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公開番号2025079232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191800
出願日2023-11-09
発明の名称シャッター組立方法および組付補助具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 9/11 20060101AFI20250514BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】シャッター本体の組付作業性を向上し得るシャッター組立方法および組付補助具を提供すること。
【解決手段】シャッター組立方法は、左右方向に長尺に形成されるシャッター本体4を枠体2に組み付ける組立方法であって、シャッター本体4は、その両端における前方部48が枠体2に対する組付状態で当該枠体から前方に突出して配置される構成であり、ベルト11および当該ベルト11の両端部110に構成される連結部15を有する組付補助具10を準備し、連結部15を、前方部48に対してそれぞれ連結し、組付補助具10によってシャッター本体4を吊り上げ、吊り上げたシャッター本体4を枠体2に組み付ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
左右方向に長尺に形成されるシャッター本体を枠体に組み付けるシャッター組立方法であって、
前記シャッター本体は、その両端における前方部が前記枠体に対する組付状態で当該枠体から前方に突出して配置される構成であり、
紐状体および前記紐状体の両端部に構成される連結部を有する組付補助具を準備し、
前記連結部を、前記前方部に対してそれぞれ連結し、
前記組付補助具によって前記シャッター本体を吊り上げ、
吊り上げた前記シャッター本体を前記枠体に組み付ける
ことを特徴とするシャッター組立方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシャッター組立方法において、
前記シャッター本体は、シャッターカーテンと、前記シャッターカーテンを巻取りおよび繰出し可能なシャッター巻取軸と、前記シャッター巻取軸の両端をそれぞれ軸支すると共に前記前方部を有する側板とを備え、
前記前方部の下部には、前記左右方向に直交する前後方向に規定される下凹部が形成され、
前記連結部は、前記紐状体の両端に取り付けられる係止具が前記紐状体に解除可能に係止されることで構成され、
前記前方部には、前記係止具が前記紐状体に係止されることで環状とされる前記紐状体の両端部がそれぞれ前記下凹部を通って巻き回される
ことを特徴とするシャッター組立方法。
【請求項3】
請求項2に記載のシャッター組立方法において、
前記前方部の上部には、前記前後方向に規定される上溝部が形成され、
前記前方部には、前記係止具が前記紐状体に係止されることで環状とされる前記紐状体の両端部がそれぞれ前記上溝部を通って巻き回される
ことを特徴とするシャッター組立方法。
【請求項4】
請求項2に記載のシャッター組立方法において、
前記係止具は、前記紐状体に対してその長手方向にスライド移動可能に係止されるフック部材で構成され、
前記前方部は、前記シャッター本体の自重によって前記連結部に締め付けられる
ことを特徴とするシャッター組立方法。
【請求項5】
請求項1に記載のシャッター組立方法において、
前記組付補助具は、前記紐状体に取り付けられる長さ調節具を備える
ことを特徴とするシャッター組立方法。
【請求項6】
請求項5に記載のシャッター組立方法において、
前記紐状体は、前記長さ調節具に対する一方側が固定側紐部とされると共に、前記長さ調節具に対する他方側が長さ調節側紐部とされ、
前記長さ調節側紐部には、当該紐状体に対してその長手方向にスライド移動可能に設けられる首当て部を有する
ことを特徴とするシャッター組立方法。
【請求項7】
請求項1に記載のシャッター組立方法において、
前記紐状体には、前記組付補助具に吊上力を付与する吊上機が連結され、
前記吊上機からの吊上力に基づいて前記シャッター本体を吊り上げる
