読取時に前記撮像部が撮像した撮像データを取得する取得部と、前記抽出部が抽出した識別用データに基づいて、前記取得部が取得した撮像データに含まれる商品が前記読取部によって読み取られた商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引情報を登録する登録部とを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
商品に付されたコードシンボルから当該商品を識別する商品識別情報を読取るとともに、商品に付された特典シンボルから当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部と、
前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像する撮像部と、
前記商品識別情報と商品画像に係る識別用データとを対応付けて記憶したメモリ部から前記読取部が読み取った商品識別情報に対応する識別用データを抽出する抽出部と、
前記読取部による特典情報の読取時に前記撮像部が撮像した撮像データを取得する取得部と、
前記抽出部が抽出した識別用データに基づいて、前記取得部が取得した撮像データに含まれる商品が前記読取部によって読み取られた商品識別情報で識別される商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記読取部が読取った前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
を備える登録装置。
続きを表示(約 3,400 文字)【請求項2】
商品に付されたコードシンボルから当該商品を識別する商品識別情報を読取るとともに、商品に付された特典シンボルから当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部と、
前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像する撮像部と、
前記読取部による商品識別情報の読取時に前記撮像部が撮像した第1の撮像データ、および前記読取部による特典情報の読取時に前記撮像部が撮像した第2の撮像データを取得する取得部と、
前記第1の撮像データに含まれる商品が前記第2の撮像データに含まれる商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記読取部が読取った前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
を備える登録装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記第1の撮像データにおけるコードシンボルおよび特典シンボルを含む画像エリアと同一の画像エリアが前記第2の撮像データに含まれる場合、前記第1の撮像データに含まれる商品が前記第2の撮像データに含まれる商品と同一商品であると判定する、
請求項2に記載の登録装置。
【請求項4】
前記読取部は、特典情報を示すラベルが商品に付されていることを示すフラグ情報を読取り、
前記登録部は、前記フラグ情報読取部が前記フラグ情報を読取ってから所定時間経過しても前記読取部が前記特典情報を読取らない場合、前記商品識別情報で識別される商品の取引情報を登録しない、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の登録装置。
【請求項5】
商品を識別する商品識別情報および当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部から当該商品識別情報および当該特典情報が入力される入力部と、
前記商品識別情報と商品画像に係る識別用データとを対応付けて記憶したメモリ部から前記入力部に入力された商品識別情報に対応する識別用データを抽出する抽出部と、
前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像した撮像データであって、前記読取部による特典情報の読取時に撮像された撮像データを取得する取得部と、
前記抽出部が抽出した識別用データに基づいて、前記取得部が取得した撮像データに含まれる商品が前記入力部に入力された商品識別情報で識別される商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記入力部に入力された前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
を備える情報処理装置。
【請求項6】
商品を識別する商品識別情報および当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部から当該商品識別情報および当該特典情報が入力される入力部と、
前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像した撮像データであって、前記読取部による商品識別情報の読取時に撮像された第1の撮像データ、および前記読取部による特典情報の読取時に撮像された第2の撮像データを取得する取得部と、
前記第1の撮像データに含まれる商品が前記第2の撮像データに含まれる商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記入力部に入力された前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
を備える情報処理装置。
【請求項7】
商品に付されたコードシンボルから当該商品を識別する商品識別情報を読取るとともに、商品に付された特典シンボルから当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部と、前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像する撮像部と、を備えた登録装置をコンピュータで制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記商品識別情報と商品画像に係る識別用データとを対応付けて記憶したメモリ部から前記読取部が読み取った商品識別情報に対応する識別用データを抽出する抽出部と、
前記読取部による特典情報の読取時に前記撮像部が撮像した撮像データを取得する取得部と、
前記抽出部が抽出した識別用データに基づいて、前記取得部が取得した撮像データに含まれる商品が前記読取部によって読み取られた商品識別情報で識別される商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記読取部が読取った前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
して機能させるプログラム。
【請求項8】
商品に付されたコードシンボルから当該商品を識別する商品識別情報を読取るとともに、商品に付された特典シンボルから当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部と、前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像する撮像部と、を備えた登録装置をコンピュータで制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記読取部による商品識別情報の読取時に前記撮像部が撮像した第1の撮像データ、および前記読取部による特典情報の読取時に前記撮像部が撮像した第2の撮像データを取得する取得部と、
前記第1の撮像データに含まれる商品が前記第2の撮像データに含まれる商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記読取部が読取った前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
して機能させるプログラム。
【請求項9】
情報処理装置をコンピュータで制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
