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公開番号
2025078382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190905
出願日
2023-11-08
発明の名称
組立スタッド及びそれを用いた床版の施工方法
出願人
オリエンタル白石株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E01D
19/12 20060101AFI20250513BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】貫通孔や床版下面空洞部を無くし、空洞部の充填不良による将来的な不具合発生率を低減させることができる組立スタッド及びそれを用いた床版の施工方法を提供する。
【解決手段】頭付きスタッドが上部と下部に分割されており、それらを組み立てて連結して使用することで鋼桁G1とプレキャスト床版B1とを一体化する組立スタッド(スタッドユニット)において、鋼桁G1に溶殖されるベース部2と、ベース部2に係合される頭付きスタッドを有するスタッド本体部3と、スタッド本体部3を収容する円筒状のスタッド収容筒部4を備え、スタッド収容筒部4に充填材が充填されて硬化することで鋼桁G1とプレキャスト床版B1とを一体化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
頭付きスタッドが上部と下部に分割されており、それらを組み立てて連結して使用することで鋼桁とプレキャスト床版とを一体化する組立スタッドであって、
前記鋼桁に溶殖されるベース部と、前記ベース部に係合される頭付きスタッドを有するスタッド本体部と、前記スタッド本体部を収容する円筒状のスタッド収容筒部を備え、
前記スタッド収容筒部に充填材が充填されて硬化することで前記鋼桁と前記プレキャスト床版とを一体化すること
を特徴とする組立スタッド。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記ベース部と前記スタッド本体部とは、機械的に係合又は取外し自在に構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の組立スタッド。
【請求項3】
前記ベース部及び前記スタッド本体部のいずれか一方に凸部が形成され、他方にこの凸部と係合する係合溝が形成され、前記ベース部と前記スタッド本体部とは、係合又は取外し自在に構成されていること
を特徴とする請求項2に記載の組立スタッド。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の組立スタッドを用いてプレキャスト床版を複数の鋼桁上に架け渡して設置する床版の施工方法であって、
前記プレキャスト床版を複数の鋼桁の所定の位置に架け渡して設置する床版架設工程と、
前記床版架設工程後に前記ベース部を前記プレキャスト床版下の横方向から把持して前記鋼桁上に溶殖するベース部溶殖工程を備えること
を特徴とする床版の施工方法。
【請求項5】
前記床版架設工程後に、前記スタッド収容筒部内に充填材を充填する充填材充填工程を有すること
を特徴とする請求項4に記載の床版の施工方法。
【請求項6】
前記床版架設工程前に、前記スタッド収容筒部内に充填材を充填した状態の組立スタッドを前記プレキャスト床版に機械的に係合して装着するスタッドユニット装着工程を有すること
を特徴とする請求項4に記載の床版の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁の合成桁に用いる鋼桁とコンクリート床版とを接合する頭付きスタッドに関し、詳しくは、頭付きスタッドが上部と下部に分割されており、それらを設置時に組み立てて連結して使用する組立スタッド及びそれを用いた床版の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鋼桁とコンクリートのプレキャスト床版からなる合成桁の橋梁では、プレキャスト床版を設置した後に、床版上面に開口した貫通孔箇所より鋼桁の上フランジ上面へズレ止めとなる頭付きスタッド(頭付きスタッドジベルともいう。以下同じ)をスタッド溶殖する。そのため、箱抜き孔の周りが水みちとなり、プレキャスト床版の構造上の欠陥となり将来的な弱点となるおそれがあった。
【0003】
また、床版下面に大きな空洞を設け、その位置に事前に溶植されたスタッドが設置される構造とした場合、事前に設置したスタッドが障害となり、プレキャスト床版の設置が困難となり工程にも影響を与えるため、スタッド溶殖を床版設置後にまとめて後施工できる工程上柔軟な対応が可能な工法が求められていた。
【0004】
このような問題を解決するべく、特許文献1には、プレキャスト床版100に上下に貫通しない箱抜き部111を設け、鋼桁200に溶殖された短尺のスタッド300で鋼桁200とプレキャスト床版100とを接合した鋼桁200とプレキャスト床版100の合成構造が記載されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、図面の図1,図5等参照)。
【0005】
しかし、特許文献1に記載の合成構造は、プレキャスト床版に上下に貫通する箱抜き孔を設けていない点で構造上の欠陥となるおそれを払拭できるが、床版下面に大きな空洞を設け、その位置に事前に溶植されたスタッドが設置される構造としているため、空洞部の充填不良が大きな懸念材料となるという問題があった。
【0006】
また、特許文献2には、鋼製スタッドを鋼壁に横向きに溶接するにあたり、溶接すべきスタッドの端面に傾斜開先を設け、傾斜開先部を除く部分を予め横向きでスタッド溶接した後、傾斜開先部分に、円筒形で一部U形に加工した鋼製裏当金をはめ込み、該裏当金のU形部で包まれた傾斜開先部を下向きで被覆アーク溶接またはガスシールドアーク溶接あるいはノーガスアーク溶接で溶接し、該裏当金を鋼製スタッドの一部とする太径スタッドの横向溶接方法が開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0006]~[0009]、図面の図2,図3等参照)。
【0007】
さらに、特許文献3には、スタッド本体1を鋼桁Gに溶接し、それまで上昇状態に保持されていた補強用筒体2を下に降ろして雌ねじ2aを雄ねじ1cに螺合させ、筒体2の下端面2cを鋼桁Gの上面にしっかりと当接させるとともに、溶接部wの外周を覆部2bで覆った合成桁等のスタッドが開示されている(特許文献3の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0009]~[0017]、図面の図1,図3等参照)。
【0008】
しかし、特許文献2の太径スタッドや特許文献3に記載の合成桁等のスタッドは、プレキャスト床版の将来的な弱点となる問題やスタッドの周囲の空洞部の充填不良の問題を解決することはできるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2018-40168号公報
特開平6-99279号公報
特開2002-309706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、貫通孔や床版下面空洞部を無くし、空洞部の充填不良による将来的な不具合発生率を低減させることができる組立スタッド及びそれを用いた床版の施工方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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