TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025040195
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023146962
出願日
2023-09-11
発明の名称
太陽電池及び太陽電池の製造方法
出願人
株式会社PXP
,
株式会社SOLABLE
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10F
10/17 20250101AFI20250314BHJP()
要約
【課題】本発明は、高い耐熱性を有し、生産コストが低い太陽電池及び太陽電池の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】第1電極層と、光吸収層と、硫化インジウム又は他種元素が添加された硫化インジウムを含むn型半導体である第1電子輸送層と、水素元素が添加されたn型酸化物半導体である第2電子輸送層と、第2電極層と、をこの順に、少なくとも備える、太陽電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極層と、
光吸収層と、
硫化インジウム又は他種元素が添加された硫化インジウムを含むn型半導体である第1電子輸送層と、
水素元素が添加されたn型酸化物半導体である第2電子輸送層と、
第2電極層と、をこの順に、少なくとも備える、
太陽電池。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1電子輸送層が、前記光吸収層上に設けられ、
前記第2電子輸送層が、前記第1電子輸送層上に設けられている、
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項3】
前記第1電子輸送層の厚さが、10nm以上40nm以下であり、
前記第2電子輸送層の厚さが、50nm以上120nm以下である、
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項4】
前記光吸収層が、カルコパイライト化合物又はケステライト化合物を含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽電池。
【請求項5】
前記n型酸化物半導体は、バンドギャップが3.3eV以上であり、キャリア濃度が1.0×10
20
cm
-3
以下であり、かつ、屈折率が2.1以上である酸化物半導体である、
請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽電池。
【請求項6】
前記n型酸化物半導体が、酸化チタン、硫黄元素が添加された酸化亜鉛、又はチタン元素が添加された酸化亜鉛を含む、
請求項5に記載の太陽電池。
【請求項7】
太陽電池の製造方法であって、
前記太陽電池は、
第1電極層と、
光吸収層と、
硫化インジウム又は他種元素が添加された硫化インジウムを含むn型半導体である第1電子輸送層と、
水素元素が添加されたn型酸化物半導体である第2電子輸送層と、
第2電極層と、をこの順に、少なくとも備え、
前記製造方法は、
スパッタリング法により、前記光吸収層を含む基材上に前記第1電子輸送層を形成する第1電子輸送層形成工程、並びに
酸素源及び水素源を含むガスを供給しながらスパッタリング法により、前記第1電子輸送層上に前記第2電子輸送層を形成する第2電子輸送層形成工程を含む、
太陽電池の製造方法。
【請求項8】
前記基材は、最表層に前記光吸収層を有し、
前記光吸収層が、カルコパイライト化合物又はケステライト化合物を含む、
請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
前記第2電子輸送層形成工程において供給される前記ガス中の酸素源の濃度が、酸素分子換算で、0.8体積%以上1.6体積%以下である、
請求項7又は8に記載の製造方法。
【請求項10】
前記第2電子輸送層形成工程において供給される前記ガス中に含まれる、酸素元素に対する水素元素のモル比が1.0倍以上2.0倍以下である、
請求項7又は8に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池及び太陽電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
太陽電池には、カルコパイライト化合物を用いたカルコパイライト太陽電池や、ケステライト化合物を用いたケステライト太陽電池が存在する。カルコパイライト太陽電池やケステライト太陽電池の種々の物性を向上させるために、非特許文献1~2、特許文献1~2に示されるように種々の検討がなされている。
【0003】
カルコパイライト太陽電池やケステライト太陽電池は、光吸収層内にNaやK等のアルカリ金属元素を含むことにより、各種物性が向上し高性能化が期待できる。しかしながら、アルカリ金属元素は熱や電界により拡散しやすいため、非特許文献1に記載のように、アルカリ金属元素を含む光吸収層を有する上記太陽電池が高温に晒されると、光吸収層から受光面側の透明導電膜へアルカリ金属元素が拡散し、太陽電池としての性能が劣化してしまう。したがって、太陽電池の通常の使用温度域である45~85℃を超えるような高温環境で、アルカリ金属元素を含む光吸収層を有する上記太陽電池を使用することは難しい。
【0004】
非特許文献2では、p型カルコパイライト光吸収層やp型ケステライト光吸収層上に積層するn型電子輸送層として通常使われるIn
2
S
3
が、アルカリ金属元素の拡散防止層として働くことが示唆されており、耐熱性を備えた電子輸送層の材料として期待されている。
【0005】
そこで、光吸収層上にIn
2
S
3
を用いる第1の電子輸送層を形成し、第1の電子輸送層上に、第2の電子輸送層を形成する太陽電池が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
中国特許第1820358号明細書
特許第5635497号公報
【非特許文献】
【0007】
Prog. Photovolt: Res. Appl.、2015、23、pp.537-545
Appl. Sci.、2020、10、pp.1052
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、In
2
S
3
は、スパッタリング法によりダメージを受けやすいため、特許文献1及び特許文献2に開示された太陽電池を作製する際、スパッタリング法により、In
2
S
3
を用いる第1の電子輸送層上に第2の電子輸送層を形成すると、第1の電子輸送層がダメージを受け、太陽電池の性能が劣化したり太陽電池として機能しなくなったりすることがわかった。一方で、スパッタリング法による第1の電子輸送層へのダメージを避けるために、上記ダメージが生じにくい原子層積層法等の手法を用いて、第1の電子輸送層上に第2の電子輸送層を形成すると、量産性に劣り、太陽電池の生産コストが高くなる問題が生じることがわかった。
【0009】
本発明は、高い耐熱性を有し、生産コストが低い太陽電池及び太陽電池の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態にかかる太陽電池は、第1電極層と、光吸収層と、硫化インジウム又は他種元素が添加された硫化インジウムを含むn型半導体である第1電子輸送層と、水素元素が添加されたn型酸化物半導体である第2電子輸送層と、第2電極層と、をこの順に、少なくとも備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社PXP
太陽電池
3日前
株式会社PXP
電力デバイス
2日前
株式会社PXP
太陽電池の製造方法及び太陽電池
3日前
株式会社PXP
電力デバイス
2日前
株式会社PXP
太陽電池の製造方法及び太陽電池
3日前
株式会社PXP
太陽電池の製造方法及び太陽電池
1か月前
株式会社クラベ
感圧導電体
2日前
個人
高性能逆導通半導体装置
23日前
学校法人東北学院
半導体装置
15日前
サンケン電気株式会社
半導体装置
23日前
富士電機株式会社
半導体装置
23日前
富士電機株式会社
半導体装置
24日前
富士電機株式会社
半導体装置
4日前
キヤノン株式会社
放射線撮像装置
4日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1日前
株式会社村田製作所
半導体装置
8日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
23日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
1日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
8日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
半導体装置
2日前
日亜化学工業株式会社
発光装置の製造方法
1日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
株式会社カネカ
ペロブスカイト薄膜太陽電池の製造方法
2日前
ローム株式会社
半導体装置
23日前
ローム株式会社
半導体装置
15日前
日亜化学工業株式会社
発光装置の製造方法
15日前
三菱電機株式会社
半導体装置
4日前
日亜化学工業株式会社
窒化物半導体発光素子
5日前
国立大学法人北海道大学
薄膜トランジスタ
3日前
豊田合成株式会社
発光装置
15日前
旭化成株式会社
深紫外線照射装置及びその製造方法
2日前
シチズン電子株式会社
発光装置
4日前
日本放送協会
磁性細線メモリ
16日前
マグネティック シールズ リミテッド
磁気シールド
2日前
キヤノン株式会社
光電変換素子の製造方法
4日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
発光装置
3日前
続きを見る
他の特許を見る