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公開番号
2025079948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192841
出願日
2023-11-13
発明の名称
支承取付部材及び支承交換方法
出願人
株式会社ビー・ビー・エム
,
ピーエス・コンストラクション株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E01D
19/04 20060101AFI20250516BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】簡易かつ安価に製造可能で、かつ、コンクリート桁に取り付ける際の手間およびコンクリート桁への負担を最小限に抑えることを可能とした支承取付部材および支承交換方法を提案する。
【解決手段】コンクリート桁Bと、新設支承1とを連結する支承取付構造2であって、コンクリート桁Bと新設支承1との間に介設された支承取付部材3および充填材9を有している。支承取付部材3は、コンクリート桁Bの底面に添設される底板4と、コンクリート桁Bの側面に添設される一対の側板5,5と、底板4と側板5とを連結する連結部材6と、側板5を貫通した複数の抑えボルト7および複数のずれ止めボルト8とを備えている。底板4および側板5は、側板5の下端に形成された凸部51を底板4に形成された凹部41に挿入した状態で連結部材6を介して連結されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート桁と、支承とを連結する支承取付構造であって、
前記コンクリート桁と前記支承との間に介設された支承取付部材および充填材を有し、
前記支承取付部材は、
前記コンクリート桁の底面に添設される底板と、
前記コンクリート桁の側面に添設される一対の側板と、
前記底板と前記側板とを連結する連結部材と、
前記側板を貫通した複数の抑えボルトおよび複数のずれ止めボルトと、を備え
前記充填材は、抑えボルト及び前記ずれ止めボルトと前記コンクリート桁との間、並びに、前記コンクリート桁と前記底板との間に充填されており、
前記底板および前記側板は、前記側板の下端に形成された凸部を、前記底板に形成された凹部に挿入した状態で、前記連結部材を介して連結されており、
前記抑えボルトは、前記側板を貫通して前記コンクリート桁の側面に先端部が前記充填材を介して挿入されており、
前記ずれ止めボルトは、前記側板を貫通して先端が前記充填材を介して前記コンクリート桁の側面に対向していることを特徴とする、支承取付構造。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記連結部材は、前記底板の上面と前記側板の外面との角部において、一片が前記底板に、他片が前記側板にそれぞれボルト接合された断面視L型の鋼材であることを特徴とする、請求項1に記載の支承取付構造。
【請求項3】
コンクリート桁と下部工との間に介設された既設支承を撤去する既設支承撤去工程と、
前記コンクリート桁に請求項1または請求項2に記載の支承取付構造を用いて使用取付部材を取り付ける取付部材設置工程と、
前記支承取付部材と前記下部工との間に新設支承を設置する新設支承設置工程と、を備える支承交換方法であって、
前記取付部材設置工程では、
前記支承取付部材の取付カ所における前記コンクリート桁の表面を鉄筋が露出するまで取り除く作業と、
前記コンクリート桁を削孔して前記コンクリート桁の側面にボルト孔を形成する作業と、
前記コンクリート桁の表面に前記支承取付部材を配設する作業と、
前記抑えボルトの先端部を前記ボルト孔に挿入するとともに、前記ずれ止めボルトの先端部を前記コンクリート桁の側面に対向させる作業と、
前記コンクリート桁と前記支承取付部材との隙間に充填材を充填する作業と、を行うことを特徴とする支承交換方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、既設橋梁の支承を交換する際に既設コンクリート桁に取り付ける支承取付部材及び支承交換方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
既設の橋梁では、例えば、支承の老朽化、要求される耐震性能の向上、上部工の大型化等により、既設支承を新設支承に交換する場合がある。このとき、新設支承は、新設した支承取付部材を介して上部工および下部工に固定する。
【0003】
支承取付部材は、上部工または下部工に挿入したアンカーボルトを介して固定するのが一般的である。例えば、特許文献1には、コンクリート桁の下面に残置された既設支承の上沓を覆う既設上沓カバーをアンカーボルトによりコンクリート桁に固定し、この上沓カバーに新設支承を固定する支承交換工法が開示されている。
【0004】
ところが、支承とコンクリート桁との間での応力の伝達が可能となるように、支承取付部材を固定するためには、アンカーバーを所定の深さまで挿入する必要がある。一方、所定の寸法のコンクリート桁に、複数のアンカー孔を形成すると、コンクリート桁に欠損部が生じることによる耐力低下が懸念される。また、コンクリート桁に対して上向きにアンカー孔削孔し、アンカーボルトを固定する作業には手間がかかる。
【0005】
そのため、特許文献2には、コンクリート桁にアンカー孔を上向きに削孔することなく、コンクリート桁に設置可能な支承取付部材として、コンクリート桁の底面に添設される底板と、コンクリート桁の側面に添設される一対の側板とが溶接により一体に固定されてなるものが開示されている。当該支承取付部材は、底板に立設されてコンクリート桁の鉄筋の内側に突出した状態で設けられる定着部を巻き込んだ状態で、底板および側板とコンクリート桁との隙間に充填材を充填して固化することにより固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-124617号公報
特許第4587238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2の支承取付部材は、底板に側板および定着部を溶接により固定するため、製作に手間がかかり、コストがかかる。また、非破壊検査による品質管理に手間と費用が掛かる。さらに、溶接時の熱により溶接周辺部にひずみが生じた場合には、ひずみ調整作業を行う必要があるが、その作業に手間がかかる。
【0008】
本発明は、簡易かつ安価に製造可能で、かつ、コンクリート桁に取り付ける際の手間およびコンクリート桁への負担を最小限に抑えることを可能とした支承取付構造および支承交換方法を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための本発明の支承取付構造は、コンクリート桁と、支承とを連結するものであって、前記コンクリート桁と前記支承との間に介設された支承取付部材および充填材を有している。前記支承取付部材は、前記コンクリート桁の底面に添設される底板と、前記コンクリート桁の側面に添設される一対の側板と、前記底板と前記側板とを連結する連結部材と、前記側板を貫通した複数の抑えボルトおよび複数のずれ止めボルトとを備えている。前記充填材は、抑えボルト及び前記ずれ止めボルトと前記コンクリート桁との間、並びに、前記コンクリート桁と前記底板との間に充填されている。前記底板および前記側板は、前記側板の下端に形成された凸部を、前記底板に形成された凹部に挿入した状態で、前記連結部材を介して連結されている。前記抑えボルトは、前記側板を貫通して前記コンクリート桁の側面に先端部が前記充填材を介して挿入されいる。前記ずれ止めボルトは、前記側板を貫通して先端が前記充填材を介して前記コンクリート桁の側面に対向している。
【0010】
また、本発明の支承更新方法は、コンクリート桁と下部工との間に介設された既設支承を撤去する既設支承撤去工程と、前記コンクリート桁に前記支承取付構造を用いて使用取付部材を取り付ける取付部材設置工程と、前記支承取付部材と前記下部工との間に新設支承を設置する新設支承設置工程とを備えている。前記取付部材設置工程では、前記支承取付部材の取付カ所における前記コンクリート桁の表面を鉄筋が露出するまで取り除く作業と、前記コンクリート桁を削孔して前記コンクリート桁の側面にボルト孔を形成する作業と、前記コンクリート桁の表面に前記支承取付部材を配設する作業と、前記抑えボルトの先端部を前記ボルト孔に挿入するとともに前記ずれ止めボルトの先端部を前記コンクリート桁の側面に対向させる作業と、前記コンクリート桁と前記支承取付部材との隙間に充填材を充填する作業とを行う。
(【0011】以降は省略されています)
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