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公開番号2025080126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193159
出願日2023-11-13
発明の名称ヘッドレスト
出願人株式会社タチエス
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B60N 2/865 20180101AFI20250516BHJP(車両一般)
要約【課題】可動ユニットの姿勢を安定させるヘッドレストを提供すること。
【解決手段】ヘッドレスト100は、右ステー40R及び左ステー40Lと、右ステー40R及び左ステー40Lに支持される支持ユニット30と、支持ユニット30に対し乗り物用シートの前後方向に移動可能に構成された可動ユニットMVと、を備え、可動ユニットMVは、フロントカバー11及びリアカバー12と、フロントカバー11から前後方向に延びる柱状に構成された、フロントカバー11とは別体の中央ガイド部材20と、を有し、支持ユニット30は、中央ガイド部材20が摺動可能に挿通されて可動ユニットMVの前後方向の移動をガイドする中央ガイド孔部31Cを有し、支持ユニット30と、中央ガイド部材20の基端部を接続する引張コイルバネ50を備え、リアカバー12は、引張コイルバネ50の前後方向の長さが閾値以上となる場合に可動ユニットMVの傾きを規制する規制リブ120を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗り物用シートのシートバックに支持されるステーと、
前記ステーに支持される支持ユニットと、
前記支持ユニットに対し前記乗り物用シートの前後方向に移動可能に構成された可動ユニットと、を備え、
前記可動ユニットは、前記支持ユニットを収容する空間を形成する前記前後方向に並んで設けられた第1収容部材及び第2収容部材と、前記空間において前記第1収容部材から前記前後方向に延びる柱状に構成された第1ガイド部材と、を有し、
前記支持ユニットは、前記第1ガイド部材が摺動可能に挿通されて前記可動ユニットの前記前後方向の移動をガイドする第1ガイド孔部を有し、
前記支持ユニットと、前記第1ガイド部材の前記第1収容部材側の基端部又は前記第1収容部材と、を接続する弾性部材を備え、
前記第2収容部材は、前記弾性部材の前後方向の長さが閾値以上となる場合に前記第2収容部材から前記第1収容部材へ向かう方向への前記可動ユニットの傾きを規制する規制部を有するヘッドレスト。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1に記載のヘッドレストであって、
前記支持ユニットは、前記弾性部材の前記長さが前記閾値以上となる場合には前記規制部に接触可能に構成され、前記弾性部材の前記長さが前記閾値未満となる場合には前記規制部に非接触となるよう構成されているヘッドレスト。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のヘッドレストであって、
前記支持ユニットは、前記可動ユニットを前記前後方向の複数の位置に保持可能なロック部材を有し、
前記可動ユニットは、前記ロック部材を押圧して前記ロック部材による前記可動ユニットの位置の保持を解除可能な操作部を有し、
前記操作部は、前記ロック部材と当接可能な当接部を含み、
前記当接部の前記前後方向の幅は、前記可動ユニットの可動範囲以上となっているヘッドレスト。
【請求項4】
請求項3に記載のヘッドレストであって、
前記第1ガイド部材は、前記ロック部材と係合する係合面が前記前後方向に複数並べて設けられた係合面部を有し、
前記ロック部材は、前記当接部と接触可能に構成された接触部と、前記係合面と係合可能な係合端部と、前記ロック部材を前記操作部の押圧方向とは反対方向に付勢する第1付勢部材と、を有し、
前記操作部は、前記当接部を押圧方向とは反対方向に付勢する第2付勢部材を有し、
前記操作部の押圧方向及び前記前後方向に交差する方向を特定方向とし、
前記当接部の前記特定方向の中心位置と、前記係合端部の前記特定方向の中心位置と、前記第1付勢部材の前記特定方向の中心位置と、前記第2付勢部材の前記特定方向の中心位置とが、前記特定方向における前記操作部の両端縁の間にあるヘッドレスト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドレストに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1と特許文献2には、外カバーの少なくとも一部がシート前後方向に移動可能に構成されたヘッドレストが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
韓国登録特許第10-2122712号公報
独国特許発明第102007002615号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の技術は、ヘッドレストの可動ユニットの姿勢を安定させることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の技術の一態様のヘッドレストは、乗り物用シートのシートバックに支持されるステーと、前記ステーに支持される支持ユニットと、前記支持ユニットに対し前記乗り物用シートの前後方向に移動可能に構成された可動ユニットと、を備え、前記可動ユニットは、前記支持ユニットを収容する空間を形成する前記前後方向に並んで設けられた第1収容部材及び第2収容部材と、前記空間において前記第1収容部材から前記前後方向に延びる柱状に構成された第1ガイド部材と、を有し、前記支持ユニットは、前記第1ガイド部材が摺動可能に挿通されて前記可動ユニットの前記前後方向の移動をガイドする第1ガイド孔部を有し、前記支持ユニットと、前記第1ガイド部材の前記第1収容部材側の基端部又は前記第1収容部材と、を接続する弾性部材を備え、前記第2収容部材は、前記弾性部材の前後方向の長さが閾値以上となる場合に前記第2収容部材から前記第1収容部材へ向かう方向への前記可動ユニットの傾きを規制する規制部を有するものである。
