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公開番号
2025085272
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199037
出願日
2023-11-24
発明の名称
多孔質体
出願人
株式会社イノアックコーポレーション
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08J
9/26 20060101AFI20250529BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】変色が抑制された多孔質体を提供すること。
【解決手段】本技術では、樹脂と、フェノール系酸化防止剤と、カルボン酸、又はその塩と、を含む、多孔質体を提供する。前記多孔質体は、前記樹脂と、前記フェノール系酸化防止剤と、前記カルボン酸、又はその塩と、気孔形成材と、を含む樹脂組成物から、前記気孔形成材を抽出除去してなるものであってもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂と、
フェノール系酸化防止剤と、
カルボン酸、又はその塩と、
を含む、多孔質体。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記カルボン酸、又はその塩が、複数のカルボキシ基を有する、請求項1に記載の多孔質体。
【請求項3】
前記カルボン酸、又はその塩が、ヒドロキシ基を有するヒドロキシ酸である、請求項1に記載の多孔質体。
【請求項4】
前記樹脂と、前記フェノール系酸化防止剤と、前記カルボン酸、又はその塩と、気孔形成材と、を含む樹脂組成物から、前記気孔形成材を抽出除去してなる、請求項1に記載の多孔質体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、多孔質体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、樹脂を用いた多孔質体が製造されている。従来における多孔質体の製造方法としては、例えば、湿式法又は乾式法で、水に可溶な気孔形成材を混入・分散させた成形体を形成し、その後に気孔形成材を抽出除去することにより、多孔質体を製造するものがある。
【0003】
ここで、酸化防止を目的として、フェノール系酸化防止剤などが使用されることがあるが、酸化防止剤の経時的な構造変化が多孔質体の変色(例えば、黄変、ピンキングなど)に繋がることが知られている。
【0004】
これに対し、例えば、特許文献1では、ポリオレフィンと、炭素数10~30の飽和脂肪酸のエステル化物である高級脂肪酸エステルと、片ヒンダードフェノール系酸化防止剤と、特定の化学式(I)又は化学式(II)で示されるリン系酸化防止剤とを含有し、前記高級脂肪酸エステルの含有量がポリオレフィン100質量部に対して0.1~1.0質量部、前記片ヒンダードフェノール系酸化防止剤の含有量がポリオレフィン100質量部に対して0.03~0.3質量部、前記リン系酸化防止剤の含有量がポリオレフィン100質量部に対して0.03~0.3質量部である、ポリオレフィン樹脂組成物が提案されている。
【0005】
また、例えば、特許文献2では、主材としてのポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、可塑剤を10重量部以上60重量部以下、及び安定剤を1重量部以上5重量部以下含有し、酸化防止剤としてフェノール系酸化防止剤を配合しないか、又は、フェノール系酸化防止剤を配合する場合に、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対する含有量が0.06重量部以下で、かつ全組成物中の含有量が500重量ppm以下である、ことを特徴とするポリ塩化ビニル系樹脂フィルムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-203864号公報
特開2022-181729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来、樹脂を用いた多孔質体に関する技術が開発されてはいるものの、多孔質体に対するニーズが多様化し、変色が抑制された多孔質体の開発は十分ではないという実情がある。
【0008】
そこで、本技術では、変色が抑制された多孔質体を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本技術では、
樹脂と、
フェノール系酸化防止剤と、
カルボン酸、又はその塩と、
を含む、多孔質体を提供する。
前記カルボン酸、又はその塩は、複数のカルボキシ基を有していてよい。
前記カルボン酸、又はその塩は、ヒドロキシ基を有するヒドロキシ酸であってよい。
本技術に係る多孔質体は、前記フェノール系酸化防止剤と、前記カルボン酸、又はその塩と、気孔形成材と、を含む樹脂組成物から、前記気孔形成材を抽出除去してなるものであってもよい。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本技術を実施するための好適な形態について説明する。
以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、いずれの実施形態も組み合わせることが可能である。また、これらにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
(【0011】以降は省略されています)
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