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公開番号2025082200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195518
出願日2023-11-16
発明の名称酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法、酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂、硬化性樹脂組成物、ソルダーレジスト用樹脂材料、硬化物、絶縁材料、並びにレジスト部材
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 59/17 20060101AFI20250521BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】最終的に得られる酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の硬化物の光感度、耐熱性及び密着性のうち少なくともいずれかの特性をより優れたものとすることができる樹脂及び硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】バイオマス炭素含有率(%)(pMC%)が50%以上であり、かつアミド結合を有する式(1)で表される溶剤を含み、酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
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(上記一般式(1)中、R1及びR2はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1~5のアルキル基を表し、R3は、炭素原子数4~10の一価の有機基を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
バイオマス炭素含有率(%)(pMC%)が50%以上であり、かつアミド結合を有する下記一般式(1)で表される溶剤を含み、酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
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(上記一般式(1)中、R1及びR2はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1~5のアルキル基を表し、R3は、炭素原子数4~10の一価の有機基を表す。)
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記溶剤の存在下で、エポキシ樹脂(A)と、不飽和一塩基酸(B)と、多塩基酸無水物(C)とを混合する、請求項1に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項3】
前記溶剤の存在下で、エポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(D)をさらに混合する、請求項2に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項4】
前記エポキシ樹脂(A)と前記不飽和一塩基酸(B)との混合割合が、前記エポキシ樹脂(A)のエポキシ基1モルに対して、前記不飽和一塩基酸(B)の量が0.95~1.05モルとなる範囲内である、請求項2又は3に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項5】
前記エポキシ樹脂(A)と前記多塩基酸無水物(C)との混合割合が、前記エポキシ樹脂(A)のエポキシ基1モルに対して、前記多塩基酸無水物(C)の量が0.30~1.05モルとなる範囲内である、請求項2又は3に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項6】
前記エポキシ樹脂(A)と前記エポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(D)との配合割合として、前記エポキシ樹脂(A)のエポキシ基1モルに対して、前記エポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(D)のエポキシ基の量が0.05~0.40モルとなる範囲内である、請求項3に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項7】
前記多塩基酸無水物(C)が、脂肪族ポリカルボン酸無水物又は脂環式ポリカルボン酸無水物を含む、請求項2又は3に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項8】
前記溶剤の存在下で、酸基及び/又は酸無水物基を有するアミドイミド樹脂(E)とヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物(F)とを混合する、請求項1に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項9】
前記溶剤の存在下で、エポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(G)をさらに混合する、請求項8に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【請求項10】
前記酸基及び/又は酸無水物基を有するアミドイミド樹脂(E)が、ポリイソシアネート化合物(e1)と、ポリカルボン酸(e2)又はポリカルボン酸無水物(e3)を反応原料とする、請求項8又は9に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法、酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂、硬化性樹脂組成物、ソルダーレジスト用樹脂材料、硬化物、絶縁材料、並びにレジスト部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
プリント配線板上に電子部品を実装してはんだ付けする際に、実装部以外の部分にはんだが付着するのを防止したり、配線の酸化又は腐食を半永久的に防止する被膜を形成したりするための絶縁材料として、ソルダーレジストが広く用いられている。このようなソルダーレジストのパターンを形成する技術としては、微細なパターンを正確に形成することができるフォトレジスト法が挙げられ、その中でも特に、環境面の配慮等から、アルカリ現像型の液状フォトレジスト法が主流となっている。
【0003】
従来知られているソルダーレジスト用樹脂材料としては、エポキシ樹脂に、ラジカル重合性不飽和モノカルボン酸を反応し、更に二塩基酸無水物を反応することにより得られる樹脂のカルボキシル基に、1個のエポキシ基と1個以上のラジカル重合性不飽和基を有する化合物を反応させてなる光硬化性樹脂が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
他にもソルダーレジスト用樹脂材料としては、所定のアミドイミド樹脂、ヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物、(メタ)アクリロイル基含有エポキシ化合物、及びポリカルボン酸無水物を反応させてなる樹脂が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-80749号公報
国際公開第2018/230144号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、いずれの先行技術においても樹脂の硬化物の光感度、耐熱性及び密着性といった特性を向上させる点で改良の余地があった。
そこで、本発明は、最終的に得られる酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の硬化物の光感度、耐熱性及び密着性のうち少なくともいずれかの特性をより優れたものとすることができる樹脂及び硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、光感度、耐熱性及び密着性のうち少なくともいずれかにおいて優れたソルダーレジストを得ることができるソルダーレジスト用樹脂材料を提供することを更なる課題とする。
また、本発明は、耐熱性及び密着性に優れた、硬化物、絶縁材料及びレジスト部材を提供することを更なる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、樹脂及びその硬化物の製造段階における溶剤に着目した。そして、所定の構造を有する溶剤を使用する場合、得られる樹脂の硬化物の光感度、耐熱性及び密着性の少なくともいずれかの特性を改善できることを知見した。さらに、この所定の構造の溶剤は天然由来であるため、樹脂製造の際の環境負荷を低減できることを知見した。かかる知見の下、所定構造の溶剤を利用することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下の通りである。
【0007】
[1] バイオマス炭素含有率(%)(pMC%)が50%以上であり、かつアミド結合を有する下記一般式(1)で表される溶剤を含み、酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
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(上記一般式(1)中、R1及びR2はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1~5のアルキル基を表し、R3は、炭素原子数4~10の一価の有機基を表す。)
【0008】
[2] 前記溶剤の存在下で、エポキシ樹脂(A)と、不飽和一塩基酸(B)と、多塩基酸無水物(C)とを混合する、[1]に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【0009】
[3] 前記溶剤の存在下で、エポキシ基を有する(メタ)アクリレート化合物(D)をさらに混合する、[2]に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
【0010】
[4] 前記エポキシ樹脂(A)と前記不飽和一塩基酸(B)との混合割合が、前記エポキシ樹脂(A)のエポキシ基1モルに対して、前記不飽和一塩基酸(B)の量が0.95~1.05モルとなる範囲内である、[2]又は[3]に記載の酸基及び重合性不飽和基を有する樹脂の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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