TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025082940
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196523
出願日
2023-11-20
発明の名称
搬送装置
出願人
ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
21/677 20060101AFI20250523BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】大きさの異なる媒体を搬送面から吸着して搬送する場合でも、媒体の2つの角部を含む一辺の両端部分が下方に撓むことを抑制する搬送装置を提供すること。
【解決手段】搬送装置1は、媒体10を吸着する吸着機構4と、吸着機構4を昇降させる昇降機構3と、を備える。吸着機構4は、媒体10に接触する可撓性を有するパッド部52を備える第1吸着パッド51であって媒体10の中央部分を吸着する複数の第1吸着パッド51、および第1吸着パッド51が固定された第1ベース部材54を備える第1吸着ユニット5と、媒体10の第1辺10a1の両端部分をそれぞれ吸着する2つの第2吸着ユニット6と、第1ベース部材54に対して、第2吸着ユニット6をX軸方向およびY軸方向に移動可能に固定する位置調整機構7と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
載置面に載置された矩形状の媒体を吸着して搬送する搬送装置において、
前記媒体を吸着する吸着機構と、前記吸着機構を昇降させる昇降機構と、を備え、
互いに直交する3軸方向をX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向とし、上下方向をZ軸方向とした場合に、
前記吸着機構は、
前記媒体に接触する可撓性を有するパッド部を備える第1吸着パッドであって前記媒体の中央部分を吸着する複数の第1吸着パッド、および前記第1吸着パッドが固定された第1ベース部材を備える第1吸着ユニットと、
前記媒体の一辺である第1辺の両端部分をそれぞれ吸着する2つの第2吸着ユニットと、
前記第1ベース部材に対して、前記第2吸着ユニットをX軸方向およびY軸方向に移動可能に固定する位置調整機構と、
を備えることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記第2吸着ユニットは、前記媒体に接触する可撓性を有するパッド部を備える第2吸着パッドと、前記第2吸着パッドが固定された第2ベース部材と、前記第2ベース部材に対してZ軸方向に移動可能に支持されるとともに前記媒体に接触可能な可動プレートと、前記第2ベース部材および前記可動プレートの間に配置され前記第2ベース部材に対して前記可動プレートを下方に付勢する付勢部材と、を備え、
前記吸着機構が前記媒体を吸着する前では、前記第2吸着パッドの前記パッド部の先端部は、前記可動プレートの下面より下方に位置しており、
前記媒体を吸着するために前記昇降機構が前記吸着機構を下方に移動させた際に、前記第2吸着パッドの前記パッド部が前記媒体に接触して上方に変形すると、前記可動プレートは、前記媒体に接触した後に前記媒体からの反力によって上方に変位することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記第2吸着パッドの前記パッド部は、ベロウ型パッドであることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記第2吸着パッドの前記パッド部の先端部には、ポリエーテルエーテルケトンからなる樹脂アタッチメントが取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記第2吸着ユニットは、前記媒体を吸着した際に、前記媒体の前記第1辺の端部分とZ軸方向に重なる背景板を備えることを特徴とする請求項1から4のうち何れか一項に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記吸着機構が前記媒体を吸着した際に、前記第1辺と直交する方向をX軸方向とし、前記第1辺が延びる方向と平行な方向をY軸方向とし、X軸方向において前記第1辺が位置する方向をX1方向とした場合に、
前記位置調整機構は、前記第1ベース部材に接続されX1方向に延びる固定アームと、Y軸方向に延びる可動アームと、前記固定アームに対して前記可動アームをX軸方向にスライド可能にガイドする第1スライド機構と、前記可動アームの両端部において前記可動アームに対して前記第2吸着ユニットをY軸方向にスライド可能にガイドする第2スライド機構と、前記固定アームと前記可動アームとを固定する第1固定機構と、前記可動アームと前記第2吸着ユニットとを固定する第2固定機構と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記位置調整機構は、前記固定アームに対する前記可動アームの位置を示す第1スケールと、前記可動アームに対する前記第2吸着ユニットの位置を示す第2スケールと、を備える請求項6に記載の搬送装置。
【請求項8】
前記吸着機構は、固定ベース部材と、前記固定ベース部材に対して前記第1吸着ユニットおよび前記第2吸着ユニットをZ軸方向に移動可能に吊り下げ支持する支持機構と、を備え、
前記支持機構は、前記固定ベース部材に対して前記第1ベース部材を上方に付勢する第1バネ部材と、前記固定ベース部材に対して前記第1ベース部材を下方に付勢する第2バネ部材と、を備え、
前記媒体を吸着するために前記昇降機構が前記吸着機構を下方に移動させた際に、前記第1吸着パッドが前記媒体に接触した後に前記媒体からの反力を受けると、前記第1ベース部材は、上方に変位することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項9】
前記吸着機構は、前記第1ベース部材に固定されるとともに前記媒体に接触可能なコンタクトプレートを備え、
前記吸着機構が前記媒体を吸着する前では、前記第1吸着パッドの前記パッド部の先端部は、前記コンタクトプレートの下面より下方に位置しており、
前記媒体を吸着するために前記昇降機構が前記吸着機構を下方に移動させた際に、前記第1吸着パッドの前記パッド部が前記媒体に接触して上方に変形すると、前記コンタクトプレートは、前記媒体に接触することを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、載置面に配置された媒体を吸着パッドにより吸着して搬送する搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
