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公開番号
2025085133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198799
出願日
2023-11-24
発明の名称
回収分離装置及び回収分離システム
出願人
株式会社イヤマトータルブリッジサポート
代理人
個人
主分類
B24C
9/00 20060101AFI20250529BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】ブラスト作業への影響を抑制するとともに、回収作業を連続的に行うことを可能とする回収分離装置及び回収分離システムを提供する。
【解決手段】回収分離装置2は、タンク流下部21を有する回収タンク11と、貯留ダンパ流下部34を有する貯留ダンパ32とを備える。タンク流下部21の下部には、第1開閉弁22が設けられ、貯留ダンパ流下部34の下部には、第2開閉弁35が設けられている。第1開閉弁22、第2開閉弁35は、それぞれ第1アクチュエータ、第2アクチュエータによって開閉動作し、各アクチュエータは制御手段によって制御される。各開閉弁22、35が閉状態となる第1状態と、第1開閉弁22が開状態かつ第2開閉弁35が閉状態となる第2状態と、第1開閉弁22が閉状態かつ第2開閉弁35が開状態となる第3状態とを切換えることで、ブラスト作業への影響を抑制し、回収作業を連続的に行うことができる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ブラスト作業により生じた使用済みの研削材及び粉塵を吸引し回収可能な回収タンクを備え、
前記回収タンクは、
吸引用ホースを接続可能な吸引口と、
前記回収タンク内に設けられ、前記研削材と前記粉塵とを分別可能な分別手段と、
所定の吸引手段により生じた負圧を前記回収タンクの内部空間に作用させるとともに、
前記回収タンクの内部空間にある前記粉塵を外部へと排出可能な排出口とを有してなる回収分離装置であって、
前記回収タンクの下部に対応して設けられ、前記回収タンクの内部空間にある前記研削材を流下可能なタンク流下部と、
前記タンク流下部から流下する前記研削材を貯留可能に構成された貯留手段と、
前記貯留手段の下部に対応して設けられ、前記貯留手段の内部空間にある前記研削材を流下可能な貯留手段流下部と、
前記タンク流下部に対応して設けられた第1開閉弁と、当該第1開閉弁を開閉動作させる第1アクチュエータと、
前記貯留手段流下部に対応して設けられた第2開閉弁と、当該第2開閉弁を開閉動作させる第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータを制御する制御手段とを具備し、
前記制御手段は、
前記第1開閉弁が閉状態となり、かつ、前記第2開閉弁が閉状態となる第1状態と、
前記第1開閉弁が開状態となり、かつ、前記第2開閉弁が閉状態となる第2状態と、
前記第1開閉弁が閉状態となり、かつ、前記第2開閉弁が開状態となる第3状態とを切換えるべく、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータを制御することを特徴とする回収分離装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、
前記第1状態となってから所定の第1時間経過後に前記第2状態となり、
前記第2状態となってから所定の第2時間経過後に前記第3状態となり、
前記第3状態となってから所定の第3時間経過後に前記第1状態となるように前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1に記載の回収分離装置。
【請求項3】
前記所定の第3時間は、前記貯留手段に貯留されていた全ての前記研削材が、前記貯留手段流下部よりも下流側に流下するのに十分な時間に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の回収分離装置。
【請求項4】
前記回収タンク内に貯留された前記研削材の量に関する第1情報を検知可能な第1検知手段と、
前記貯留手段内に貯留された前記研削材の量に関する第2情報を検知可能な第2検知手段とを備え、
前記制御手段は、前記第1検知手段及び前記第2検知手段からの入力信号に基づき、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1に記載の回収分離装置。
【請求項5】
前記回収タンクの前記貯留手段流下部の下流側には、前記分別手段とは別に、セパレータが設置され、
当該セパレータは、
前記タンク流下部から流下してくる主として前記研削材を一旦受容し、前記研削材と、前記粉塵とを分別可能に構成されるとともに、分別された前記研削材を流下可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の回収分離装置。
【請求項6】
請求項1に記載の回収分離装置と、
前記回収分離装置を所定の高さ位置にて着脱自在に設置可能な架台と、
前記回収分離装置の下部から流下する前記研削材を貯留する貯留容器とを備えていることを特徴とする回収分離システム。
【請求項7】
前記貯留容器が載置される台車と、
前記台車の水平方向への移動を可能にするレールとを備えていることを特徴とする請求項6に記載の回収分離システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラスト作業に際して用いられる回収分離装置及び回収分離システムに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ブラスト作業は、対象物に対して、ブラスト装置を用いて無数の研削材を噴出させることで、対象物の表面を処理すること(削る、粗くする、角を取る等)を主たる目的としている。
【0003】
ところで、鋼橋、鉄骨鉄塔、及び、鋼製水門等といった鋼構造物は、耐久性の向上を図るべく、主に鋼表面に対し、防水・防腐塗料等を含む塗装材による塗装が施されている。但し、塗装を施したとしても、錆、汚れ、及び、塗装面の剥離・剥落といった経年劣化が生じる。そこで、再度の塗装を行うに際し、古い塗膜の除去を行うべく、ブラスト作業が行われることがある。該ブラスト作業により、古い塗膜が削られ、新たに施される塗装材の下地をつくることが可能となる。一方で、衝突させた研削材と、古い塗膜の粉塵とが、飛散し、地上に散在することになるため、これらを回収し分別する必要が生じる。
【0004】
そこで近年では、ブラスト作業に加え、回収作業をも併せて行うことの可能なブラスト装置が用いられることがある(例えば、特許文献1等参照。)。当該装置によれば、散在した研削材、及び、古い塗膜の粉塵がホースで吸引され、タンク内で研削材と粉塵とが分別される。その上で、研削材が貯留され、再利用に供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-42854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1に記載の技術においては、コンプレッサを作動させることで、貯留タンク内が正圧状態となり、開閉弁が昇動して連通口が閉鎖される。この状態において、貯留タンク内の研削材を使用してブラスト作業を行うことが可能となる。一方、コンプレッサを停止させることで、貯留タンク内が常圧状態となり、開閉弁が降動して連通口が開放される。これにより、回収タンク内の研削材を貯留タンク内に流下させることが可能となる。
【0007】
また、真空ポンプを作動させることで、回収タンク内が負圧状態となり、研削材の回収作業を行うことが可能となる。
【0008】
しかしながら、ブラスト作業に際しては、連通口が閉鎖されているため、当該作業期間中は、回収タンク内の研削材を新たに貯留させることはできない。そのため、貯留タンク内の研削材が所定量減少した段階で、一旦作業を中止して、連通口を開放させ、回収タンク内の研削材を貯留タンクへと流下させる必要が生じる。該流下中は、貯留タンク内は常圧状態であるため、ブラスト作業を行うことができず、作業性の低下に繋がるおそれがある。
【0009】
また、回収作業に際しては、回収タンク内の研削材が所定の貯留上限量に達した段階で、該回収作業が強制的に中断される。そして、当該中断期間中に、回収タンク内の研削材を貯留タンクへと流下させる必要が生じる。そのため、当該期間中は、実質的に回収作業を行うことができず、かかる意味において、作業効率のさらなる向上が望まれている。
【0010】
本発明は上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、ブラスト作業への影響を抑制するとともに、回収作業を連続的に行うことを可能とし、作業効率の向上を図り、作業時間やコストの増大を防止することができる回収分離装置及び回収分離システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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