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公開番号2025074201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025031771,2021005215
出願日2025-02-28,2021-01-15
発明の名称秤、起歪体、及びロードセル
出願人株式会社タニタ
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G01G 3/14 20060101AFI20250502BHJP(測定;試験)
要約【課題】器差性能に与える影響を抑制可能な秤、起歪体、及びロードセルを提供することを目的とする。
【解決手段】秤は、筐体ベースと、筐体ベースに配置され荷重が加えられる筐体カバーとを備える。秤は、筐体カバーを筐体ベースに支持するとともに筐体カバーに加えられた荷重を受けて弾性変形する起歪部を有した複数の起歪体と、起歪体の起歪部に設けられ起歪部の変形に伴う伸縮に応じて抵抗値が変化する歪センサとを備える。歪センサは、起歪部が弾性変形した状態で、凹状に変形する部位に配置される第一歪ゲージと、凸状に変形する部位に配置される第二歪ゲージとを含む。隣接する起歪体における一方の起歪体の歪センサは、起歪部の表面に配置され、他方の起歪体の歪センサは起歪部の裏面に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体ベースと、
前記筐体ベースに配置され荷重が加えられる筐体カバーと、
前記筐体カバーを前記筐体ベースに支持するとともに前記筐体カバーに加えられた荷重を受けて弾性変形する起歪部を有した複数の起歪体と、
前記起歪体の前記起歪部に設けられ、前記起歪部の変形に伴う伸縮に応じて抵抗値が変化する歪センサと、
を備え、
前記歪センサは、前記起歪部が弾性変形した状態で、凹状に変形する部位に配置される第一歪ゲージと、凸状に変形する部位に配置される第二歪ゲージとを含み、
隣接する前記起歪体における一方の前記起歪体の前記歪センサは、前記起歪部の表面に配置され、他方の前記起歪体の前記歪センサは、前記起歪部の裏面に配置されている、
秤。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の秤であって、
前記起歪体は、四箇所に配置され、
隣接する前記起歪体における一方の前記起歪体は、前記起歪部の表面に前記歪センサが配置され、他方の前記起歪体は、前記起歪部の裏面に前記歪センサが配置されている、
秤。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の秤であって、
前記歪センサは、
前記第一歪ゲージの一端に接続された第一接続端子と、
前記第二歪ゲージの一端に接続された第二接続端子と、
前記第一歪ゲージの他端及び前記第二歪ゲージの他端に接続された第三接続端子と、
を備える、
秤。
【請求項4】
荷重を受ける荷重受け部と、
取付け対象に固定される固定部と、
前記荷重受け部と前記固定部とを繋ぐとともに前記荷重受け部の変位に伴って弾性変形する起歪部と、
前記起歪部に設けられ前記起歪部の弾性変形に伴う伸縮に応じて抵抗値が変化する歪センサと、
を備え、
前記歪センサは、前記荷重受け部が荷重を受けて前記起歪部が弾性変形した状態で、凹状に変形する部位に配置される第一歪ゲージと、凸状に変形する部位に配置される第二歪ゲージとを含み、
前記歪センサは、前記起歪部の表面に配置された表面歪センサと、前記起歪部の裏面に配置された裏面歪センサとを含む、
起歪体。
【請求項5】
請求項4に記載の起歪体であって、
前記歪センサは、
前記第一歪ゲージの一端に接続された第一接続端子と、
前記第一歪ゲージの他端に接続された第二接続端子と、
前記第二歪ゲージの一端に接続された第三接続端子と、
前記第二歪ゲージの他端に接続された第四接続端子と、
を備える、
起歪体。
【請求項6】
請求項4又は請求項5に記載の起歪体と、
前記起歪体における前記表面歪センサの前記第一歪ゲージ、前記表面歪センサの前記第二歪ゲージ、前記裏面歪センサの前記第一歪ゲージ、及び前記裏面歪センサの前記第二歪ゲージを接続してホイートストンブリッジ回路を構成する配線と、
を備えたロードセル。
【請求項7】
請求項6に記載のロードセルであって、
前記起歪体を複数備え、ぞれぞれの前記起歪体で形成された前記ホイートストンブリッジ回路が並列接続されている、
ロードセル。
【請求項8】
請求項4又は請求項5に記載の起歪体と、
前記起歪体の前記荷重受け部に支持される筐体カバーと、
前記起歪体の前記固定部を支持する筐体ベースと、
を備えた秤。
【請求項9】
請求項8に記載の秤であって、
前記筐体カバーは、矩形状であり、前記起歪体は、前記筐体カバーの四隅に配置されている、
秤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、秤、起歪体、及びロードセルに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、四隅に起歪体を有する計量装置が示されている。起歪体の起歪部には、歪センサが貼り付けられている。
【0003】
歪センサは、起歪部の長さ方向に離間して配置された一対の歪ゲージで構成されており、計量装置は、各歪ゲージの抵抗値に基づいて加えられた荷重を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-109438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の計量装置にあっては、荷重が加えられる上板の剛性が低いと、加えられた荷重によって上板に撓みが生じ、上板から起歪体に入力される荷重の入力方向が傾く。すると、起歪体に対して鉛直に荷重が入力する場合と比較して、起歪体において歪が生ずる起歪部の変形状態が変化する。
【0006】
この場合、起歪部に設けられた歪センサの各歪ゲージに生ずる歪の差が大きくなり、その影響が器差性能に表れてしまう。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、器差性能に与える影響を抑制可能な秤、起歪体、及びロードセルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある態様によれば、秤は、筐体ベースと、前記筐体ベースの上に配置され荷重が加えられる筐体カバーとを備える。秤は、前記筐体カバーを前記筐体ベースに支持するとともに前記筐体カバーに加えられた荷重を受けて弾性変形する起歪部を有した複数の起歪体と、前記起歪体の前記起歪部に設けられ、前記起歪部の変形に伴う伸縮に応じて抵抗値が変化する歪センサと、を備える。前記歪センサは、前記起歪部が弾性変形した状態で、凹状に変形する部位に配置される第一歪ゲージと、凸状に変形する部位に配置される第二歪ゲージとを含む。隣接する前記起歪体における一方の前記起歪体の前記歪センサは前記起歪部の表面に配置され、他方の前記起歪体の前記歪センサは前記起歪部の裏面に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
この態様の秤において、筐体カバーに撓みが生じ、起歪体への荷重の入力方向が傾いた場合、凹状に変形する凹状部位と凸状に変形する凸状部位とのうち、一方の部位の歪量は大きく表れ、他方の部位の歪量は小さく表れる。これにより、単一の歪センサにおいて各ゲージに生ずる引張力と圧縮力とのバランスが変化する。
【0010】
この対策として、本態様では、荷重の入力方向の傾きによる各ゲージに生ずる引張力と圧縮力とのバランスの変化を解消するために、対を成す起歪体における一方の起歪体の歪センサは起歪部の裏面に配置され、他方の起歪体の歪センサは起歪部の表面に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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