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公開番号2025085280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199049
出願日2023-11-24
発明の名称認証システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60R 25/25 20130101AFI20250529BHJP(車両一般)
要約【課題】専用の車載カメラを設けることなく、簡素な構成で顔認証できる技術を提供する。
【解決手段】認証システム2において、カメラ(側方カメラ20c,20d)は、車両のサイドミラーの下部に設けられ、当該サイドミラーが使用状態にあるときに当該車両付近の側方の路面を撮影可能である。ミラー駆動部26は、カメラが車両の側方の人物の顔を撮像可能となる位置にサイドミラーを格納する。認証部42は、サイドミラーが格納状態にあるとき、カメラで撮像された人物の顔の画像に基づいて顔認証を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両のサイドミラーの下部に設けられ、当該サイドミラーが使用状態にあるときに当該車両付近の側方の路面を撮影可能なカメラと、
前記カメラが前記車両の側方の人物の顔を撮像可能となる位置に前記サイドミラーを格納するミラー駆動部と、
前記サイドミラーが格納状態にあるとき、前記カメラで撮像された人物の顔の画像に基づいて顔認証を行う認証部と、
を備えることを特徴とする認証システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、顔認証を行う車両用の認証システムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
車両に近づいてきた人物を顔認証するための専用のカメラを車両のＢピラー等に設ける構成が知られている。顔認証専用のカメラによるコスト増加と、ボディ構造の変更によるコスト増加を抑制するため、物体認識用などの側方カメラを顔認証にも利用する技術も知られている。
【０００３】
特許文献１は、車両の車室外を撮像する車外カメラと、車両の車室内を撮像する車内カメラと、を備え、車両の開閉部の開錠を制御する開錠制御装置を開示する。この装置は、車両が走行状態である場合、車内カメラにより撮像された車室内の映像であって、車両の乗員の顔を含む第１映像を取得する。走行状態から停車状態に切り替わった後、車両の運転支援に用いる映像を撮像する第１撮像範囲から、車室外の人の顔を撮像するための第２撮像範囲に車外カメラの撮像範囲を変更し、第２撮像範囲が車外カメラにより撮像された第２映像を取得する。そして、第１映像に含まれる乗員の顔と、第２映像に含まれる人の顔とを比較することで顔認証を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－８２９５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
車両の側方に設けられるカメラとして、例えば、物体認識用の側方カメラと、運転者が車両周辺を確認するための画像を撮影する周辺監視用の側方カメラとがある。
【０００６】
物体認識用の側方カメラは、相対的に遠距離の車や歩行者を検出するために遠距離にピントが合っているので、相対的に近距離の顔はぼけてしまい、顔認証に用いることは困難である。特許文献１の技術では、車外カメラは、顔認証の際に撮像範囲を変更するとともに焦点距離を変更するため、車外カメラの構成が複雑である。
【０００７】
周辺監視用の側方カメラは、車両付近の路面を撮影するために相対的に近い距離にピントが合っている。しかし、このカメラは、サイドミラーの下部に路面を向いて設けられているため、人物の顔を撮影することは困難である。
【０００８】
本発明の目的は、専用の車載カメラを設けることなく、簡素な構成で顔認証できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の認証システムは、車両のサイドミラーの下部に設けられ、当該サイドミラーが使用状態にあるときに当該車両付近の側方の路面を撮影可能なカメラと、前記カメラが前記車両の側方の人物の顔を撮像可能となる位置に前記サイドミラーを格納するミラー駆動部と、前記サイドミラーが格納状態にあるとき、前記カメラで撮像された人物の顔の画像に基づいて顔認証を行う認証部と、を備える。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、専用の車載カメラを設けることなく、簡素な構成で顔認証できる技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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