TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025084262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198035
出願日2023-11-22
発明の名称画像処理装置、表示装置、制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250527BHJP(計算;計数)
要約【課題】少なくとも患部と体の相対的な位置関係を示す周辺領域情報を得てこれを注目する患部画像を含む注目領域画像と紐付けながら、周辺領域情報の容量を削減可能な画像処理装置を提供すること。
【解決手段】撮像画像を取得可能な画像処理装置であって、撮像画像から注目する患部画像を含む注目領域を抽出する第1抽出手段(S363)と、抽出された注目領域を含む周辺領域を撮像画像から抽出する第2抽出手段(S363)と、抽出された周辺領域に基づいて周辺領域情報を生成する生成手段(S364)と、抽出された注目領域の画像である注目領域画像に対して、生成された周辺領域情報を紐付けて記憶する記憶手段と、を備え、生成手段は、周辺領域情報として少なくとも患部と体の相対的な位置関係を示す情報を生成することを特徴とする。
【選択図】 図3C
特許請求の範囲【請求項1】
撮像画像を取得可能な画像処理装置であって、
前記撮像画像から注目する患部画像を含む注目領域を抽出する第1抽出手段と、
前記第1抽出手段により抽出された注目領域を含む周辺領域を前記撮像画像から抽出する第2抽出手段と、
前記第2抽出手段により抽出された周辺領域に基づいて周辺領域情報を生成する生成手段と、
前記第1抽出手段により抽出された注目領域の画像である注目領域画像と前記生成手段により生成された周辺領域情報とを紐付けて記憶する記憶手段と、を備え、
前記生成手段は、前記周辺領域情報として少なくとも患部と体との相対的な位置関係を示す情報を生成することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記生成手段は更に、
前記周辺領域情報として患者の姿勢情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記生成手段は更に、
前記周辺領域情報として重力方向に対する患者の姿勢情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記生成手段は更に、
前記周辺領域情報として縮小した周辺領域画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記生成手段は更に、
前記周辺領域情報として抽象化された人体線画を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記生成手段は更に、
前記周辺領域情報として皮膚の色情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記周辺領域情報は、患部と体の相対的な位置関係を表示する矢印であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記患部と体との相対的な位置関係を示す情報は、患部の向きと体の向きの関係を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記第1抽出手段は更に、
抽出した注目領域を前記体の向きに合わせて傾けることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記第2抽出手段は更に、
患部領域を内包する矩形の周辺領域を抽出し、前記体の向きに合わせて当該矩形の周辺領域を回転させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像画像を取得可能な画像処理装置、表示装置、制御方法およびプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、病院等の医療機関においては情報化が進み、患者の診断情報を管理する電子カルテを導入する機関が増えている。電子カルテは、患者の診断履歴、投薬情報、手術情報、患部画像、X線画像等の医療情報が一元管理され、データ共有、再利用を容易に行うことができるものである。このため、デジタルカメラを利用して患者を撮像し、撮像画像を診療記録として電子カルテに記憶する利用が頻繁に行われている。特に、皮膚科、外科、介護の現場等においては、患者の傷口、手術痕、褥瘡(床ずれ)を定期的にデジタルカメラで撮像して患部の傷口等の経時変化を観察することが行われている。また、近年の通信技術の発達により、自宅に居ながらの遠隔医療も実現されつつある。例えば、患者本人、家族、介護士等が患部の写真を撮像し、撮像画像を医療機関に送信して医師の診断を受けることなども行われている。
【0003】
このような背景から、患部等のデジタル画像を大量に撮像して管理する上で画像情報を圧縮して取り扱い易くすることが求められている。例えば、患部の経時変化を観察する場合、患部のみを撮像した時には、患者はベッドで様々な姿勢をとるため、その位置、方向等が分からなくなってしまう。このため、患部の位置、大きさ、体の向き、姿勢等の周辺情報も合わせて記憶して比較していく必要がある。現状では、周辺領域も含む画像を高画質で取得する手法、周辺画像と患部画像の2画像を撮像する方法等が採用されている。だが、これらの方法では患部画像に対応する周辺情報を取得し紐付けるために手間を要し、また、画像容量が大きくなるためストレージを圧迫してしまう。
【0004】
このような画像情報を圧縮し取り扱い易い形式で記憶する技術として、特許文献1は、クロップ画像に画像全体の被写体に関する情報を紐付けて記憶することで、クロップ画像の認識精度を向上させる技術を開示している。また、特許文献2は、注目領域以外の領域である非注目領域に対してローパスフィルターを施すことでその部分の画像圧縮効率を向上してデータを削減する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-139279号公報
特開2009-188792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
確かに、上述した特許文献1、特許文献2が開示した従来技術によれば、クロップ画像の認識精度の向上や非注目領域の情報を削減することは可能であった。しかし、患部と体の相対的な位置関係を示す周辺領域情報を抽出し例えば各種医療診断に必要な情報を残しつつ、周辺領域情報の容量を削減することについては考慮されていなかった。
【0007】
本発明の目的は、少なくとも患部と体の相対的な位置関係を示す周辺領域情報を生成しこれを注目する患部画像を含む注目領域画像と紐付けながら周辺領域情報の容量を削減可能な画像処理装置、表示装置、制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、撮像画像を取得可能な画像処理装置であって、前記撮像画像から注目する患部画像を含む注目領域を抽出する第1抽出手段と、前記第1抽出手段により抽出された注目領域を含む周辺領域を前記撮像画像から抽出する第2抽出手段と、前記第2抽出手段により抽出された周辺領域に基づいて周辺領域情報を生成する生成手段と、前記第1抽出手段により抽出された注目領域の画像である注目領域画像に対して、前記生成手段により生成された周辺領域情報を紐付けて記憶する記憶手段と、を備え、前記生成手段は、前記周辺領域情報として少なくとも患部と体の相対的な位置関係を示す情報を生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、患部と体の相対的な位置関係を示す周辺領域情報を生成しこれを注目する患部画像を含む注目領域画像と紐付けながら周辺領域情報の容量を削減できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
医用画像処理システムの構成図である。
医用画像処理システムのハードウェア構成図である。
医用画像処理システムの動作例を説明するフローチャートである。
医用画像処理システムの動作例を説明するフローチャートである。
医用画像処理システムの動作例を説明するフローチャートである。
画像解析処理の説明図である。
医用画像処理システムが生成するシェーマ(人体線画)画像の説明図である。
医用画像処理システムの結果表例の説明図である。
周辺領域情報の紐付いた注目領域画像の表示態様の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
27日前
キヤノン株式会社
通信装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
13日前
キヤノン株式会社
撮像装置
13日前
キヤノン株式会社
撮像装置
21日前
キヤノン株式会社
現像装置
22日前
キヤノン株式会社
現像装置
22日前
キヤノン株式会社
現像装置
22日前
キヤノン株式会社
通信装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
10日前
キヤノン株式会社
清掃装置
21日前
キヤノン株式会社
光学装置
今日
キヤノン株式会社
プログラム
1か月前
キヤノン株式会社
光走査装置
15日前
キヤノン株式会社
プログラム
1か月前
キヤノン株式会社
プログラム
1か月前
キヤノン株式会社
光走査装置
2日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
24日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
キヤノン株式会社
欠陥検査装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
続きを見る