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公開番号2025074298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025034228,2021086106
出願日2025-03-05,2021-05-21
発明の名称撮像装置、照明装置、およびそれらの制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 15/05 20210101AFI20250502BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】撮像装置の連写の際にストロボ装置を発光させて本発光量の調光処理を実行することを撮像のたびに実行しつつ、その処理に起因する連写の速度の制限を抑制できるようにする。
【解決手段】撮像装置100の制御部101は、撮像に使用するストロボ装置500と通信して、ストロボ装置500のプリ発光結果の情報を取得し、取得したプリ発光結果の情報に基づいて、ストロボ装置500の本撮像での本発光量を決定する調光処理を実行する。制御部101は、撮像を繰り返すための撮像周波数が閾値を超えるように高い場合、前記本発光量情報と異なるプリ発光時または本発光時の設定に用いる情報を、プリ発光前の第一通信処理と、プリ発光後の第二通信処理と、に分けて取得する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
照明装置と通信して、前記照明装置のプリ発光結果の情報を取得する撮像通信部と、
前記撮像通信部が取得するプリ発光結果の情報に基づいて、前記照明装置の本撮像での本発光量を決定する調光処理を実行する調光手段と、
撮像時の連写設定の情報を取得する設定取得手段と、
を有し、
前記撮像通信部は、
前記連写設定に基づく撮像を繰り返す連写コマ速が所定の閾値を超える場合、本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の第一通信処理と、プリ発光後の第二通信処理と、に分けて取得する、
ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記撮像通信部は、
前記連写設定に基づく撮像を繰り返す連写コマ速が所定の閾値を超えない場合、前記本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の第一通信処理にて取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記撮像通信部は、
連写のコマ速が閾値を超える程度に応じて、プリ発光前の前記第一通信処理により取得する情報量が減る、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記調光手段は、
前記撮像通信部が取得する最新の前記照明装置のプリ発光結果の情報に基づいて、前記照明装置の本発光量を決定する調光処理を実行するものであり、
前記撮像通信部が、前記本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の前記第一通信処理と、プリ発光後の前記第二通信処理と、に分けて取得する場合、プリ発光前の前記第一通信処理による情報に基づいて、前記撮像通信部によるプリ発光後の前記第二通信処理と同時に、前記照明装置の本撮像での本発光量を決定する調光処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記調光手段は、
前記撮像通信部が取得したプリ発光前の前記第一通信処理による情報に基づいて、前記撮像通信部によるプリ発光後の前記第二通信処理と同時に、前記照明装置の本撮像での本発光量を決定する調光処理を実行する場合、不足する情報を、プリ発光後の前記第二通信処理により取得した以前の情報で代用する、
ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記撮像通信部は、
少なくとも前記照明装置の充電完了情報については、プリ発光前の前記第一通信処理にて取得する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記撮像通信部は、
撮像を繰り返す場合であっても、最初の前記本発光量情報と異なる情報については、プリ発光前の前記第一通信処理のみで取得する、
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項8】
照明装置と通信して、前記照明装置のプリ発光結果の情報を取得する撮像通信ステップと、
前記撮像通信ステップが取得するプリ発光結果の情報に基づいて、前記照明装置の本撮像での本発光量を決定する調光処理を実行する調光ステップと、
撮像時の連写設定の情報を取得する設定取得ステップと、
を有し、
前記撮像通信ステップには、
前記連写設定に基づく撮像を繰り返す連写コマ速が所定の閾値を超える場合、本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の第一通信処理と、プリ発光後の第二通信処理と、に分けて取得するための、プリ発光前の第一通信処理ステップと、プリ発光後の第二通信処理ステップと、が含まれる、
ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項9】
照明装置であって、
発光部の発光を制御する発光制御部と、
撮像装置と通信して、撮像前に前記発光部をプリ発光させる撮像の設定情報を取得する通信部と、
を有し、
前記通信部は、
取得する前記設定情報が、撮像の連写速度を優先するモードである場合、本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の第一通信処理と、プリ発光後の第二通信処理と、に分けて送信し、
