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公開番号2025084263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198036
出願日2023-11-22
発明の名称打ち込み工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B25C 1/06 20060101AFI20250527BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】打ち込み時の反動の小さい打ち込み工具を提供すること。
【解決手段】打ち込み工具10は、打ち込み具を打撃するドライバ1eを有する。ピストン1dがドライバ1eに連結される。シリンダ1cがピストン1dによってガス圧を生じさせる。シリンダ1cは鉄製である。従ってシリンダ1cは、ピストン1dの移動軸線J1上、またはピストン1dの移動軸線J1近傍に位置する。そしてシリンダ1cが鉄製であるため、シリンダ1cがアルミニウムや樹脂である場合に比べてピストン1dの移動軸線J1の重量が大きくなる。そのため、ピストン1dの移動軸線J1上近傍の重さによってピストン1dの移動やドライバ1eの打撃に対する反動を抑制できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
打ち込み工具であって、
打ち込み具を打撃するドライバと、
前記ドライバが連結されるピストンと、
前記ピストンによってガス圧を生じさせるシリンダを有し、前記シリンダが鉄製である打ち込み工具。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載の打ち込み工具であって、
前記シリンダは、前記ピストンを摺動可能に保持する内周面を有し、前記内周面は、表面処理が施されていない打ち込み工具。
【請求項3】
請求項1または2に記載の打ち込み工具であって、
前記シリンダは、熱処理が施されている打ち込み工具。
【請求項4】
打ち込み工具であって、
打ち込み具を打撃するドライバと、
前記ドライバが連結されるピストンと、
前記ピストンによってガス圧を生じさせるシリンダと、
前記シリンダを収容し上下方向に沿って延びる筒状のハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられるウェイトを有する打ち込み工具。
【請求項5】
請求項4に記載の打ち込み工具であって、
前記ウェイトは、前記シリンダの周囲でかつ前記シリンダの長さの範囲内に対応する上下位置に配置される打ち込み工具。
【請求項6】
請求項4または5に記載の打ち込み工具であって、
前記ウェイトは、前記ハウジングの内壁に固定される打ち込み工具。
【請求項7】
請求項4から請求項6のいずれか一つに記載の打ち込み工具であって、
前記ハウジングから後方に延出するグリップを有し、
前記ウェイトは、前記ハウジングの前後中央より前側に前記ウェイトの重量中心が位置するように配置される打ち込み工具。
【請求項8】
請求項4から請求項7のいずれか一つに記載の打ち込み工具であって、
前記ハウジングから後方に延出するグリップと、
前記ドライバを上方へ移動させるリフタを有し、前記リフタが、前記グリップの左右中央より左右いずれか第1側に位置し、
前記ウェイトは、前記グリップの前記左右中央を挟んで前記第1側とは反対の第2側に前記ウェイトの重量中心が位置するように配置される打ち込み工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、釘やステープル等の打ち込み具を木材等に打ち込むための打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の打ち込み工具は、シリンダ内を上下動するピストンと、ピストンと一体に結合されるドライバを有する。ピストンとドライバは、蓄圧室のガス圧によって打ち込み方向に移動する。移動したドライバが打ち込み具を打撃して打ち込み具を射出する。この打ち込み動作において、ピストンが打ち込み方向へ移動する際及びドライバが打ち込み具を打撃した際の両方において工具本体に反力が生じる。
【0003】
反力は、反打ち込み方向に作用する。この反力により、使用者が把持するグリップを中心にして工具本体を回転させる力が発生する。打ち込み具を打ち込む度に生じる反動は、使用者の負担になる。反動により打ち込み工具の姿勢にブレが生じる場合もある。その結果、ドライバの打撃面から打ち込み具が外れてしまったり、射出口が被打ち込み材から浮いてしまったりして打ち込み具を適切に打ち込めない懸念がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第11224960号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って打ち込み時の反動の小さい打ち込み工具が従来、必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの局面によると、打ち込み工具は、打ち込み具を打撃するドライバを有する。ピストンがドライバに連結される。シリンダがピストンによってガス圧を生じさせる。シリンダは鉄製である。従ってシリンダは、ピストンの移動軸線上、またはピストンの移動軸線近傍に位置する。そしてシリンダが鉄製であるため、シリンダがアルミニウムや樹脂である場合に比べてピストンの移動軸線の重量が大きくなる。そのため、ピストンの移動軸線上近傍の重さによってピストンの移動やドライバの打撃に対する反動を抑制できる。その結果、打ち込み時の反動が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施例に係る打ち込み工具の右側面図である。
右側ハウジングを取り外した状態の右側面図である。
図1のIII-III線断面矢視図である。
本開示の第2実施例に係る打ち込み工具の左側面図である。
ハウジングを取り外した状態の前面図である。
ウェイトの斜視図である。
図4のVII-VII線断面矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の他の局面によると、シリンダはピストンを摺動可能に保持する内周面を有する。内周面は表面処理が施されていない。シリンダが鉄製であるため、表面処理を施さなくても内周面の強度を確保できる。これにより、表面処理の手間を省くことができる。
【0009】
本開示の他の局面によると、シリンダは熱処理が施されている。これにより、シリンダの強度をより高められる。
【0010】
本開示の他の局面によると、打ち込み工具は、打ち込み具を打撃するドライバを有する。ピストンがドライバに連結される。シリンダがピストンによってガス圧を生じさせる。ハウジングがシリンダを収容する。ハウジングは上下方向に沿って延びる筒状である。ウェイトがハウジングの内部に設けられる。従って、ハウジングがピストンの移動軸線近傍に位置する。ウェイトによりハウジングの重量が大きくなる。そのため、ピストンの移動軸線近傍の重さによってピストンの移動やドライバの打撃に対する反動を抑制できる。それにより、打ち込み時の反動が小さくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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