TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025074135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2025028819,2022196182
出願日
2025-02-26,2022-12-08
発明の名称
漏電監視装置および漏洩電流検出方法
出願人
日本車輌製造株式会社
,
株式会社竹中電機
,
株式会社So Brain
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
G01R
31/52 20200101AFI20250502BHJP(測定;試験)
要約
【課題】漏洩電流を監視可能な対象を広くできる漏電監視装置および漏洩電流検出方法を提供すること。
【解決手段】漏電計測器20(漏電監視装置)の2個1組の個別変流器21,22(個別計測器)は、2本1組の正極線12及び負極線13の各々を流れる電流を個別に計測する。この計測した電流の合計が個別変流器21,22の下流側で生じた漏洩電流の値を示す。特に、個別変流器21,22によれば、正極線12と負極線13とが互いに離れていても、正極線12及び負極線13を流れる電流の合計を算出可能にして漏洩電流を監視できる。その結果、漏電計測器20によって漏洩電流を監視可能な対象を広くできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上流から下流へ負荷用電力を供給する複数本1組の電源線と、その1組の電源線から供給された負荷用電力によって作動する負荷機器と、を備えた計測対象物の漏洩電流を監視する漏電監視装置であって、
前記計測対象物の所定範囲に生じた漏洩電流を監視可能な1つ以上の計測部を備え、
その計測部の1つには、複数本1組の前記電源線の各々を流れる電流を個別に計測する複数個1組の個別計測器によって形成されるものがあることを特徴とする漏電監視装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
1組の前記個別計測器の計測位置で1組の前記電源線の間に生じている電圧を計測する基準検出部と、
その基準検出部で計測した電圧を、その計測時の前記個別計測器で計測した電流に関連付ける基準関連付手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の漏電監視装置。
【請求項3】
前記負荷機器の作動状態を取得する取得手段と、
その取得手段で取得した作動状態を、その取得時の前記個別計測器で計測した電流に関連付ける状態関連付手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の漏電監視装置。
【請求項4】
1組の前記個別計測器で計測した電流の合計に関するデータを記憶可能な記憶部と、
その電流の合計を算出する合計算出手段と、
その合計算出手段で算出された合計に基づき、その合計に関するデータを前記記憶部に記憶するかを判断する記憶判断手段と、
その記憶判断手段でデータを記憶すると判断した場合に、そのデータを前記記憶部に記憶させる記憶実行手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の漏電監視装置。
【請求項5】
前記計測部は、1組の前記電源線の上流側と下流側とにそれぞれ離れて2つ以上設けられ、各々が配置された位置よりも下流側の前記計測対象物で生じた漏洩電流を監視することを特徴とする請求項1記載の漏電監視装置。
【請求項6】
前記計測部の1つには、通電によって1組の前記電源線の複数本にそれぞれ生じる磁界をまとめて計測し、その磁界に基づいてそれらの電源線を流れる電流の合計を計測する零相計測器によって形成されるものがあることを特徴とする請求項5記載の漏電監視装置。
【請求項7】
1組の前記電源線は、
上流側の1組の幹電線と、
その1組の幹電線からそれぞれ分岐する複数組の分岐電線と、を備え、
前記負荷機器は、1組の前記分岐電線ごとにそれぞれ接続されて複数設けられ、
複数組の前記分岐電線よりも上流側の1組の前記幹電線に前記計測部が配置され、それとは別の前記計測部が1組の前記分岐電線に配置されることを特徴とする請求項5又は6に記載の漏電監視装置。
【請求項8】
前記計測対象物は、前記負荷機器が収容される筐体と、その筐体を接地させる接地線と、を備え、
前記計測部は、2つ以上設けられ、
その計測部の1つには、前記接地線を流れる電流を計測する接地側計測器によって形成されるものがあることを特徴とする請求項1記載の漏電監視装置。
【請求項9】
上流から下流へ負荷用電力を供給する複数本1組の電源線と、その1組の電源線から供給された負荷用電力によって作動する負荷機器と、を備えた計測対象物の漏洩電流を監視する漏電監視装置であって、
1本の前記電源線を流れる電流を計測する上流計測器と、
その上流計測器により電流が計測される前記電源線のうち前記上流計測器の計測位置よりも下流側において、その電源線を流れる電流を計測する下流計測器と、を備えていることを特徴とする漏電監視装置。
【請求項10】
上流から下流へ負荷用電力を供給する複数本1組の電源線と、その1組の電源線から供給された負荷用電力によって作動する負荷機器と、を備えた計測対象物の漏洩電流を検出する漏洩電流検出方法であって、
複数本1組の前記電源線の各々を流れる電流を計測器によって個別に計測する個別計測ステップと、
その個別計測ステップで個別に計測した複数の電流を合計する合計ステップと、
その合計ステップで合計した電流に基づき前記計測対象物の漏洩電流を検出する検出ステップと、
を備えていることを特徴とする漏洩電流検出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気回路の漏洩電流を監視する漏電監視装置および漏洩電流検出方法に関し、特に漏洩電流を監視可能な対象を広くできる漏電監視装置および漏洩電流検出方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気回路は、直流または交流の電力を複数本1組の電源線によって上流側の電源などから下流側の負荷機器へ供給し、その供給された電力で負荷機器を作動させる。この電気回路を計測対象物とし、計測対象物から地面などへ漏れる漏洩電流を監視するための漏電監視装置が知られている。
