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公開番号2025087289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201845
出願日2023-11-29
発明の名称充電器制御装置及び充電器制御システム
出願人平河ヒューテック株式会社
代理人弁理士法人平田国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250603BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】特定の通信規格以外の他の通信規格に対応した既存の充電器の充電サイトへの活用が容易な充電器制御装置及び充電器制御システムを提供する。
【解決手段】充電器制御装置4は、サーバ2から送信された物理層の第1通信規格に準拠した形式の第1メッセージに基づいて、充電サイト7に設置された、物理層の第2通信規格に対応する電動車両用の充電器6を制御する充電器制御装置であって、第1メッセージを物理層の第2通信規格に準拠した形式の第2メッセージに変換するメッセージ変換部42aと、第2メッセージを充電器6に送信して当該充電器6を制御する充電器制御部43とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
サーバから送信された物理層の第1通信規格に準拠した形式の第1メッセージに基づいて、充電サイトに設置された、物理層の第2通信規格に対応する電動車両用の充電器を制御する充電器制御装置であって、
前記第1メッセージを前記物理層の第2通信規格に準拠した形式の第2メッセージに変換するメッセージ変換部と、
前記第2メッセージを前記充電器に送信して当該充電器を制御する充電器制御部と、
を備えた充電器制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記メッセージ変換部は、前記第1メッセージに含まれる予約情報に基づいて、充電開始が必要になったとき、前記第1メッセージを前記第2メッセージに変換する、
請求項1に記載の充電器制御装置。
【請求項3】
前記メッセージ変換部は、前記予約情報が即時充電要求である場合は、即時に前記第1メッセージを前記第2メッセージに変換する、
請求項2に記載の充電器制御装置。
【請求項4】
前記メッセージ変換部は、前記予約情報が予約充電開始時刻である場合は、現在時刻が前記予定充電開始時刻に達したとき、前記第1メッセージを前記第2メッセージに変換する、
請求項2に記載の充電器制御装置。
【請求項5】
前記充電器は、前記物理層の第2通信規格に対応する複数の充電器であり、
前記充電器制御部は、前記予約情報及び前記複数の充電器の空き状況に基づいて制御対象の前記充電器を決定し、決定した前記充電器に前記第2メッセージを送信する充電器決定部、
を備えた請求項2に記載の充電器制御装置。
【請求項6】
前記物理層の第1通信規格は、LAN、LTE又はWi-Fiであり、
前記物理層の第2通信規格は、シリアル通信規格である、
請求項5に記載の充電器制御装置。
【請求項7】
前記メッセージ変換部は、前記物理層の第1通信規格、及びアプリケーション層の第1通信規格に準拠した前記第1メッセージを前記物理層の第2通信規格、及びアプリケーション層の第2通信規格に準拠した前記第2メッセージに変換する、
請求項6に記載の充電器制御装置。
【請求項8】
前記アプリケーション層の第1通信規格は、オープン充電ポイントプロトコル(OCPP)であり、
前記アプリケーション層の前記第2通信規格は、前記オープン充電ポイントプロトコル(OCPP)以外の通信プロトコルである、
請求項7に記載の充電器制御装置。
【請求項9】
請求項5から8のいずれか1項に記載の充電器制御装置と、
前記物理層の第2通信規格に対応する電動車両用の前記複数の充電器と、
前記充電器制御装置と前記複数の充電器とを接続する前記物理層の第2通信規格に対応する通信路と、
を備えた充電器制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電器制御装置及び充電器制御システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、充電サイトに配置されたEV充電器をコントローラによって制御するEV充電器制御システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載されたEV充電器制御システムは、サーバと通信するサイトコントローラと、サイトコントローラに制御される第1EV充電器及び第2EV充電器とを備える。