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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025087493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202192
出願日
2023-11-29
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250603BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 画像に対するヘッドシェーディングにおいて、処理のパフォーマンスの低下や、実施する構成の規模の増加を軽減させるための技術を提供すること。
【解決手段】 バンド単位の画像であるバンド画像に対して第1ヘッドシェーディングを行うことで得られる第1画像と、該第1画像に対して第2ヘッドシェーディングを行うことで得られる第2画像と、をアルファブレンディングする。アルファブレンディングにおける係数は、バンド画像におけるラインごとに切り替える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バンド単位の画像であるバンド画像に対して第1ヘッドシェーディングを行うことで得られる第1画像と、該第1画像に対して第2ヘッドシェーディングを行うことで得られる第2画像と、をアルファブレンディングするアルファブレンディング手段を備え、
前記アルファブレンディング手段は、前記アルファブレンディングにおける係数を、前記バンド画像におけるラインごとに切り替える
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
さらに、
入力画像を複数のバンド画像に分割する分割手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
さらに、
前記アルファブレンディングにおける係数を前記バンド画像におけるラインごとに保持する保持手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
バンド単位の画像であるバンド画像における印刷パスごとの画像である第1画像と、該第1画像に対してヘッドシェーディングを行うことで得られる第2画像と、をアルファブレンディングするアルファブレンディング手段を備え、
前記アルファブレンディング手段は、前記アルファブレンディングにおける係数を、前記第1画像ごとに切り替える
ことを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
さらに、
入力画像を複数のバンド画像に分割し、該バンド画像を印刷パスごとのパス画像に分割する分割手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
さらに、
前記アルファブレンディングにおける係数を前記第1画像ごとに保持する保持手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項7】
さらに、
前記アルファブレンディング手段によるアルファブレンディングにより得られる画像に基づいて印刷を行う印刷手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記印刷手段は、前記アルファブレンディング手段によるアルファブレンディングにより得られる画像に基づいて、ラインヘッドによる印刷を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記印刷手段は、前記アルファブレンディング手段によるアルファブレンディングにより得られる画像に基づいて、LEDヘッドによる印刷を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項10】
画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記画像処理装置のアルファブレンディング手段が、バンド単位の画像であるバンド画像に対して第1ヘッドシェーディングを行うことで得られる第1画像と、該第1画像に対して第2ヘッドシェーディングを行うことで得られる第2画像と、をアルファブレンディングし、
前記アルファブレンディングにおける係数を、前記バンド画像におけるラインごとに切り替える
ことを特徴とする画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット方式の記録装置で用いられる記録ヘッドは、その製造上のばらつきなどの原因により、複数のノズル間で吐出特性(吐出量や吐出方向など)にばらつきが生じることがある。このようなばらつきがあると、記録される画像に濃度むらが生じるため、インクジェットプリンタ内では特許文献1に記載のような吐出特性のキャリブレーションとしてヘッドシェーディング(HS)技術を用いることが知られている。また、フルカラーによる印刷を行うインクジェットプリンタにおいては、単色の補正であるHSだけでなく、特許文献2に記載のような複数色の色味に対してキャリブレーションを行うカラーシェーディングと呼ばれる補正を行うことで吐出特性のばらつきを抑え、色むらの少ない印刷画像を得ることが求められている。
【0003】
また、シリアルプリンタでは、高速化によるノズル列の長尺化に伴う、縦つなぎヘッド(記録ヘッドを縦に連結した構成)などで、HSが必要とされることがある。1ノズル列の中でHSの補正量を変化させるような場合で、かつ多パスの印字を行う場合には、量子化前の多値データに対してHSを実施する系では、細かな階調での補正が可能な特徴がある一方で、画像データのあるラインの画素と、その画素を吐出するノズルの位置が1対1とならないことがある。そのため、特許文献3に記載のように、ノズル列のHSと、そのノズル列ごとの寄与率をもとに補正することも必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-13674号公報
特開2014-111387号公報
特開2011-25685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような補正は、一般的に記録ヘッドのノズルの吐出特性に応じたLUT(Look Up Table)によるテーブル変換処理を用いているが、縦つなぎヘッドを備えるインクジェット装置においては、HSとの対応を厳密に行うためには、多パスにおける各パスで使用されるノズルごとに異なるHSテーブルと対応させる必要がある。そのため、HSテーブルを同じ画素に複数テーブル重ねて補正することや、その補正の効き具合をライン単位で調整するなどの対応が求められているが、処理効率が乏しく悪化し、また複数テーブルを配置するため、回路規模や処理負荷影響が大きく、困難である。
【0006】
また、画像形成にページ幅分の多数のノズル列を使用するラインヘッドを備えるインクジェット装置においては、ページ処理を行う際にノズルの位置によってHSテーブルを持ち、そのHSテーブルを画像形成する画像の位置に応じて切り替えて使用することが必要となっている。しかし、1ページの画像を処理する際に何度もHSテーブルの入れ替えることが必要となり、転送時のメモリ帯域や入れ替え処理時間がパフォーマンスや回路規模へと影響を及ぼす。また、HSテーブルの切り替え回数を減らすことでパフォーマンスが改善するが、HSの補正精度とのトレードオフの関係となることから、HSの補正にはテーブル入れ替え頻度を低減させてパフォーマンスを改善することが求められていた。本発明では、画像に対するヘッドシェーディングにおいて、処理のパフォーマンスの低下や、実施する構成の規模の増加を軽減させるための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一様態は、バンド単位の画像であるバンド画像に対して第1ヘッドシェーディングを行うことで得られる第1画像と、該第1画像に対して第2ヘッドシェーディングを行うことで得られる第2画像と、をアルファブレンディングするアルファブレンディング手段を備え、前記アルファブレンディング手段は、前記アルファブレンディングにおける係数を、前記バンド画像におけるラインごとに切り替えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像に対するヘッドシェーディングにおいて、処理のパフォーマンスの低下や、実施する構成の規模の増加を軽減させるための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
処理部201の構成例を示すブロック図。
インクジェットプリンタ200のハードウェア構成例を示すブロック図。
インクジェットプリンタ200による印刷対象画像の印刷処理のフローチャート。
印刷対象画像を複数のバンド画像に分割する一例を示す図。
記録処理部205の構成例を示す図。
記録ヘッド503と印刷対象画像との対応関係を示す図。
吐出ノズル600のばらつきによる記録画像の一例を示す図。
より濃度を上げた/下げた画像をHSを介して記録した結果の一例を示す図。
α係数テーブル108の構成例を示す図。
処理部205の構成例を示す図。
記録ヘッド1001と印刷対象画像との対応関係を示す図。
印刷媒体P上に4パス印字によって印字を行う際のノズル列1002の位置と、印刷媒体Pと、の関係を示す図。
処理部201の構成例を示すブロック図。
インクジェットプリンタ200による印刷対象画像の印刷処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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