取得する前記設定情報が、前記撮像の連写速度を優先するモードではない場合、前記本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の第一通信処理にて送信する、
ことを特徴とする照明装置。
【請求項10】
前記通信部は、
取得する前記設定情報が、前記撮像装置との通信についての閾値以下の通信レートである場合、前記本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の第一通信処理と、プリ発光後の第二通信処理と、に分けて送信する、
ことを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、照明装置、およびそれらの制御方法、に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
撮像装置では、特許文献1のように照明装置である外付けのストロボ装置を装着して、撮像の際に発光させることができる。また、この場合、撮像装置は、ストロボ装置を本撮像の前にプリ発光させて、本発光での発光量を決定する調光処理を実行することがある。このような調光処理のために、撮像装置は、本撮像での本発光の前に、ストロボ装置をプリ発光させ、ストロボ装置と通信してストロボ装置からプリ発光結果の情報を受信し、取得した情報に基づいて本発光での発光量を演算する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平05-158116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、撮像装置には、撮像を繰り返す連写機能を備えるものがある。撮像装置は、連写の際には、撮像のたびにストロボ装置を発光させることがある。このような連写の場合でも、撮像装置は、ストロボ装置をプリ発光させて本発光量の調光処理を実行することが望まれる。しかしながら、連写の際に撮像のたびにストロボ装置を発光させて本発光量の調光処理を実行すると、その処理が終えるまでに時間がかかる。連写の速度は、撮像のたびに実行される本発光量の調光処理により制限されてしまい、その制限以上に上げることができない。このような対策として、特許文献1において連写中のストロボ装置でのストロボズーム駆動を固定化して禁止しているのと同様に、連写中での本発光量の調光処理を固定化して禁止することも考えられる。しかしながら、この場合には連写中の撮像環境の変化に本発光量を対応させるとができない。
【0005】
そこで本発明は、連写の際にストロボ装置を発光させて本発光量の調光処理を実行することを撮像のたびに実行しつつ、その処理に起因する連写の速度の制限を抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る撮像装置は、照明装置と通信して、前記照明装置のプリ発光結果の情報を取得する撮像通信部と、前記撮像通信部が取得するプリ発光結果の情報に基づいて、前記照明装置の本撮像での本発光量を決定する調光処理を実行する調光手段と、撮像時の連写設定の情報を取得する設定取得手段と、を有し、前記撮像通信部は、前記連写設定に基づく撮像を繰り返す連写コマ速が所定の閾値を超える場合、本発光量情報と異なる情報を、プリ発光前の第一通信処理と、プリ発光後の第二通信処理と、に分けて取得する。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、連写の際にストロボ装置を発光させて本発光量の調光処理を実行することを撮像のたびに実行しつつ、その処理に起因する連写の速度の制限を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一実施形態に係る撮像装置のブロック図である。
図1のカメラMPUによる連写中の自動調光制御のフローチャートである。
ストロボ装置のプリ発光結果情報の通信を連写中に切り換えるための、連写のコマ速と閾値との関係を示す説明図である。
図1の撮像装置の連写中の自動調光制御のタイミングチャートである。
本発明の第二実施形態に係るストロボ装置のブロック図である。
図4のストロボMPUによる連写中の自動調光制御のフローチャートである。
図4のストロボMPUによる連写中の自動調光制御の変形例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
【0010】
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る撮像装置100のブロック図である。図1には、撮像装置100に装着されている照明装置である外付けのストロボ装置500が併せて示されている。ストロボ装置500は、後述する図5と同様のものでよい。図1の撮像装置100は、被写体を撮像するための光学系として、レンズユニット102、撮像素子103、を有する。また、撮像素子103による撮像画像の処理系として、タイミング信号発生回路104、A/D変換器105、メモリコントローラ106、バッファメモリ107、を有する。レンズユニット102は、たとえば絞り調節機構と焦点調節機構とを備え、入射する被写体の光を含む光束を撮像素子103に結像する。タイミング信号発生回路104は、撮像素子103を動作させるために必要なタイミング信号を発生して、撮像素子103へ出力する。撮像素子103は、受光面に配列された複数の光電変換素子を有するCCDまたはCMOSでよい。光電変換素子は、受光量に応じた電荷を蓄積する。撮像素子103は、被写体を含む撮像範囲の光を複数の光電変換素子により電気信号へ変換して、アナログ画像データを生成する。また、撮像素子103は、受光量を計測する測光センサとして用いることもできる。A/D変換器105は、撮像素子103から出力されるアナログ画像データを、デジタル画像データに変換する。メモリコントローラ106は、バッファメモリ107のリフレッシュ動作などを制御し、デジタル画像データをバッファメモリ107に記録する。
(【0011】以降は省略されています)

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