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公開番号
2025071102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025011870,2023502790
出願日
2025-01-28,2021-07-09
発明の名称
ろ材を再生し、煙道ガスを洗浄する方法
出願人
ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド
,
W.L. GORE & ASSOCIATES, INCORPORATED
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01D
53/86 20060101AFI20250424BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】ろ材を再生し、煙道ガスを洗浄する方法を提供する。
【解決手段】本開示の幾つかの非限定的な実施形態は、少なくとも1つのろ材を再生する方法に関し、該方法は、第一の温度で少なくとも1つのろ材を通して、又は少なくとも1つのろ材の近傍に煙道ガス流を流すこと、及び、前記煙道ガスの温度を前記第一の温度から前記第一の温度を超える第二の温度まで上昇させることを含む。本開示の幾つかの非限定的な実施形態は、煙道ガス流を洗浄する方法に関し、該方法は、前記煙道ガス流の温度を前記第一の温度から前記第一の温度を超える第二の温度まで上昇させることによってNOx除去効率を維持することを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つのろ材を提供すること、
ここで、前記少なくとも1つのろ材は、
少なくとも1つの触媒材料、及び、
重硫酸アンモニウム(ABS)、硫酸アンモニウム(AS)又はそれらの任意の組み合わせ、
を含む、
煙道ガス流を、前記少なくとも1つのろ材を通して、又はその近傍に流すこと、
ここで、前記煙道ガス流は、
一酸化窒素(NO)、及び、
二酸化窒素(NO
2
)
を含むNO
x
化合物を含み、前記煙道ガス流は流れ工程の間に第一の温度である、
前記少なくとも1つのろ材のNO
x
除去効率を上昇させること、
ここで、前記少なくとも1つのろ材のNO
x
除去効率を上昇させることは、
前記煙道ガス流の濃度の0.0001%~0.5%の範囲の濃度でアンモニア(NH
3
)を添加すること、及び、
前記煙道ガス流の温度を前記第一の温度から前記第一の温度を超える第二の温度まで上昇させることを含む、
を含む、方法であって、該方法は、前記少なくとも1つのろ材を再生する方法。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記第二の温度は、前記第一の温度よりも10℃~100℃高い、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第一の温度は180℃~230℃の範囲である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記第二の温度は少なくとも240℃~280℃の範囲である、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記煙道ガス流が前記少なくとも1つのろ材の断面を通過するように、前記煙道ガス流は前記少なくとも1つのろ材の断面を横断して流される、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記煙道ガス流が前記少なくとも1つのろ材の断面を通過しないように、前記煙道ガス流は前記少なくとも1つのろ材の断面を横切って流されない、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記煙道ガス流は、前記少なくとも1つのろ材の断面に対して垂直に流される、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記煙道ガス流は、前記少なくとも1つのろ材の断面に対して平行に流される、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのろ材は少なくとも1つのフィルタバッグ内に配置され、前記少なくとも1つのフィルタバッグは少なくとも1つのフィルタバッグハウジング内に収容され、そして前記少なくとも1つの触媒材料は触媒粒子の形態である、請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記煙道ガス流は、酸素(O
2
)、水(H
2
O)、窒素(N
2
)、一酸化炭素(CO)、二酸化硫黄(SO
2
)、三酸化硫黄(SO
3
