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公開番号2025076637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188355
出願日2023-11-02
発明の名称トランスアクスルの試験装置及び試験方法
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01M 99/00 20110101AFI20250509BHJP(測定;試験)
要約【課題】試験装置の大型化及びコスト増や、機械的損失の増大を招くことなく、トランスアクスル完成品としての品質を保証する。
【解決手段】トランスアクスル100に搭載された第1モータ101と第2モータ102を互いに動力伝達可能に連結する。そして、第1モータ101に電力を供給して回転駆動すると共に、この回転駆動力を第2モータ102に伝達して当該第2モータ102を回生運転させた状態で、トランスアクスル100の検査を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータ及びインバータが搭載されたトランスアクスルの試験装置であって、
同一のトランスアクスルあるいは異なるトランスアクスルに搭載された第1モータ及び第2モータに電力を供給する電源と、前記第1モータと前記第2モータとを互いに動力可能に連結する連結部とを有するトランスアクスルの試験装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記第1モータ及び前記第2モータが同一のトランスアクスルに搭載された請求項1に記載のトランスアクスルの試験装置。
【請求項3】
前記第1モータ及び前記第2モータが異なるトランスアクスルに搭載された請求項1に記載のトランスアクスルの試験装置。
【請求項4】
モータ及びインバータが搭載されたトランスアクスルの試験方法であって、
同一のトランスアクスルあるいは異なるトランスアクスルに搭載された第1モータと第2モータとを互いに動力伝達可能に連結する工程と、
前記第1モータに電力を供給して回転駆動すると共に、この回転駆動力を前記第2モータに伝達して当該第2モータを回生運転させた状態で、トランスアクスルの検査を行う工程とを有するトランスアクスルの試験方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータを駆動源とする車両のトランスアクスルの試験装置及び試験方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、ハイブリッド車(HEV)に設けられるモータ(EV用モータ)及びインバータ(EV用インバータ)の運転試験装置が示されている。具体的には、試験装置に設けられた原動機(ACダイナモ)をEV用モータの出力軸に連結し、原動機により実車と同様の負荷を与えながらEV用モータを駆動することで、EV用モータ及びEV用インバータの性能試験が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-35380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の試験装置は、EV用モータに負荷を与えるための原動機及び原動機用インバータが必要となるため、試験装置の大型化及びコスト増につながる。特に、試験時間を短縮するために1つの試験装置で複数のEV用モータを同時に試験する場合、EV用モータと同数の原動機が必要となるため、試験装置の大型化及びコスト増が顕著となる。また、この場合、各EV用モータの出力軸と各原動機の回転軸とを、それぞれチェーンやスプロケット等の連結器を介して接続する必要があるため、機械的損失(メカロス)が大きくなる。
【0005】
また、上記の試験装置で異常なしと判定されたEV用モータ及びEV用インバータは、その組み合わせでトランスアクスルに組み付ける必要がある。もし、これらを異なる組み合わせでトランスアクスルに組み付けると、組み合わせ誤差が発生するため、トランスアクスル完成品としての品質を保証することができない。
【0006】
そこで、本発明は、試験装置の大型化及びコスト増や、機械的損失の増大を招くことなく、トランスアクスル完成品としての品質を保証することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、モータ及びインバータが搭載されたトランスアクスルの試験装置であって、同一のトランスアクスルあるいは異なるトランスアクスルに搭載された第1モータ及び第2モータに電力を供給する電源と、前記第1モータと前記第2モータとを互いに動力可能に連結する連結部とを有するトランスアクスルの試験装置を提供する。
【0008】
また、本発明は、モータ及びインバータが搭載されたトランスアクスルの試験方法であって、同一のトランスアクスルあるいは異なるトランスアクスルに搭載された第1モータと第2モータとを互いに動力伝達可能に連結する工程と、前記第1モータに電力を供給して回転駆動すると共に、この回転駆動力を前記第2モータに伝達して当該第2モータを回生運転させた状態で、トランスアクスルの検査を行う工程とを有するトランスアクスルの試験方法を提供する。
【0009】
このように、本発明では、第1モータと第2モータとを互いに動力伝達可能に連結した。この場合、第1モータに電力を供給してこれを回転駆動すると共に、この回転駆動力で第2モータを回生運転させることで、第1モータに負荷をかけながらトランスアクスルの試験を行うことができる。これにより、試験装置に、第1モータに負荷をかけるための原動機及び原動機用インバータを設ける必要がないため、試験装置の小型化及び低コスト化が図られる。また、第1モータの回転駆動力で第2モータを回生運転させ、この電力を第1モータの駆動するための電力として利用することで、省エネルギー化を図ることができる。さらに、本発明では、モータ及びインバータが搭載された状態でトランスアクスルの試験を行うため、試験後にモータとインバータの組み合わせ誤差が生じることがなく、品質を保証できる。
【0010】
第1モータ及び第2モータは、例えば、同一のトランスアクスルに搭載される。例えば、車輪の駆動源としてエンジン及びモータを有するハイブリット車(HEV)のトランスアクスルには、車輪駆動用のモータと、エンジンの回転駆動力により発電するためのモータとが搭載される。HEV用トランスアクスルを試験装置にセットし、上記2種類のモータの一方を第1モータ、他方を第2モータとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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