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公開番号2025071941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182379
出願日2023-10-24
発明の名称現像剤収容容器、現像装置、プロセスカートリッジ、トナー容器、サブホッパ、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250430BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像剤のデッドスペースが形成されにくく、現像剤搬送部材による現像剤の搬送性も低下しにくく、現像剤搬送部材や回転部材の破損も生じにくくする。
【解決手段】所定方向に回転する撹拌パドル54(回転部材)が設置された第1収容部Aとアジテータ55(現像剤搬送部材)が設置された第2収容部Bと、を備えている。アジテータ55は、回転軸55aと可撓性シート部材55bとが設けられていて、仮に可撓性シート部材55bが如何なる部材にも接触せず撓みが生じないものとしたときに描く回転軌跡S2が、第1収容部Aの内部に留まる撹拌パドル54の回転軌跡S1に交わるように構成されている。そして、第1収容部Aと第2収容部Bとの間に、可撓性シート部材55bが撹拌パドル54に接触しないように可撓性シート部材55bに接触する複数の隔壁64が、回転軸方向に間隔65をあけて設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に回転する回転部材が、現像剤が収容された内部に設置された第1収容部と、
内部に収容された現像剤を前記第1収容部に搬送可能に連通して、回転軸を中心に所定の回転方向に回転する現像剤搬送部材が設置された第2収容部と、
前記現像剤搬送部材は、
前記回転軸と、前記回転軸から径方向に延びる可撓性シート部材と、を具備して、
仮に前記可撓性シート部材が如何なる部材にも接触せず撓みが生じないものとしたときに描く回転軌跡が、前記第1収容部の内部に留まる前記回転部材の回転軌跡に交わるように構成され、
前記第1収容部と前記第2収容部との間に、前記可撓性シート部材が前記回転部材に接触しないように前記可撓性シート部材に接触する複数の隔壁が、回転軸方向に間隔をあけて設けられたことを特徴とする現像剤収容容器。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記隔壁は、前記第1収容部及び前記第2収容部の底部に一体的に又は別部材として繋がり、前記回転部材の回転軌跡の上端に対して同等以上の高さまで前記底部から起立するように形成され、
前記間隔は、前記第1収容部及び前記第2収容部の底部から前記隔壁の上端と同等の高さまで切欠かれたものであることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容容器。
【請求項3】
前記現像剤搬送部材は、複数の前記可撓性シート部材が前記回転軸方向に隙間をあけて前記回転軸に設置されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤収容容器。
【請求項4】
前記複数の可撓性シート部材は、少なくとも異なる2つの径方向に別々に延びるように前記回転軸に設置されたものであることを特徴とする請求項3に記載の現像剤収容容器。
【請求項5】
前記複数の可撓性シート部材は、前記回転軸に接合されるそれぞれの根元部が一体的に繋がったものであることを特徴とする請求項3に記載の現像剤収容容器。
【請求項6】
前記間隔は、前記可撓性シート部材に対向可能な前記回転軸方向の位置に形成され、
前記可撓性シート部材の前記回転軸方向の幅が、前記間隔の前記回転軸方向の距離よりも大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤収容容器。
【請求項7】
前記可撓性シート部材は、前記回転軸方向の幅の範囲内において、少なくとも3つの前記隔壁と、少なくとも2つの前記間隔と、が対向可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤収容容器。
【請求項8】
前記隔壁から前記第1収容部に近づいた位置であって、前記間隔が形成された前記回転軸方向の位置に、前記可撓性シート部材が前記回転部材に接触しないように前記可撓性シート部材に接触可能な第2隔壁が、前記回転部材に接触しないように設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤収容容器。
【請求項9】
前記現像剤搬送部材は、
前記隔壁に対向可能な前記回転軸方向の位置に配置された前記可撓性シート部材と、
前記間隔に対向可能な前記回転軸方向の位置に配置された第2可撓性シート部材と、
が前記回転軸に設置されたものであって、
前記第2可撓性シート部材は、仮に如何なる部材にも接触せず撓みが生じないものとしたときに描く回転軌跡が、前記回転部材の回転軌跡に交わらないように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤収容容器。