)、1つ以上の炭化水素のうちの少なくとも1つ又はそれらの任意の組み合わせをさらに含む、請求項1記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、少なくとも1つのろ材を再生する方法及び煙道ガス流を洗浄する方法のうちの1つ以上の方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
石炭火力発電所、都市廃棄物焼却炉及び石油精製プラントは、かなりの種類及び量の環境汚染物質、窒素酸化物(NO
x
化合物)、水銀(Hg)蒸気及び粒子状物質(PM)を含む大量の煙道ガスを生成する。米国では、石炭を燃やすだけで、毎年約2,700万トンのSO
2
及び45トンのHgが生成される。
【発明の概要】
【0003】
石炭火力発電所の煙道ガスなどの工業上の煙道ガスからNO
x
化合物、硫黄酸化物、水銀蒸気及び微粒子物質を除去する方法を改善する必要がある。
【0004】
本開示の幾つかの実施形態は、少なくとも1つのろ材を再生する方法に関し、該方法は少なくとも1つのろ材を提供すること、ここで、前記少なくとも1つのろ材は少なくとも1つの触媒材料、及び、重硫酸アンモニウム(ABS)、硫酸アンモニウム(AS)又はそれらの任意の組み合わせを含む、煙道ガス流を少なくとも1つのろ材を通して、又はその近傍に流すこと、ここで、前記煙道ガス流は、一酸化窒素(NO)及び二酸化窒素(NO
2
)を含むNO
x
化合物を含み、前記煙道ガス流は流れ工程の間に第一の温度である、前記少なくとも1つのろ材のNO
x
除去効率を上昇させること、ここで、前記少なくとも1つのろ材のNO
x
除去効率を上昇させることは、前記煙道ガス流の濃度の0.0001%~0.5%の範囲の濃度でアンモニア(NH
3
)を添加すること、及び、前記煙道ガス流の温度を前記第一の温度から前記第一の温度を超える第二の温度まで上昇させることを含む、を含む。
【0005】
本開示の幾つかの実施形態は、煙道ガス流を洗浄する方法に関し、該方法は、少なくとも1つのろ材を提供すること、ここで、前記少なくとも1つのろ材は少なくとも1つの触媒材料を含む、煙道ガス流が前記少なくとも1つのろ材の断面を通して前記ろ材の上流側から下流側に通過するように、前記少なくとも1つのろ材の断面を横断するように煙道ガス流を流すこと、ここで、前記煙道ガス流は、一酸化窒素(NO)及び二酸化窒素(NO
2
)を含むNO
x
化合物、二酸化硫黄(SO
2
)、ならびに、アンモニア(NH
3
)を含み、前記煙道ガス流は流れ工程の間に第一の温度である、及び、前記少なくとも1つのろ材の一定のNO
x
除去効率を維持すること、ここで、前記少なくとも1つのろ材の一定のNO
x
除去効率を維持することは、前記煙道ガス流の温度を前記第一の温度から前記第一の温度を超える第二の温度まで上昇させることを含む、を含む。
【0006】
本開示の幾つかの実施形態は、煙道ガス流を洗浄する方法に関し、該方法は、煙道ガス流が少なくとも1つのろ材の断面に平行に前記ろ材の上流側から前記ろ材の下流側に流れるように、前記少なくとも1つのろ材の断面の近傍に前記煙道ガス流を流すこと、ここで、前記煙道ガス流は、一酸化窒素(NO)及び二酸化窒素(NO
2
)を含むNO
x
化合物、二酸化硫黄(SO
2
)、ならびに、アンモニア(NH
3
)を含み、ここで、前記煙道ガス流は流れ工程の間に第一の温度である、前記少なくとも1つのろ材の一定のNO
x
除去効率を維持すること、ここで、前記少なくとも1つのろ材の一定のNO
x
除去効率を維持することは、前記煙道ガス流の温度を前記第一の温度から前記第一の温度を超える第二の温度まで上昇させることを含む、を含む。
【0007】
本開示の幾つかの実施形態は、煙道ガス流を洗浄する方法に関し、該方法は、煙道ガス流が少なくとも1つのろ材の断面を通して前記ろ材の上流側から前記ろ材の下流側に通過するように、前記少なくとも1つのろ材の断面を横断するように前記煙道ガス流を流すこと、ここで、前記煙道ガス流は、一酸化窒素(NO)及び二酸化窒素(NO
2
)を含むNO
x
化合物、二酸化硫黄(SO
2
)、ならびに、アンモニア(NH
3
)を含み、ここで、前記煙道ガス流は流れ工程の間に第一の温度である、前記煙道ガス流の温度を前記第一の温度から前記第一の温度を超える第二の温度まで上昇させることにより、初期NO
x
効率の少なくとも70%の量で前記少なくとも1つのろ材のNO
x
除去効率を維持することを含む。
【0008】
幾つかの実施形態において、前記第二の温度は、前記第一の温度よりも少なくとも10℃高い。
【0009】
幾つかの実施形態において、前記第二の温度は、前記第一の温度よりも10℃~100℃高い。
【0010】
幾つかの実施形態において、前記第一の温度は180℃~230℃の範囲である。
(【0011】以降は省略されています)
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