【発明の効果】
【0006】
本開示の技術によれば、ヘッドレストの可動ユニットの姿勢を安定させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の技術の一実施形態であるヘッドレスト100の概略構成を示す外観斜視図である。
図2は、図1に示すヘッドレスト100の分解斜視図である。
図3は、図1に示すヘッドレスト100の別方向から見た分解斜視図である。
図4は、ヘッドレスト100のうちのフロントカバー11、操作ボタン13、及び中央ガイド部材20を示す図であり、フロントカバー11に対して中央ガイド部材20が未装着の状態を示す斜視図である。
図5は、図4において、フロントカバー11の前側部分を前後方向に垂直な面で切断した状態を示す断面図である。
図6は、フロントカバー11にフランジ部22が係合する途中の状態を後ろ側から見た拡大図である。
図7は、中央ガイド部材20の斜視図である。
図8は、支持ユニット30の分解斜視図である。
図9は、支持ユニット30の右ステー40R及び左ステー40Lの軸線を通る断面の模式図である。
図10は、ロック支持部材35から右ステー40R及び左ステー40Lを取り外した状態を示す分解斜視図である。
図11は、図10に示すロック支持部材35の上下方向に垂直な断面の模式図である。
図12は、リアカバー12を取り外した状態のヘッドレスト100を後ろ側から見た部分拡大図である。
図13は、図9の切断面の位置を後壁部32と前壁部33の間にしたときの断面模式図である。
図14は、ヘッドレスト100の上下方向に垂直な断面を示しており、中央ガイド部材20の軸線を通る断面の模式図である。
図15は、中央ガイド部材20と係合端部343のみを抽出して示す図であり、図14に示す断面を上側から見た図である。
図16は、図15に示す状態から可動ユニットMVが最前位置に移動した状態を示す図である。
図17は、ヘッドレスト100の左右方向に垂直且つ中央ガイド部材20の軸線を通る断面の模式図であり、可動ユニットMVが初期位置にある状態を示す図である。
図18は、ヘッドレスト100の左右方向に垂直且つ中央ガイド部材20の軸線を通る断面の模式図であり、可動ユニットMVが最前位置にある状態を示す図である。
図19は、図16に示す状態で操作ボタン13が右方向Rに押圧された状態を示す図である。
図20は、ヘッドレスト100における操作ボタン13、中央ガイド部材20、及び支持ユニット30を抽出して示す図であり、可動ユニットMVが初期位置にある状態を上側から見た図である。
図21は、ヘッドレスト100における操作ボタン13、中央ガイド部材20、及び支持ユニット30を抽出して示す図であり、可動ユニットMVが最前位置にある状態を上側から見た図である。
図22は、操作ボタン13とロック部材34の好ましい配置を説明するための模式図であり、ヘッドレスト100を前側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本開示の技術の一実施形態であるヘッドレスト100の概略構成を示す外観斜視図である。図2は、図1に示すヘッドレスト100の分解斜視図である。図3は、図1に示すヘッドレスト100の別方向から見た分解斜視図である。図1に示すヘッドレスト100は、緩衝部材としてのパッドと、パッドを覆う表皮としてのトリムカバーとを除いた状態を示している。
【0009】
以下の説明においては、ヘッドレスト100が装着された乗り物用シートに正規の姿勢にて座る乗員の前方を前方向Frと記載し、前方向Frの逆方向を後方向Rrと記載し、これらを併せて乗り物用シートの前後方向と記載する。また、上記乗員を後ろ側から見たときのその乗員に対し右方を右方向Rと記載し、その乗員の左方を左方向Lと記載し、これらを併せて乗り物用シートの左右方向と記載する。また、前後方向及び左右方向に垂直な方向であって、ヘッドレスト100からシート座面側に向かう方向を下方向Dと記載し、下方向Dの逆方向を上方向Uと記載し、これらを併せて乗り物用シートの上下方向と記載する。前後方向、左右方向、及び上下方向は、互いに交差する方向となっている。左右方向は第一方向を構成する。上下方向は特定方向を構成する。
【0010】
[全体構成]
ヘッドレスト100は、乗り物用シートのシートバックの上端部に連結され、乗員の頭部の後方を支持するものである。上記の乗り物には、自動車、航空機、電車、ドローン、又は船舶等が含まれる。ヘッドレスト100は、左右方向に間隔を空けて配置された右ステー40R及び左ステー40Lと、右ステー40R及び左ステー40Lに支持される支持ユニット30と、支持ユニット30に対し前後方向に移動可能に構成された可動ユニットMVと、支持ユニット30と可動ユニットMVとを接続する弾性部材としての引張コイルバネ50と、を備える。右ステー40R及び左ステー40Lは、例えば金属製のフレームで構成され、その下端部が乗り物用シートのシートバックの上端部に挿入されて、該シートバックに支持される。右ステー40Rは第1ステーを構成し、左ステー40Lは第2ステーを構成する。支持ユニット30は、詳細は後述するが、前後方向に貫通する中央ガイド孔部31C、右ガイド孔部31R、及び左ガイド孔部31Lを有している。
(【0011】以降は省略されています)

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