商品を識別する商品識別情報および当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部から当該商品識別情報および当該特典情報が入力される入力部と、
前記商品識別情報と商品画像に係る識別用データとを対応付けて記憶したメモリ部から前記入力部に入力された商品識別情報に対応する識別用データを抽出する抽出部と、
前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像した撮像データであって、前記読取部による特典情報の読取時に撮像された撮像データを取得する取得部と、
前記抽出部が抽出した識別用データに基づいて、前記取得部が取得した撮像データに含まれる商品が前記入力部に入力された商品識別情報で識別される商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記入力部に入力された前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
して機能させるプログラム。
【請求項10】
情報処理装置をコンピュータで制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
商品を識別する商品識別情報および当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部から当該商品識別情報および当該特典情報が入力される入力部と、
前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像した撮像データであって、前記読取部による商品識別情報の読取時に撮像された第1の撮像データ、および前記読取部による特典情報の読取時に撮像された第2の撮像データを取得する取得部と、
前記第1の撮像データに含まれる商品が前記第2の撮像データに含まれる商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、
前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記入力部に入力された前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、
して機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、登録装置、情報処理装置、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケットなどの店舗では、例えば生鮮食料品などの商品について、定価から一定金額を差し引いた金額で販売する値引販売や、定価から一定の割合の金額を差し引いた金額で販売する割引販売が行われている。なお、以下の説明においては、値引および割引を総称して「値引」といい、値引販売および割引販売を総称して「値引販売」という。
【0003】
値引販売を行う場合、店舗は顧客が値引情報を認識できるように値引金額等が印刷された値引シールを商品に貼り付ける。会計処理を行うために商品情報を登録する登録装置は、商品に付されたバーコードなどから商品を識別する商品コードを読取る。また、登録装置は、印字された値引金額等の文字情報や、文字情報とともに印字された値引情報を示すバーコードなどから値引情報を読取る。そして、登録装置は、読取った商品コードに基づいて取得した商品情報(商品名、価格等)と値引情報を含む取引情報の登録(以下、「商品登録」ともいう)を行う。
【0004】
一方、近年、人手不足を背景として、店舗では商品を購入する顧客によって操作される登録装置が実用化されている。この種の登録装置としては、例えばセルフPOS(Point Of Sales)端末やカートPOS端末と呼ばれるものが知られている。
【0005】
セルフPOS端末は、店舗の会計場所に設置され、顧客が持ち込んだ商品の商品登録と当該商品の支払にかかる操作を顧客自身が行うものである。カートPOS端末は、ショッピングカートにスキャナと情報端末とが設けられ、売り場において顧客がスキャナを用いて商品登録を行うものである。商品登録された商品の取引に関する取引情報は、顧客が代金を支払う際に会計処理を行う会計装置に転送される。また、上記タブレット端末とスキャナに代えて、顧客が所有するスマートフォン等の携帯端末を用いて商品登録するものも知られている。
【0006】
この種の登録装置では、顧客に商品登録を委ねているため、値引販売に関して顧客による不正行為が生じ得る。例えば、値引対象でない商品の商品コードをスキャナで読取らせた後に他の商品に付された値引シールを読取らせて商品登録されることなどが考えられる。このような不正を抑制するために、登録装置によって商品登録する際に当該商品の過去の取引履歴をチェックすることで不正を防止するものが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0007】
しかしながら、上記従来の技術では、顧客が購入する商品そのものに貼り付けられた値引きシールを確認するものではないため、不正行為の抑制効果が充分といえるものではなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、値引販売に関する不正行為の抑制効果を高めることが可能な登録装置、情報処理装置、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態の登録装置は、商品に付されたコードシンボルから当該商品を識別する商品識別情報を読取るとともに、商品に付された特典シンボルから当該商品の特典に関する特典情報を読取る読取部と、前記読取部の読取可能エリアを含む撮像エリアを撮像する撮像部と、前記商品識別情報と商品画像に係る識別用データとを対応付けて記憶したメモリ部から前記読取部が読み取った商品識別情報に対応する識別用データを抽出する抽出部と、前記読取部による特典情報の読取時に前記撮像部が撮像した撮像データを取得する取得部と、前記抽出部が抽出した識別用データに基づいて、前記取得部が取得した撮像データに含まれる商品が前記読取部によって読み取られた商品識別情報で識別される商品と同一商品であるか否か判定する判定部と、前記判定部が同一商品であると判定した場合、前記読取部が読取った前記商品識別情報および前記特典情報に基づいて、当該商品識別情報で識別される商品の取引に関する取引情報を登録する登録部と、を備えたものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1の実施形態の登録装置を含む会計システムの概略を示す図である。
図2は、第1の実施形態の登録装置が取り付けられたショッピングカートの外観を示す図である。
図3は、第1の実施形態に用いられる値引シールが貼られた商品を示す図である。
図4は、第1の実施形態の情報処理装置を含む登録装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5は、第1の実施形態の情報処理装置におけるメモリ部に記憶される商品マスタのデータ構成を示す図である。
図6は、第1の実施形態の情報処理装置における制御部の機能構成を示すブロック図である。
図7は、第1の実施形態の情報処理装置における制御部による登録処理の流れを示すフローチャートである。
図8は、第2の実施形態の情報処理装置における制御部の機能構成を示すブロック図である。
図9は、第2の実施形態の読取部による商品識別情報の読取時に撮像部が撮像した撮像データの一例を示す図である。
図10は、第2の実施形態の読取部による特典情報の読取時に撮像部が撮像した撮像データの一例を示す図である。
図11は、第2の実施形態の情報処理装置における制御部による登録処理の流れを示すフローチャートである。
図12は、第3の実施形態の情報処理装置における制御部による登録処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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