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公開番号2025087471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202156
出願日2023-11-29
発明の名称電池モジュール
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/291 20210101AFI20250603BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の電池セルが積層する構造において電池セルの位置ずれを抑制することができる電池モジュールを提供すること。
【解決手段】複数の電池セルと複数の樹脂製枠体とが交互に積層された積層体を備える電池モジュールであって、樹脂製枠体は、積層体の積層方向において隣り合う電池セルに挟まれるセパレータ部と、積層方向と直交する直交方向において電池セルの縁部よりも外側に設けられ、セパレータ部から積層方向の一方側に突出し、積層方向に対して積層体の中心軸側へ傾斜したテーパ部と、直交方向において電池セルの縁部よりも外側に設けられ、セパレータ部から積層方向の他方側に突出するガイド部と、を有し、テーパ部は、隣接する樹脂製枠体のガイド部に差し込まれた状態で当該ガイド部に当接し、積層体が積層方向に圧縮されることにより当該ガイド部から中心軸側に作用する荷重を受ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルと複数の樹脂製枠体とが交互に積層された積層体を備える電池モジュールであって、
前記樹脂製枠体は、
前記積層体の積層方向において隣り合う前記電池セルに挟まれるセパレータ部と、
前記積層方向と直交する直交方向において前記電池セルの縁部よりも外側に設けられ、前記セパレータ部から前記積層方向の一方側に突出し、前記積層方向に対して前記積層体の中心軸側へ傾斜したテーパ部と、
前記直交方向において前記電池セルの縁部よりも外側に設けられ、前記セパレータ部から前記積層方向の他方側に突出するガイド部と、を有し、
前記テーパ部は、隣接する前記樹脂製枠体の前記ガイド部に差し込まれた状態で当該ガイド部に当接し、前記積層体が前記積層方向に圧縮されることにより当該ガイド部から前記中心軸側に作用する荷重を受ける
ことを特徴とする電池モジュール。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記テーパ部は、
前記積層体の高さ方向において前記電池セルの上側縁部よりも上側に設けられた上側テーパ部と、
前記高さ方向において前記電池セルの下側縁部よりも下側に設けられた下側テーパ部と、を有し、
前記ガイド部は、
前記上側テーパ部が差し込まれる上側ガイド部と、
前記下側テーパ部が差し込まれる下側ガイド部と、を有し
隣接する前記樹脂製枠体では、前記積層体が前記積層方向に圧縮されることにより前記上側ガイド部から前記上側テーパ部に前記高さ方向の下側の荷重が作用し、かつ前記下側ガイド部から前記下側テーパ部に前記高さ方向の上側の荷重が作用する
ことを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記上側テーパ部の剛性は、前記下側テーパ部の剛性とは異なる大きさである
ことを特徴とする請求項2に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記テーパ部は、
前記積層体の幅方向において前記電池セルの一方側縁部よりも外側に設けられた一方側テーパ部と、
前記幅方向において前記電池セルの他方側縁部よりも外側に設けられた他方側テーパ部と、を有し、
前記ガイド部は、
前記一方側テーパ部が差し込まれる一方側ガイド部と、
前記他方側テーパ部が差し込まれる他方側ガイド部と、を有し、
隣接する前記樹脂製枠体では、前記積層体が前記積層方向に圧縮されることにより前記一方側ガイド部から前記一方側テーパ部に前記幅方向の他方側の荷重が作用し、かつ前記他方側ガイド部から前記他方側テーパ部に前記幅方向の一方側の荷重が作用する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記一方側テーパ部の剛性は、前記下側テーパ部の剛性とは異なる大きさである
ことを特徴とする請求項4に記載の電池モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電池セルと複数のセパレータとが積層した電池モジュールについて、積層時に積層方向への加圧および加圧解除と、積層方向に対して直交する直交方向への加圧および加圧解除とを繰り返して電池セルを位置決めすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-125550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、最終的に積層方向へと加圧する工程時に電池セルへの積層方向と直交する方向の面抑えがないため、最終的に電池セルが高さ方向や幅方向に位置ずれする虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、複数の電池セルが積層する構造において電池セルの位置ずれを抑制することができる電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の電池セルと複数の樹脂製枠体とが交互に積層された積層体を備える電池モジュールであって、前記樹脂製枠体は、前記積層体の積層方向において隣り合う前記電池セルに挟まれるセパレータ部と、前記積層方向と直交する直交方向において前記電池セルの縁部よりも外側に設けられ、前記セパレータ部から前記積層方向の一方側に突出し、前記積層方向に対して前記積層体の中心軸側へ傾斜したテーパ部と、前記直交方向において前記電池セルの縁部よりも外側に設けられ、前記セパレータ部から前記積層方向の他方側に突出するガイド部と、を有し、前記テーパ部は、隣接する前記樹脂製枠体の前記ガイド部に差し込まれた状態で当該ガイド部に当接し、前記積層体が前記積層方向に圧縮されることにより当該ガイド部から前記中心軸側に作用する荷重を受けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、複数の電池セルが積層する構造において電池セルの位置ずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における電池モジュールを示す模式図である。
積層体の構造を説明するための図である。
電池セルと樹脂製枠体との構造を模式的に示す図である。
樹脂製枠体の構造を模式的に示す図である。
樹脂製枠体が薄枠と厚枠とによりに構成される場合を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電池モジュールについて具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電池モジュールを示す模式図である。電池モジュール1は、複数の電池セル2と、複数の樹脂製枠体3と、を備える。図2に示すように、電池モジュール1は、複数の電池セル2と複数の樹脂製枠体3とが交互に積層された積層体10を備える。なお、以下の説明では、樹脂製枠体3を単に枠体3と記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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