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公開番号2025072810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183161
出願日2023-10-25
発明の名称情報処理システム、情報処理システムの制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20250501BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザにとって関心がある関心方向に複数の音源が存在する状態でも、各音源からの音をそのままにして、特定の音源からの音を聞き分けることができる情報処理システム、情報処理システムの制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理システム1000は、複合現実空間の画像を表示可能な表示手段(表示部107)と、ユーザに対して複数の音源からの音を再生可能な再生手段(音声出力部105)と、ユーザに対して振動を付与する振動付与手段(振動部117)と、各音源と紐づけ可能な仮想オブジェクトを表示手段に表示させる制御を行う制御手段(制御部111)と、仮想オブジェクトを選択する選択手段(オブジェクト選択指示部116)とを備える。振動付与手段は、仮想オブジェクトが選択された場合に、仮想オブジェクトに紐づけられている音源からの音の強弱に合わせて、ユーザに対して振動を付与する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
現実空間および仮想空間のうちの少なくとも一方の空間の画像を表示可能な表示手段と、
前記表示手段に表示されている前記画像を視認するユーザに対して、複数の音源からの音を再生可能な再生手段と、
前記ユーザに対して振動を付与する振動付与手段と、
前記各音源と紐づけ可能な仮想オブジェクトを前記画像とともに前記表示手段に表示させる制御を行う制御手段と、
前記表示手段に表示されている前記仮想オブジェクトを選択する選択手段と、を備え、
前記振動付与手段は、前記選択手段で前記仮想オブジェクトが選択された場合に、前記複数の音源のうち、前記仮想オブジェクトに紐づけられている音源からの音の強弱に合わせて、前記ユーザに対して振動を付与することを特徴とする情報処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記再生手段は、前記振動付与手段で前記音源からの音の強弱に合わせた振動を付与しつつ、前記仮想オブジェクトに紐づけられている音源からの音を再生することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記再生手段は、前記仮想オブジェクトに紐づけられている音源の音量を調整可能であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記選択手段は、前記ユーザの視線に基づいて、前記仮想オブジェクトの選択が可能であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記選択手段で前記仮想オブジェクトが選択された場合、前記仮想オブジェクトに関する情報の変化を検出する検出手段を備え、
前記検出手段での検出結果、前記変化が検出された場合に、前記振動付与手段で前記音の強弱に合わせた振動を付与することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記制御手段は、複数の前記仮想オブジェクトを前記表示手段に表示させる制御が可能であり、
前記選択手段は、前記複数の前記仮想オブジェクトのうちの少なくとも2つを選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記振動付与手段は、前記選択手段で前記少なくとも2つの前記仮想オブジェクトが選択された場合には、該各仮想オブジェクトに紐づけられている音源からの音を合成した合成音が生成され、該合成音の強弱に合わせて、前記ユーザに対して振動を付与することを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記振動付与手段で前記音の強弱に合わせた振動を付与するか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記振動付与手段での前記音の強弱に合わせた振動の付与の有無を切り替える切替手段を備え、
前記判断手段は、前記切替手段での切替結果に基づいて、前記振動付与手段で前記音の強弱に合わせた振動を付与するか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記複数の音源からの音を集音する集音手段を備え、
前記判断手段は、前記集音手段で集音された音量に基づいて、前記振動付与手段で前記音の強弱に合わせた振動を付与するか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理システムの制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数音源下でも特定の音源を聞き分けるための方法としては、例えば、指向性マイクを用いる方法、ユーザの顔が向いている方向に位置する音源の音量を制御する方法、ユーザが選択した音源のみを再生させる方法等が知られている。その他にも例えば特許文献1には、ユーザが関心がある対象に届ける音量を大きくすることにより、特定の音源を聞き分ける技術が開示されている。特許文献2には、指に装着された指輪型のスピーカを耳に近づけることにより、特定の音源を聞き分ける技術が開示されている。非特許文献1には、雑音環境下でも皮膚から音声の振動を与えることにより、特定の音源を聞き分ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-163649号公報
特許第3771207号公報
【非特許文献】
【0004】
鳥飼 雄亮、“音受聴時における皮膚振動の呈示”、[online]、早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科 2012年度 卒業論文、[令和5年10月13日]、インタネット〈URL:http://www.ias.sci.waseda.ac.jp/GraduationThesis/2012_summary/1W090367_s.pdf〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、ユーザにとって関心がある関心方向に複数の音源が存在する場合、これらの音源のうちの特定の音源からの音を聞き分けることが困難となることがある。また、特定の音源からの音を聞き分けようとして、当該音源からの音のみを再生した場合には、残りの他の音源からの音を遮断することとなり、結果、全音源からの音が全体として聞けなくなってしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、ユーザにとって関心がある関心方向に複数の音源が存在する状態でも、各音源からの音をそのままにして、特定の音源からの音を聞き分けることができる情報処理システムを提供することを目的とする。また、同様に、ユーザにとって関心がある関心方向に複数の音源が存在する状態でも、各音源からの音をそのままにして、特定の音源からの音を聞き分けることができる、情報処理システムの制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理システムは、現実空間および仮想空間のうちの少なくとも一方の空間の画像を表示可能な表示手段と、前記表示手段に表示されている前記画像を視認するユーザに対して、複数の音源からの音を再生可能な再生手段と、前記ユーザに対して振動を付与する振動付与手段と、前記各音源と紐づけ可能な仮想オブジェクトを前記画像とともに前記表示手段に表示させる制御を行う制御手段と、前記表示手段に表示されている前記仮想オブジェクトを選択する選択手段と、を備え、前記振動付与手段は、前記選択手段で前記仮想オブジェクトが選択された場合に、前記複数の音源のうち、前記仮想オブジェクトに紐づけられている音源からの音の強弱に合わせて、前記ユーザに対して振動を付与することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザにとって関心がある関心方向に複数の音源が存在する状態でも、各音源からの音をそのままにして、特定の音源からの音を聞き分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
情報処理システムの情報処理装置で実行される処理を示すフローチャートである。
音の強弱に合わせた振動の付与の有無を切り替える画面を示す図である。
仮想オブジェクトの選択の有無について説明するための図である。
第2実施形態に係る情報処理システムの情報処理装置で実行される処理を示すフローチャートである。
関心領域について説明するための図である。
関心領域について説明するための図である。
第3実施形態に係る情報処理システムの情報処理装置で実行される処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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