【0003】
特許文献1に開示された漏電監視装置では、1つの変流器に3本1組の電源線を一緒に貫通させ、それらの電源線を流れる電流の合計を変流器で計測している。変流器の下流側で漏洩電流が生じていない場合、基本的に、変流器を通って負荷機器へ向かう電流の全てが、再び変流器を通って負荷機器から上流側へ戻る。よってこの場合、変流器による計測結果(1組の電源線を流れる電流の合計)が基本的に略0Aとなる。これに対し変流器を迂回するように下流側で漏洩電流が生じると、その漏洩電流と逆向きで同じ大きさの電流が変流器で計測される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4159590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の漏電監視装置では、例えば1組の電源線の各々の位置が離れていると、1つの変流器に1組の電源線を一緒に貫通させることが不可能となる場合がある。この場合には、変流器を用いた漏電監視装置で計測対象物の漏洩電流を計測できない。即ち従来の漏電監視装置には、漏洩電流を監視可能な対象が狭いという問題点がある。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、漏洩電流を監視可能な対象を広くできる漏電監視装置および漏洩電流検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明の漏電監視装置は、上流から下流へ負荷用電力を供給する複数本1組の電源線と、その1組の電源線から供給された負荷用電力によって作動する負荷機器と、を備えた計測対象物の漏洩電流を監視するものであって、前記計測対象物の所定範囲に生じた漏洩電流を監視可能な1つ以上の計測部を備え、その計測部の1つには、複数本1組の前記電源線の各々を流れる電流を個別に計測する複数個1組の個別計測器によって形成されるものがある。
【0008】
なお、「負荷用電力」とは直流電力でも交流電力でも良く、その交流電力は単相でも三相でも良い。また、「漏洩電流を監視する」とは、計測対象物に生じた漏洩電流を漏電監視装置で算出する場合に限らず、漏洩電流の算出に必要な計測結果を漏電監視装置から外部の制御機器などへ送信して、その外部制御機器上で漏洩電流を算出可能にする場合を含む。
【0009】
また、上記目的を達成するための別の手段として本発明の漏電監視装置は、上流から下流へ負荷用電力を供給する複数本1組の電源線と、その1組の電源線から供給された負荷用電力によって作動する負荷機器と、を備えた計測対象物の漏洩電流を監視するものであって、1本の前記電源線を流れる電流を計測する上流計測器と、その上流計測器により電流が計測される前記電源線のうち前記上流計測器の計測位置よりも下流側において、その電源線を流れる電流を計測する下流計測器と、を備えている。
【0010】
本発明の漏洩電流検出方法は、上流から下流へ負荷用電力を供給する複数本1組の電源線と、その1組の電源線から供給された負荷用電力によって作動する負荷機器と、を備えた計測対象物の漏洩電流を検出する方法であって、複数本1組の前記電源線の各々を流れる電流を計測器によって個別に計測する個別計測ステップと、その個別計測ステップで個別に計測した複数の電流を合計する合計ステップと、その合計ステップで合計した電流に基づき前記計測対象物の漏洩電流を検出する検出ステップと、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
粒子分析装置
26日前
株式会社イシダ
計量装置
20日前
日本精機株式会社
表示装置
6日前
株式会社エビス
水準器
5日前
個人
アクセサリー型テスター
27日前
日本精機株式会社
アセンブリ
12日前
個人
準結晶の解析方法
12日前
株式会社豊田自動織機
自動走行体
11日前
株式会社不二越
塵埃噴射装置
今日
個人
浸透探傷試験方法
1日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
5日前
栄進化学株式会社
浸透探傷用濃縮液
1か月前
株式会社テイエルブイ
振動検出装置
26日前
株式会社ミツトヨ
画像測定機
28日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
20日前
ダイハツ工業株式会社
試料セル
26日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
1日前
株式会社東芝
センサ
今日
大和製衡株式会社
計量装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
12日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
27日前
GEE株式会社
光学特性測定装置
11日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
今日
理研計器株式会社
ガス検出器
28日前
理研計器株式会社
ガス検出器
28日前
東ソー株式会社
簡易型液体クロマトグラフ
22日前
株式会社TISM
センサ部材
11日前
株式会社不二越
X線測定装置
6日前
株式会社熊谷組
計測システム
1か月前
理研計器株式会社
ガス検出器
28日前
理研計器株式会社
ガス検出器
28日前
TDK株式会社
アレイセンサ
1日前
株式会社不二越
X線測定装置
6日前
理研計器株式会社
ガス検出器
28日前
リバークル株式会社
荷重移動試験装置
20日前
株式会社小糸製作所
物体検知システム
12日前
続きを見る
他の特許を見る