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公開番号2025082416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195716
出願日2023-11-17
発明の名称洗濯乾燥機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人ポレール弁理士法人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20250522BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】本発明は、製作コストを高くすることなく、高い除湿性能をもつ洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の洗濯乾燥機は、外槽と、内槽と、を備えた洗濯乾燥機であって、前記外槽内に循環空気を供給する送風機と、前記循環空気を加熱するヒータと、前記循環空気を除湿する熱交換器と、前記熱交換器に接続され水を供給する給水弁とを備え、前記熱交換器は、前記水を流すための流路を有する冷却ノズルと、前記冷却ノズルの下方に前記冷却ノズルより吐出した前記水を降下させるための冷却水流路を有し、前記冷却ノズルは、上面が開放しており、前記流路は、主流路と、主流路から分岐する分岐流路を有することを特徴とする。前記分岐流路の幅は、前記主流路の幅よりも小さいことが望ましい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
外槽と、内槽と、を備えた洗濯乾燥機であって、
前記外槽内に循環空気を供給する送風機と、
前記循環空気を加熱するヒータと、
前記循環空気を除湿する熱交換器と、
前記熱交換器に接続され水を供給する給水弁と、を備え、
前記熱交換器は、前記水を流すための流路を有する冷却ノズルと、
前記冷却ノズルの下方に前記冷却ノズルより吐出した前記水を降下させるための冷却水流路を有し、
前記冷却ノズルは、上面が開放しており、前記流路は、主流路と、主流路から分岐する分岐流路を有することを特徴とする洗濯乾燥機。
続きを表示（約 600 文字）【請求項２】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
前記分岐流路の幅は、前記主流路の幅よりも小さいことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項３】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
前記冷却ノズルは、前記流路の上流から下流に向け下るような傾斜部を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項４】
請求項１に記載の洗濯乾燥機において、
前記冷却ノズルは、前記冷却水流路に前記水を吐出する複数のノズル出口を有し、前記複数のノズル出口の幅と高さ又は出口面積はほぼ等しく設けられていることを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項５】
外槽と、内槽と、を備えた洗濯乾燥機であって、
前記外槽内に循環空気を供給する送風機と、
前記循環空気を加熱するヒータと、
前記循環空気を除湿する熱交換器と、
前記熱交換器に接続され水を供給する給水弁と、を備え、
前記熱交換器は、前記水を流すための流路を有する冷却ノズルと、
前記冷却ノズルの下方に前記冷却ノズルより吐出した前記水を降下させるための冷却水流路を有し、
前記冷却ノズルは、上面が開放しており、前記流路は、主流路と、主流路から分岐する複数の分岐流路を有し、前記複数の分岐流路にほぼ等分配するよう構成することを特徴とする洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、洗濯乾燥機に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
衣類の洗濯と乾燥を一連で行う洗濯乾燥機がある。洗濯乾燥機としては、下記のものが知られている。洗濯乾燥機は、水を貯める槽と、乾燥用空気を送るための送風機と、槽と送風機とを繋ぐ循環風路と、ユーザーが機外へ取り外し可能な状態で循環風路と送風機の間に設けられた乾燥フィルターと、ヒーターとを備えている。このヒーターは、乾燥工程時に送風機から送られる空気を温風にする。そして、水冷除湿方式の洗濯乾燥機は、乾燥工程において、循環風路の一部に水道水を流し、湿った循環空気と水道水とを接触させることで除湿している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６６７０７３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述の洗濯乾燥機の除湿性能を向上する方法としては、循環風路の一部に流れる水道水と循環風の熱交換効率を上げるために、水道水と循環風の接触面積を増加させることや水道水側伝熱面の水平方向温度の均一化が有効である。
【０００５】
特許文献１の図９及び段落００４３等には、循環風路内の除湿部に備えた除湿リブ(２９ｆ)と、除湿リブ(２９ｆ)に隣接して水冷除湿機構を備え、水冷除湿機構は、内部に冷却水の分配部（空洞）を有し、複数個の小孔の冷却水ノズルが一列に並べて形成されており、冷却水流路(２２ａから２２ｄ)一つに対して一つの冷却水ノズルから冷却水を供給することを特徴とした洗濯乾燥機が記載されている。しかしながら、薄い直方体形状の水冷除湿機構に対して一方向より冷却水が水冷除湿機構に流入し、接続口２１ｃから各冷却水ノズル２１ｂまでの距離が異なるため、冷却水の流量と冷却水ノズル２１ｂの面積によっては複数個の冷却水ノズル２１ｂに冷却水を等分配することが出来なくなり、冷却水流路(２２ａから２２ｄ)の水平方向温度の均一化が困難となる。これにより、冷却水流路の水平方向における冷却水と循環風の熱交換効率が下がり、乾燥時間の増加や消費電力量が増加する場合がある。また、分配部（空洞）を有する水冷除湿機構を製作するには少なくとも二つの部品を接合するため製作コストが高くなる課題もある。
【０００６】
本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、製作コストを高くすることなく、高い除湿性能をもつ洗濯乾燥機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記課題を解決するため、本発明では、外槽と、内槽と、を備えた洗濯乾燥機であって、前記外槽内に循環空気を供給する送風機と、前記循環空気を加熱するヒータと、前記循環空気を除湿する熱交換器と、前記熱交換器に接続され水を供給する給水弁とを備え、
前記熱交換器は、前記水を流すための流路を有する冷却ノズルと、前記冷却ノズルの下方に前記冷却ノズルより吐出した前記水を降下させるための冷却水流路を有し、
前記冷却ノズルは、上面が開放しており、前記流路は、主流路と、主流路から分岐する分岐流路を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、製作コストを高くすることなく、高い除湿性能をもつ洗濯乾燥機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明に係る実施例１の洗濯乾燥機を側方から見た要部断面構成図。
実施例１の洗濯乾燥機の熱交換器を側方から見た要部断面図。
実施例１の洗濯乾燥機の熱交換器の上方要部三面図。
実施例２の洗濯乾燥機の熱交換器の上方要部三面図。
実施例３の洗濯乾燥機の熱交換器の上方要部三面図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の洗濯乾燥機は、水を溜める槽と衣類乾燥用のヒーター及び送風機とを繋ぐ循環風路内に熱交換器を備えた洗濯乾燥機であり、当該熱交換器は水を流すための流路を有する冷却ノズルと、冷却ノズルの下方に冷却ノズルより吐出した水を降下させるための冷却水流路を有し、冷却ノズルは、上面が開放しており、流路の上流から下流に向け下るような傾斜部を備え、主流路と、主流路から分岐する分岐流路を備えたことを特徴としている。以下、本発明の実施例について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
【実施例】
（【００１１】以降は省略されています）

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