【請求項10】
複数の前記可撓性シート部材と前記第2可撓性シート部材とが前記回転軸方向に交互に配置され、
前記複数の可撓性シート部材は、前記回転軸から離れたそれぞれの先端部が一体的に繋がったものであることを特徴とする請求項9に記載の現像剤収容容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、内部にトナーなどの現像剤が収容された現像剤収容容器と、それを備えた現像装置、プロセスカートリッジ、トナー容器、サブホッパ、及び、画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される現像装置などにおいて、トナーなどの現像剤が収容される2つの収容部(空間)が形成された現像剤収容容器を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1において、現像装置に設置されるトナー供給装置(現像剤収容容器)には、収容されたトナー(現像剤)のやり取りが可能な2つの空間(収容部)が設けられている。
そして、一方の空間(第2収容部)に設置された撹拌部材(現像剤搬送部材)によって、一方の空間に収容されたトナーが他方の空間(第1収容部)に搬送されて、そのトナーが他方の空間に収容されたトナーとともに搬送部材(回転部材)によって撹拌・混合される。そして、撹拌・混合されたトナーが搬送部材によって現像装置内に供給される。
【0004】
一方、特許文献1には、一方の空間(第2収容部)に設置された撹拌部材(現像剤搬送部材)に、可撓性を有する翼(可撓性シート部材)を設けて、その翼を空間の底部に摺接させることで、空間内にトナーが滞留するデッドスペースが形成されないようにする技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の現像剤収容容器は、第2収容部において回転する現像剤搬送部材の可撓性シート部材が、第1収容部において回転する回転部材に干渉してしまい、可撓性シート部材や回転部材が破損してしまう可能性があった。
このような不具合を解決するために、第1収容部と第2収容部との間に高い仕切りを設ける方策が考えられる。しかし、その場合、現像剤搬送部材による第2収容部から第1収容部への現像剤の搬送性が低下してしまうことになる。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像剤のデッドスペースが形成されにくく、現像剤搬送部材による現像剤の搬送性も低下しにくく、現像剤搬送部材や回転部材の破損も生じにくい、現像剤収容容器、現像装置、プロセスカートリッジ、トナー容器、サブホッパ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明における現像剤収容容器は、所定方向に回転する回転部材が、現像剤が収容された内部に設置された第1収容部と、内部に収容された現像剤を前記第1収容部に搬送可能に連通して、回転軸を中心に所定の回転方向に回転する現像剤搬送部材が設置された第2収容部と、前記現像剤搬送部材は、前記回転軸と、前記回転軸から径方向に延びる可撓性シート部材と、を具備して、仮に前記可撓性シート部材が如何なる部材にも接触せず撓みが生じないものとしたときに描く回転軌跡が、前記第1収容部の内部に留まる前記回転部材の回転軌跡に交わるように構成され、前記第1収容部と前記第2収容部との間に、前記可撓性シート部材が前記回転部材に接触しないように前記可撓性シート部材に接触する複数の隔壁が、回転軸方向に間隔をあけて設けられたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、現像剤のデッドスペースが形成されにくく、現像剤搬送部材による現像剤の搬送性も低下しにくく、現像剤搬送部材や回転部材の破損も生じにくい、現像剤収容容器、現像装置、プロセスカートリッジ、トナー容器、サブホッパ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
プロセスカートリッジを示す構成図である。
現像装置における現像剤収容容器を示す図である。
アジテータの可撓性シート部材と、隔壁と、パドルと、の位置関係を示す図である。
変形例1としての、アジテータを示す図である。
変形例2としての、アジテータの可撓性シート部材と、隔壁と、パドルと、の位置関係を示す図である。
変形例3としての、アジテータの可撓性シート部材と、隔壁と、パドルと、の位置関係を示す図である。
変形例4としての、アジテータの可撓性シート部材と、隔壁と、パドルと、の位置関係を示す図である。
変形例5としての、アジテータの可撓性シート部材と、隔壁と、パドルと、の位置関係を示す図である。
変形例6としての、トナー容器とサブホッパと現像装置とを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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