プリント基板などの可撓性のある媒体を、複数の吸着バッドを備える搬送アームで搬送する搬送装置は、特許文献1に記載されている。同文献では、搬送アームの各吸着パッドには、真空配管が接続されている。載置面に配置された媒体を吸着保持する際には、吸着パッドに真空を供給するとともに、搬送アームを載置面に向かって下降させて、全ての吸着パッドのパッド部を媒体に接触させる。これにより、各吸着パッドに媒体が吸着された状態となると、搬送装置は、搬送アームを上昇させて、媒体を所定の場所に移動させて、各吸着パッドへの真空の供給を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-180891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の搬送装置は、複数の吸着パッドが媒体の中央部分を吸着することによって、大きさの異なる複数種類の媒体を搬送することが可能である。また、同文献の搬送装置は、吸着パッドに吸着された媒体の角部のうち2つの角部をカメラで撮影することによって、吸着パッドに対する媒体の位置を認識する場合がある。この場合、搬送装置は、吸着パッドに対する媒体の位置を認識しているので、載置面の所定の位置に媒体を正確に搬送することができる。ここで、媒体の大きさが大きくなると、吸着パッドで吸着されない媒体の外周側は、下方に撓む。これにより、媒体の角部も下方に撓むので、吸着パッドに吸着された媒体の角部をカメラで正確に撮影できないという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、大きさの異なる媒体を搬送面から吸着して搬送する場合でも、媒体の2つの角部を含む一辺の両端部分が下方に撓むことを抑制する搬送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、載置面に載置された矩形状の媒体を吸着して搬送する搬送装置において、前記媒体を吸着する吸着機構と、前記吸着機構を昇降させる昇降機構と、を備え、互いに直交する3軸方向をX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向とし、上下方向をZ軸方向とした場合に、前記吸着機構は、前記媒体に接触する可撓性を有するパッド部を備える第1吸着パッドであって前記媒体の中央部分を吸着する複数の第1吸着パッド、および前記第1吸着パッドが固定された第1ベース部材を備える第1吸着ユニットと、前記媒体の一辺である第1辺の両端部分をそれぞれ吸着する2つの第2吸着ユニットと、前記第1ベース部材に対して、前記第2吸着ユニットをX軸方向およびY軸方向に移動可能に固定する位置調整機構と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、位置調整機構は、媒体の大きさに応じて、第1辺の両端部分をそれぞれ吸着する2つの第2吸着ユニットをX軸方向およびY軸方向に移動可能に固定する。このようにすれば、第1辺の両端部分が第2吸着ユニットによって吸着されるので、第1辺は、下方に撓まない。これにより、吸着機構で吸着された媒体の角部をカメラで撮影する
場合には、カメラは媒体の角部を良好に撮影することができる。また、吸着機構が媒体の4隅を全て吸着する構成と比較すると、本発明の搬送装置は、カメラで撮影する際に必要となる角部を含む第1辺の両端部分のみを第2吸着ユニットで吸着するので、全体がコンパクトとなる。
【0008】
本発明において、前記第2吸着ユニットは、前記媒体に接触する可撓性を有するパッド部を備える第2吸着パッドと、前記第2吸着パッドが固定された第2ベース部材と、前記第2ベース部材に対してZ軸方向に移動可能に支持されるとともに前記媒体に接触可能な可動プレートと、前記第2ベース部材および前記可動プレートの間に配置され前記第2ベース部材に対して前記可動プレートを下方に付勢する付勢部材と、を備え、前記吸着機構が前記媒体を吸着する前では、前記第2吸着パッドの前記パッド部の先端部は、前記可動プレートの下面より下方に位置しており、前記媒体を吸着するために前記昇降機構が前記吸着機構を下方に移動させた際に、前記第2吸着パッドの前記パッド部が前記媒体に接触して上方に変形すると、前記可動プレートは、前記媒体に接触した後に前記媒体からの反力によって上方に変位することが好ましい。このようにすれば、媒体は、可動プレートと載置面とに挟まれることによって媒体の平坦度が向上するので、第2吸着パッドのパッド部は、媒体を安定して吸着することができる。また、可動プレートが媒体に接触した後に媒体からの反力によって上方に変位するので、媒体には、大きな力が加わりにくい。これにより、媒体の破損が抑制される。
【0009】
本発明において、前記第2吸着パッドの前記パッド部は、ベロウ型パッドであることが好ましい。このようにすれば、第2吸着パッドのパッド部が媒体に接触した際に、第2吸着パッドのパッド部が変形しやすいので、第2吸着パッドのパッド部は、媒体を良好に吸着することができる。
【0010】
本発明において、前記第2吸着パッドの前記パッド部の先端部には、ポリエーテルエーテルケトンからなる樹脂アタッチメントが取り付けられていることが好ましい。このようにすれば、第2吸着ユニットが媒体の吸着を停止した後、第2吸着パッドのパッド部が媒体から離れやすい。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
甲神電機株式会社
変流器
28日前
APB株式会社
二次電池
22日前
株式会社東光高岳
変圧器
15日前
株式会社東光高岳
変圧器
15日前
株式会社電知
組電池の製造方法
1日前
ローム株式会社
半導体装置
24日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
4日前
ローム株式会社
チップ部品
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
23日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
23日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
7日前
CKD株式会社
倣い装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
24日前
株式会社不二越
ソレノイド
今日
株式会社ダイヘン
ヒューズ
4日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
22日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
株式会社不二越
ソレノイド
10日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
29日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
電池昇温装置
11日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
23日前
富士電機株式会社
半導体装置
11日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
17日前
新電元工業株式会社
磁性部品
18日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
24日前
SMK株式会社
コネクタの取付構造
11日前
CKD株式会社
傾き調整装置
11日前
新電元工業株式会社
磁性部品
18日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
1日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
16日前
株式会社村田製作所
コイル部品
11日前
日亜化学工業株式会社
発光素子
4日前
続きを見る
他の特許を見る