ことを特徴とするシャッター組立方法。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のシャッター組付方法における組付補助具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、枠体にシャッター本体を組み付けるシャッター組立方法および組付補助具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、躯体に形成された開口部に連通する開口枠と、開口枠の上方に形成された収容枠と、開口枠の開口を閉塞可能なシャッタ部材を有すると共に収容枠に収容されて組み付けられるシャッタ本体(シャッター本体)と備える建具が知られている(特許文献1参照)。シャッタ本体は、巻取軸の両端を左右の側板で軸支するものであって左右方向に延びた長尺物である。また、シャッタ本体は、巻取軸にシャッタ部材が巻き回されてあったりするので相応の重さを有する重量物である。このシャッタ本体は、人手で持ち上げられながら収容枠に収容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-065361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の建具では、シャッター本体が長尺物且つ重量物であるので、シャッター本体の長さ寸法や重さ、施工現場の状況によっては持ち上げ状態を安定させることが困難となるおそれがあり、シャッター本体を収容枠に組み付ける作業性の向上を図り難い。
【0005】
本発明の目的は、シャッター本体の組付作業性を向上し得るシャッター組立方法および組付補助具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のシャッター組立方法は、左右方向に長尺に形成されるシャッター本体を枠体に組み付けるシャッター組立方法であって、前記シャッター本体は、その両端における前方部が前記枠体に対する組付状態で当該枠体から前方に突出して配置される構成であり、紐状体および前記紐状体の両端部に構成される連結部を有する組付補助具を準備し、前記連結部を、前記前方部に対してそれぞれ連結し、前記組付補助具によって前記シャッター本体を吊り上げ、吊り上げた前記シャッター本体を前記枠体に組み付けることを特徴とする。
本発明の組付補助具は、前述した本発明のシャッター組付方法における組付補助具であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シャッター本体の組付作業性を向上し得るシャッター組立方法および組付補助具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るシャッター組立方法が用いられるシャッターを示す縦断面図。
前記シャッターを示す斜視説明図。
前記実施形態に係るシャッターの組立方法におけるシャッター本体の組付けに関する説明図。
前記シャッターの側板を示す説明図。
前記実施形態に係るシャッターの組立方法に用いられる組付補助具を示す説明図。
前記シャッターの側板に紐状体の端部が巻き回された状態を示す説明図。
枠体に対するシャッター本体の組付けの変形例に関する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図2において、本実施形態に係るシャッター組立方法によって組み立てられるシャッター1は、建物の躯体の開口部を開閉可能に当該躯体に設置されるものであり、枠体2と、図3に示すように枠体2に組み付けられるシャッター本体4(シャッター装置)とを備えるものである。
以下の説明において、シャッター1の左右方向をX軸方向とし、シャッター1の上下方向をY軸方向とし、シャッター1の前後方向(見込み方向、室内外方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
[枠体]
枠体2は、左右の縦枠21と、左右の縦枠21の上端にネジ止めされた天板22と、天板22の室外縁部にかけられた点検板23と、左右の縦枠21の上部であって天板22よりも下方も位置に取り付けられた上枠25(まぐさ)と、左右の縦枠21の下端に取り付けられた下枠26とを備えている。
左右の縦枠21には、後述するスラット3を上下案内するガイドレール211がY軸方向に沿って設けられている。天板22のX軸方向に沿った室外縁部には係合溝(図示省略)が形成されており、点検板23は、その上縁が天板22のX軸方向に沿った係合溝にかけられ、その下縁の左右端部が後述する側板47の取付片473にネジ止めされることで取り付けられており、点検板23の取付片473へのネジ止めを外すことで枠体2から取り外せるようになっている。
この枠体2は、左右の縦枠21の上部と天板22と上枠25とによって、シャッター本体4が配置される納まり部20を形成しており、点検板23の着脱によって納まり部20を前方側(室外側)で開閉可能としている。また、納まり部20を区画する左右の縦枠21の上部には、後述する側板47が取り付けられる裏板5が装着されている。裏板5は、上縁および下縁からX軸方向内側に延出した延出片51を有し、延出片51の前方側が上下に折曲された部分を側板47が着脱可能にネジ止めされるケース取付片52としている。
(【0011】以降は省略されています)

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