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公開番号
2025074929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2024104337,2023185841
出願日
2024-06-27,2023-10-30
発明の名称
太陽電池の製造方法及び太陽電池
出願人
株式会社PXP
,
株式会社SOLABLE
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10F
10/167 20250101AFI20250507BHJP()
要約
【課題】太陽電池を高性能とする、高生産性の太陽電池製造方法を提供する。
【解決手段】
InGaSe層と、CuSe層と、InSe層と、を有する前駆体を形成する前駆体形成工程と、上記前駆体を加熱することにより結晶化させた光吸収層を得る結晶化工程と、を備える、太陽電池の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
InGaSe層と、CuSe層と、InSe層と、を有する前駆体を形成する前駆体形成工程と、
前記前駆体を加熱することにより結晶化させた光吸収層を得る結晶化工程と、を備える、
太陽電池の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記前駆体形成工程において、前記InGaSe層及び前記InSe層は非晶質である、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項3】
前記前駆体形成工程において、各層をスパッタリング法及び/又は蒸着法により200℃以下で形成する、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項4】
前記前駆体形成工程において、前記InSe層を前記InGaSe層より受光面側へ形成する、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項5】
前記前駆体形成工程において、前記InSe層を最も受光面側へ形成する、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項6】
前記前駆体形成工程において、前記InGaSe層と、前記CuSe層と、をそれぞれ2層以上形成する、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項7】
前記InGaSe層において、In元素とGa元素の合計物質量に対するGa元素の物質量の比の値(Ga/(In+Ga))は、0.3以上0.6以下である、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項8】
前記InSe層の中のIn元素の物質量Xに対する、前記InGaSe層の中のIn元素とGa元素の合計物質量Y(Y/X)の比の値が、1.0以上1.5以下である、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項9】
前記前駆体において、
In元素とGa元素の合計物質量に対するGa元素の物質量の比の値(Ga/(In+Ga))が0.15以上0.40以下であり、
In元素とGa元素の合計物質量に対するCu元素の物質量の比の値(Cu/(In+Ga))が0.75以上0.95以下であり、
Cu元素とIn元素とGa元素の合計物質量に対するSe元素の物質量の比の値(Se/(Cu+In+Ga))が1.0以上である、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
【請求項10】
前記InGaSe層及び前記InSe層において、In元素とGa元素の合計物質量に対するSe元素の物質量の比の値(Se/(In+Ga))が1.25以上1.75以下である、
請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池の製造方法及び太陽電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
太陽電池として、単結晶や多結晶のシリコン等の材料を用いて製造するシリコン太陽電池があるが、耐久性に優れている一方、製造コストが高く、厚みがあるため、大型発電施設に使用される。また、ガラスや金属等の基板上に薄い膜上の光吸収層を形成して太陽電池とする薄膜太陽電池がある。薄膜太陽電池は製造コストが安価であり、非常に薄いため、フレキシブルな態様で利用することも可能である。このような特徴から、近年では、薄膜太陽電池の応用に向けて変換効率や耐久性等について様々な検討がされている。
【0003】
例えば、特許文献1において、Cu、In、Ga等の金属成分をスパッタリング法により積層し、その後H
2
SeやH
2
Sの雰囲気で加熱しながら光吸収層を形成する方法を用いることにより、製造コストを低減できる旨が記載されている。さらに、特許文献2においては、上記方法に加えて、基板を結晶化温度以上に加熱しながら光吸収層を形成することにより薄膜の内部欠陥を低減できる旨が記載されているが、高温加熱とスパッタリングを同時に行うため、装置のコストが高くなることが懸念される。
【0004】
特許文献3において、Cu、In、Ga、Seのそれぞれの単体又は合金を同時にスパッタリングし、その後さらにアニールして結晶化する方法が試みられたが、その発電性能が十分ではなかった。そこで、特許文献4においては、I族系セレンであるCuSeとIII族系セレンのInGaSeをそれぞれ積層し、Se蒸気又はH
2
Seガスの雰囲気下で結晶化を行うことで、発電性能を向上できる旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-135495号公報
特表第2012-513127号公報
国際公開第2011/052574号
国際公開第2011/090959号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2に記載の方法では、H
2
SeやH
2
Sの雰囲気で加熱しながら反応させる際に、光吸収層の体積膨張が大きく、膜中において欠陥が多く現れ、表面の凹凸も多くなることが懸念される。さらに、特許文献3及び特許文献4に記載の方法によれば、膜における欠陥や表面の凹凸はある程度抑えられるものの、Se蒸気やH
2
Seガスの雰囲気下でアニールする必要があるため環境や安全面を考慮した設備が必要になり、コストが高くなる上、結晶粒は小さく発電性能も未だ十分とはいえないものであった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高性能と高生産性を両立させた太陽電池の製造方法及び太陽電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態にかかる太陽電池の製造方法は、InGaSe層と、CuSe層と、InSe層と、を有する前駆体を形成する前駆体形成工程と、前駆体を加熱することにより結晶化させた光吸収層を得る結晶化工程と、を備える。
【0009】
太陽電池の製造において、前駆体がInGaSe層と、CuSe層と、InSe層と、を有することにより、太陽電池の生産性が向上し、得られる太陽電池が高性能のものとなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高性能と高生産性を両立させた太陽電池及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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