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公開番号
2025073204
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183764
出願日
2023-10-26
発明の名称
液晶表示装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02F
1/1335 20060101AFI20250502BHJP(光学)
要約
【課題】 表示領域と遮光領域の境界のシームレス化を図る液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 液晶表示装置100は、液晶モジュール20と、液晶モジュール20上に設けられたカバーガラス40と、カバーガラス40の裏面側の外周に形成された遮光領域としてのブラックマスク42と、カバーガラス40の表面側に形成された反射防止層110とを有する。反射防止層110は、表示領域に対応する第1の反射防止層110Aとブラックマスク42に対応する第2の反射防止層110Bとを含み、第2の反射防止層110Bの表面で生じる反射率は、第1の反射防止層110Aの表面で生じる反射率よりも大きい。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液晶モジュールと、
前記液晶モジュール上に設けられたカバーガラスと、
前記カバーガラスの裏面側の外周に形成された遮光領域と、
前記カバーガラスの表面側に形成された反射防止層とを有し、
前記反射防止層は、画像を表示する表示領域に対応する第1の反射防止層と前記遮光領域に対応する第2の反射防止層とを含み、
第2の反射防止層の表面で生じる反射率は、第1の反射防止層の表面で生じる反射率よりも大きい、液晶表示装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記遮光領域の界面で生じる反射率および前記第2の反射防止層の表面で生じる反射率の合計が、前記表示領域の前記液晶モジュール内の各層の界面で生じる反射率および前記第1の反射防止層の表面で生じる反射率の合計に概ね等しくなるように、前記第1および第2の反射防止層の反射率が決定される、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記液晶モジュール内の各層の界面で生じる反射率は、シール電極とガラス基板との界面で生じる反射率、ガラス基板と液晶パネル基板との界面で生じる反射率、および液晶パネルとTFT基板との界面で生じる反射率を含む、請求項2に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
液晶モジュールと、
前記液晶モジュール上に設けられたカバーガラスと、
前記カバーガラスの裏面側の外周に形成された遮光領域と、
前記カバーガラスの表面側に形成された粘着部と、
前記粘着部上に形成された反射防止層とを有し、
前記粘着部は、画像を表示する表示領域に対応する第1の粘着部と前記遮光領域に対応する第2の粘着部とを含み、
第2の粘着部と前記反射防止層との界面で生じる反射率は、第1の粘着部と前記反射防止層との界面で生じる反射率よりも大きい、液晶表示装置。
【請求項5】
前記遮光領域の界面で生じる反射率、前記第2の粘着部の界面で生じる反射率、および前記反射防止層の表面で生じる反射率の合計が、前記表示領域の前記液晶モジュール内の各層の界面で生じる反射率、前記第1の粘着部の界面で生じる反射率、および前記反射防止層の表面で生じる反射率の合計に概ね等しくなるように、前記第1および第2の粘着部の反射率が決定される、請求項4に記載の液晶表示装置。
【請求項6】
前記液晶モジュール内の各層の界面で生じる反射率は、ガラス基板と液晶パネル基板との界面で生じる反射率、液晶パネルと前記TFT基板との界面で生じる反射率を含む、請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
前記シールド電極が有機導電膜から構成され、前記シール電極と前記ガラス基板との界面で生じる反射が抑制される、請求項6に記載の液晶表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置に関し、特に画像を表示する表示領域と遮光領域との境界のシームレス化に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、筐体内に収容された液晶モジュールを含み、液晶モジュールは、液晶パネルと、その表面に取り付けられた保護カバーとを含んで構成される。液晶表示装置は、画像を表示するための表示領域(アクティブエリア)と、表示領域を取り囲む遮光領域とを有し、保護カバーの外周には、遮光領域を規定する、いわゆるブラックマスクが形成される。ブラックマスクは、例えば、保護カバーに黒色を印刷した領域である。例えば、特許文献1の液晶表示装置は、ブラックマスクに市松模様等の中間層を設けることで、ブラックマスクが目立つことを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-15772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1に、従来の液晶表示装置の概略断面を示す。液晶表示装置10は、筐体内に、液晶モジュール20、液晶モジュール20上に光学接着樹脂(OCR:Optical clear film)または光学接着粘着材(OCA:Optical clear adhesive)30を介して設けられたカバーガラス40、カバーガラス40の表面に形成された反射防止層(AR:Anti reflection)または帯電防止フィルム(ASF:Anti static film)50を含んで構成される。
【0005】
液晶モジュール20は、下から順に、偏光板21、ガラス基板22、ガラス基板22上に形成されるTFT付きAR基板(TFT:Thin film transistor、AR:Array)23、RGBフィルタや液晶分子を含む液晶パネル24、ガラス基板25、シールド電極26、偏光板27を積層して構成される。また、液晶モジュール20の下方にはバックライト(図示、省略)が配置される。
【0006】
液晶パネル24は、例えば、TFTを介して印加された電圧により液晶分子がパネルと水平方向に回転するIPS型である。通常、IPS型では、液晶パネル24の上方に帯電した電荷をGND(基準電位)に放出するためのシールド電極26をガラス基板25と偏光板27との間に配置している。シールド電極26は、例えば、ITOのような光を透過する透明金属材料から構成される。
【0007】
カバーガラス40の外周には、画像を表示するアクティブエリアを囲むようにブラックマスク42が形成される。ブラックマスク42は、例えば、カバーガラス40の底面に、例えば黒色の顔料をスクリーン印刷して形成され、ブラックマスク42は、遮光領域を規定する。
【0008】
このような液晶表示装置10では、上方からの光(つまり、液晶表示装置を上方から見たとき)、表面の反射率と各層の界面の反射率により次のような反射が生じる。
R1:反射防止膜/帯電防止フィルム50の表面の反射であり、反射率=約0.3%、
R2:ブラックマスクエリア42の界面の反射であり、反射率=約0.2%
R3:シールド電極26とガラス基板25の界面の反射であり、反射率=約0.7%
R4:ガラス基板25と液晶パネル24の界面の反射であり、反射率=約0.2%
R5:液晶パネル24とTFT23の界面の反射であり、反射率=約0.2%
なお、偏光板やOCA、ガラスは、屈折率がほぼ1.5のため、屈折率差による界面での反射がほとんど生じない。
【0009】
アクティブエリアの反射率R
A
は、R
A
=R1+R3+R4+R5≒1.4%であり、ブラックマスクエリアの反射率R
B
は、R
B
=R1+R2≒0.5%であり、アクティブエリアの反射率R
A
がブラックマスクエリアの反射率R
B
より高く、その境界が目立つという問題がある。従来は、この境界を見え難くするためには、ブラックマスクエリアの反射率R
B
を上げるか、アクティブエリアの反射率R
A
を下げるか、若しくはその両方の反射率を変更する、という手法がとられてきた。
【0010】
しかしながら、従来の手法では、ブラックマスクエリアの反射率R
B
を上げるために、顔料の調整を行っていたが、信頼性や色による材料制約などの理由から顔料調整には限界があり、反射率をあまり大きく上げることはできない。一方、アクティブエリアの反射率R
A
を下げるために、シールド電極26の金属材料(例えば、ITO)を有機導電材料(例えば、導電性プラスチックなど)に変更することも可能であるが、そうするとシールド電極26の抵抗値が高くなり、ESD(Electrical Static Discharge)による電荷の放電が不十分になるおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
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