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公開番号2025087149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201597
出願日2023-11-29
発明の名称電解コンデンサ用電極箔、電解コンデンサ、および電解コンデンサ用電極箔の製造方法
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人河崎特許事務所
主分類H01G 9/042 20060101AFI20250603BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電解コンデンサの容量の低下および漏れ電流の増大を抑制する。
【解決手段】電解コンデンサ用電極箔は、弁作用金属を含む陽極体と、陽極体の少なくとも一部を覆う介在層と、介在層の少なくとも一部を覆う第1誘電体層と、を備える。介在層は、亜鉛元素を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
弁作用金属を含む陽極体と、
前記陽極体の少なくとも一部を覆う介在層と、
前記介在層の少なくとも一部を覆う第1誘電体層と、を備え、
前記介在層は、亜鉛元素を含む、電解コンデンサ用電極箔。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記第1誘電体層は、第1金属の酸化物を含み、
前記第1金属は、チタンを含む、請求項1に記載の電解コンデンサ用電極箔。
【請求項3】
前記弁作用金属は、タンタル、ニオブおよびアルミニウムからなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の電解コンデンサ用電極箔。
【請求項4】
前記介在層の厚みT0は、前記第1誘電体層の厚みT1よりも小さい、請求項1に記載の電解コンデンサ用の電極箔。
【請求項5】
前記介在層の厚みT0は、0.5nm以上、3.0nm以下である、請求項1に記載の電解コンデンサ電極箔。
【請求項6】
前記陽極体と前記介在層との間に、前記弁作用金属の酸化物を含む第2誘電体層を備える、請求項1に記載の電解コンデンサ用電極箔。
【請求項7】
請求項1に記載の電解コンデンサ用電極箔と、
前記第1誘電体層の少なくとも一部を覆う陰極部と、を備える、電解コンデンサ。
【請求項8】
弁作用金属を含む陽極体を準備する第1工程と、
前記陽極体の少なくとも一部を覆う介在層を形成する第2工程と、
前記介在層の少なくとも一部を覆う第1誘電体層を形成する第3工程と、を含み、
前記介在層は、亜鉛元素を含む、電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
【請求項9】
前記第1誘電体層は、第1金属の酸化物を含み、
前記第1金属は、チタンを含む、請求項8に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
【請求項10】
前記弁作用金属は、タンタル、ニオブおよびアルミニウムからなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項8に記載の電解コンデンサ用電極箔の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電解コンデンサ用電極箔、電解コンデンサ、および電解コンデンサ用電極箔の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
電解コンデンサの電極箔は、弁作用金属を含む陽極体と、陽極体の表面の少なくとも一部を覆う誘電体層と、を備える。
【0003】
特許文献1は、「弁作用金属を含む基材と、前記基材の表面を覆う異種金属複合層と、を備え、前記異種金属複合層は、第1金属および前記第1金属と異なる第2金属が混在する混在領域を含み、前記混在領域が、前記異種金属複合層の厚さ方向の少なくとも50%を構成し、前記混在領域の全金属に対する前記第1金属の含有率M1および前記第2金属の含有率M2は、それぞれ、1原子%以上である、電解コンデンサ用電極箔」を開示している。
【0004】
特許文献2は、「第1の金属層、約0.03~約2ミクロンの厚さを有する誘電体層、および第2の金属層を含む少なくとも1つの薄層コンデンサとして働くかまたは形成するための層構造物」を開示している。また、特許文献2は、上記の層構造物が、「誘電体層と第2の金属層の間に特定の厚さの接着層をさらに含む」こと、および、「接着層が酸化亜鉛である」ことを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/024772号
特開2000-164460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
陽極体の表面に自然酸化皮膜が存在することにより、電解コンデンサの容量が低下したり、漏れ電流が増大したりすることがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面は、弁作用金属を含む陽極体と、前記陽極体の少なくとも一部を覆う介在層と、前記介在層の少なくとも一部を覆う第1誘電体層と、を備え、前記介在層は、亜鉛元素を含む、電解コンデンサ用電極箔に関する。
【0008】
本開示の別の側面は、上記の電解コンデンサ用電極箔と、前記第1誘電体層の少なくとも一部を覆う陰極部と、を備える、電解コンデンサに関する。
【0009】
本開示の更に別の側面は、弁作用金属を含む陽極体を準備する第1工程と、前記陽極体の少なくとも一部を覆う介在層を形成する第2工程と、前記介在層の少なくとも一部を覆う第1誘電体層を形成する第3工程と、を含み、前記介在層は、亜鉛元素を含む、電解コンデンサ用電極箔の製造方法に関する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、電解コンデンサの容量の低下および漏れ電流の増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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