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公開番号2025070562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180988
出願日2023-10-20
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類H01M 50/358 20210101AFI20250424BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電素子から排出されたガス含有物のダクト部下流側への流出を抑えることができる蓄電装置。
【解決手段】第一方向Xに並び且つ第一方向と直交する第二方向Zの一方側の端部にガス排出弁を有する複数の蓄電素子10と、複数の蓄電素子に対して第二方向の一方側から重ねられるダクト部6と、を備え、ダクト部は、ガス排出弁132と重なる位置において第一方向に沿って延びる第一流路空間R1を有する第一流路部60と、第一流路空間と間隔をあけた位置から延びる第二流路空間R2を有し、ダクト部の端部に配置される第二流路部66と、第一流路空間と第二流路空間との間に連通空間R3を有し、第一流路部と第二流路部とを接続する接続部65と、を有し、連通位置P1、P2における第一及び第二流路空間とが位置ずれし、連通空間における第一方向と直交する面方向の大きさが該連通空間との連通位置における第一流路空間の面方向の大きさより大きい。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向に並ぶ複数の蓄電素子であって、前記第一方向と直交する第二方向の一方側の端部にガス排出弁をそれぞれ有する複数の蓄電素子と、
前記複数の蓄電素子に対して前記第二方向の一方側から重ねられるダクト部と、を備え、
前記ダクト部は、
前記ガス排出弁と重なる位置において前記第一方向に沿って延びる第一流路空間を有する第一流路部と、
前記第一方向において前記第一流路空間と間隔をあけた位置から延びる第二流路空間を有すると共に、前記第一方向における該ダクト部の一方側の端部に配置される第二流路部と、
前記第一流路空間と前記第二流路空間との間に連通空間を有すると共に、前記第一流路部と前記第二流路部とを接続する接続部と、を有し、
前記連通空間との連通位置における前記第一流路空間と前記第二流路空間とが前記第一方向から見て重ならない又は一部が重なるように位置ずれし、前記連通空間における前記第一方向と直交する面方向の大きさが該連通空間との連通位置における前記第一流路空間の前記第一方向と直交する面方向の大きさより大きい、蓄電装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記接続部は、前記第一方向における前記第二流路空間と前記連通空間との連通位置において前記第一流路空間と前記第一方向において対向する対向面を有し、
前記対向面は、前記第一方向と直交する、又は、前記第二方向において前記第二流路空間から離れるに伴って前記第一方向の一方側に位置する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記接続部は、前記第一方向における前記第二流路空間と前記連通空間との連通位置から前記第一方向の一方側に凹み且つ前記第一流路空間と前記第一方向において対向する凹部を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記第一流路部は、前記第一流路空間の前記連通空間側の端部に配置される案内面を有し、
前記案内面は、前記第一方向において前記連通空間に近づくに伴って、該連通空間との連通位置における前記第一流路空間と前記第二流路空間との位置ずれ方向における該第二流路空間から離れる側に位置する、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記連通空間においてガスの通過を許容すると共に前記ガスに含まれる含有物の通過を阻止するフィルタ部を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複数の電池セルと、電池セルからガスが排出されたときに該ガスを案内する流路空間と、を備えた組電池が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
具体的に、組電池500は、電池モジュール群と補機モジュール群とを組み立てた後、電池モジュール群と補機モジュール群とを組付け、上部ケースを固定することにより組み立てられる。
【0004】
電池モジュール群は、図23及び図24に示すように、電池セル501と、電池セル501を収容する下部ケースと、を有する。電池セル501は、略直方体形状の1つのキャップ面502上に、正極端子と、負極端子とを有する。キャップ面502は、長辺と短辺とを有する長方形状であり、キャップ面502の中央には、経年劣化や熱暴走等によって電池セル501内部でガスが発生し電池セル501内部の圧力が所定以上になった場合に内部のガスを外部に排出するために開く安全弁503が設けられている。この電池セル501は、キャップ面502が上面側となるように、下部ケースに収容され、電池セル501のキャップ面側、つまり下部ケースの開口側には、セルホルダ504が取り付けられる。
【0005】
セルホルダ504は、セルホルダ504と一体に隆起部505を有する。この隆起部505はセルホルダ504の上面側に隆起し、隆起部505の下面505aは、セルホルダ504の下面504aに対して、凹部を形成する。
【0006】
また、セルホルダ504は、セルホルダ504と一体に排出パイプ506を有する。この排出パイプ506は、側面側に設けられ、隆起部505によって形成された空間sにガスが溜まらないよう、組電池500が搭載された車両等の外部にガスを排出する。
【0007】
このセルホルダ504の下面504a側に電池セル501が挿入された状態において、隆起部505は、安全弁503に対向する位置に、安全弁503から排出されたガスの排出流路としての空間を形成する。安全弁503のそれぞれに対向するガスの排出流路としての空間は互いに連通するため、安全弁503のそれぞれから排出されたガスは、当該空間と排出パイプ506とを通してセルホルダ504の外部に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2018-6274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
以上の組電池500において、いずれかの電池セル501の安全弁503からガスが排出されたときに、該ガスと共に活物質等の含有物(デブリ)も電池セル501から排出される。
【0010】
このガスに含まれる活物質等の含有物が排出パイプ506を通してセルホルダ504の外部(下流側)に排出されると、下流側(ガスを車両等の外部まで案内する排出流路)の弁等において堆積し、詰まりを生じさせる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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