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公開番号2025085183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198882
出願日2023-11-24
発明の名称電源システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類B60L 58/18 20190101AFI20250529BHJP(車両一般)
要約【課題】メイン電源が失陥した場合に、サブ電源から適切な負荷への電力供給を行うことが可能な電源システムを提供する。
【解決手段】車両に搭載される電源システムであって、負荷に電力を供給する第1電源と、第1電源をバックアップ可能な第2電源と、第2電源の放電量を計測する計測部と、第2電源の電力供給先の負荷を制御する制御部と、を備え、制御部は、第1電源が失陥した場合、放電量が所定の閾値に達するまでは、第2電源の電力を第1負荷に供給し、放電量が所定の閾値に達した後は、第2電源の電力供給先を第2負荷に切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される電源システムであって、
負荷に電力を供給する第1電源と、
前記第1電源をバックアップ可能な第2電源と、
前記第2電源の放電量を計測する計測部と、
前記第2電源の電力供給先の前記負荷を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1電源が失陥した場合、
前記放電量が所定の閾値に達するまでは、前記第2電源の電力を第1負荷に供給し、
前記放電量が前記所定の閾値に達した後は、前記第2電源の電力供給先を第2負荷に切り替える、電源システム。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記第1負荷は、自動運転に関する機能を実現する負荷であり、
前記第2負荷は、非自動運転に関する機能を実現する負荷であり、
前記所定の閾値は、前記車両の自動運転時に前記第1電源が失陥した場合において、運転の権限をシステムからドライバーに移譲させるタイミングに基づいて設定される、請求項1に記載の電源システム。
【請求項3】
前記タイミングは、前記ドライバーによって所定の退避走行を完了できる電力が前記第2電源に残っているタイミングである、請求項2に記載の電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載された複数の電源による電力供給を制御する電源システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、自動運転時にメイン電源をバックアップすることが可能なサブ電源を制御する制御装置が開示されている。この制御装置では、イグニッションオン後の手動運転の期間に推定したサブ電源の状態に基づいて、サブ電源が自動運転の退避走行時に必要なバックアップ電力を出力可能であると判断できれば、自動運転を許可できる状態にすることが、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-156228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、自動運転時においてメイン電源が失陥した場合の退避走行時に必要なサブ電源のバックアップ電力は、退避走行時に必要とされる最大の電流パターン(電力)で予め定義されている。しかしながら、実際の退避走行においては、この定義されたバックアップ電力が足りなくなる可能がゼロではない。このバックアップ電力が足りなくなるような場合にも退避走行を最後まで完了させるために、システムによる自動運転からドライバーによる非自動運転へ権限を移譲することが考えられる。この権限移譲にあたっては、適切な負荷への電力供給の切り替え制御が必要となる。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、メイン電源が失陥した場合に、サブ電源から適切な負荷への電力供給を行うことが可能な電源システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、車両に搭載される電源システムであって、負荷に電力を供給する第1電源と、第1電源をバックアップ可能な第2電源と、第2電源の放電量を計測する計測部と、第2電源の電力供給先の負荷を制御する制御部と、を備え、制御部は、第1電源が失陥した場合、放電量が所定の閾値に達するまでは、第2電源の電力を第1負荷に供給し、放電量が所定の閾値に達した後は、第2電源の電力供給先を第2負荷に切り替える、電源システムである。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の電源システムによれば、第2電源の放電量を監視して電力供給先の負荷を切り替えるので、第1電源が電源失陥した場合に第2電源の放電量に応じた適切な負荷への電力供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る電源システムとその周辺部の機能ブロック図
電源システムが実行する電源失陥時の電力供給制御の処理フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示による電源システムは、メイン電源をバックアップするために冗長的に設けられたサブ電源の放電量を計測する機能を備えている。この機能により、メイン電源が失陥した場合などに、サブ電源の放電量に応じて電力を供給する負荷を適切に切り替えることが可能となる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る電源システム100とその周辺部の機能ブロック図である。図1に例示した機能ブロックは、電源システム100と、複数の第1負荷210と、複数の第2負荷220と、を備えている。電源システム100は、第1電源110と、DCDCコンバーター(DDC)120と、第2電源130と、計測部140と、制御部150と、を備えている。制御部150は、複数の第1スイッチ(SW)151と、複数の第2スイッチ(SW)152と、第3スイッチ(SW)153と、マイコン154と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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