サイトコントローラは、第1EV充電器に対してオープン充電ポイントプロトコル(OCPP:Open Charge Point Protocol)を用いて制御し、第2EV充電器に対してOCPPとは別の通信プロトコルを用いて制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-70627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のEV充電器制御システムによると、サイトコントローラとEV充電器との間の通信プロトコルは、EV充電器メーカ独自のものも使用しているため、EV充電器間で互換性がなく、複数のEV充電器を同時に制御することが難しくなる。また、充電サイトに設置する充電器を特定の通信規格(例えば、OCPP)に対応するものに統一すると、特定の通信規格以外の他の通信規格に対応した既存の充電器を充電サイトに活用することが難しくなる。
【0006】
本発明の課題は、特定の通信規格以外の他の通信規格に対応した既存の充電器の充電サイトへの活用が容易な充電器制御装置及び充電器制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]サーバから送信された物理層の第1通信規格に準拠した形式の第1メッセージに基づいて、充電サイトに設置された、物理層の第2通信規格に対応する電動車両用の充電器を制御する充電器制御装置であって、
前記第1メッセージを前記物理層の第2通信規格に準拠した形式の第2メッセージに変換するメッセージ変換部と、
前記第2メッセージを前記充電器に送信して当該充電器を制御する充電器制御部と、を備えた充電器制御装置。
[2]前記メッセージ変換部は、前記第1メッセージに含まれる予約情報に基づいて、充電開始が必要になったとき、前記第1メッセージを前記第2メッセージに変換する、前記[1]に記載の充電器制御装置。
[3]前記メッセージ変換部は、前記予約情報が即時充電要求である場合は、即時に前記第1メッセージを前記第2メッセージに変換する、前記[2]に記載の充電器制御装置。
[4]前記メッセージ変換部は、前記予約情報が予約充電開始時刻である場合は、現在時刻が前記予定充電開始時刻に達したとき、前記第1メッセージを前記第2メッセージに変換する、前記[2]に記載の充電器制御装置。
[5]前記充電器は、前記物理層の第2通信規格に対応する複数の充電器であり、
前記充電器制御部は、前記予約情報及び前記複数の充電器の空き状況に基づいて制御対象の前記充電器を決定し、決定した前記充電器に前記第2メッセージを送信する充電器決定部、を備えた前記[2]に記載の充電器制御装置。
[6]前記物理層の第1通信規格は、LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)又はWi-Fi(Wireless Fidelity)であり、
前記物理層の第2通信規格は、シリアル通信規格である、前記[5]に記載の充電器制御装置。
[7]前記メッセージ変換部は、前記物理層の第1通信規格、及びアプリケーション層の第1通信規格に準拠した前記第1メッセージを前記物理層の第2通信規格、及びアプリケーション層の第2通信規格に準拠した前記第2メッセージに変換する、前記[6]に記載の充電器制御装置。
[8]前記アプリケーション層の第1通信規格は、オープン充電ポイントプロトコル(OCPP)であり、
前記アプリケーション層の前記第2通信規格は、前記オープン充電ポイントプロトコル(OCPP)以外の通信プロトコルである、前記[7]に記載の充電器制御装置。
[9]前記[5]から[8]のいずれか1つに記載の充電器制御装置と、
前記物理層の第2通信規格に対応する電動車両用の前記複数の充電器と、
前記充電器制御装置と前記複数の充電器とを接続する前記物理層の第2通信規格に対応する通信路と、を備えた充電器制御システム。
【発明の効果】
【0008】
請求項1、7-9に係る発明によれば、特定の通信規格以外の他の通信規格に対応した既存の充電器の充電サイトへの活用が容易となる。
請求項2-4に係る発明によれば、充電開始が必要になったタイミングで第1メッセージを第2メッセージに変換することで、効率的にメッセージの変換を行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、複数の充電器の空き状況に応じて効率的に充電器を運用することができる。
請求項6に係る発明によれば、物理層の第2通信規格としてシリアル通信規格を採用することにより、物理層の第1通信規格と比較してノイズの影響を受け難くなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施の形態に係る充電器制御システムの一例を示す図である。
図2(a)は、空き状況テーブルの一例を示す図、図2(b)は、履歴テーブルの一例を示す図である。
図3は、充電器制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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