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公開番号2025070391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180674
出願日2023-10-20
発明の名称計算装置、情報処理方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G06F 15/02 20060101AFI20250424BHJP(計算;計数)
要約【課題】グラフ解析機能で導出された解析値を汎用的に利用できるようにする。
【解決手段】関数電卓1は、指定された計算式に対応する座標系で表されるグラフG11(図5参照)において、指定された条件(例えば、“y-Cal”)に基づいて解析することによって解析値(例えば、xy座標値)を導出するグラフ解析機能と、グラフ解析機能により導出された解析値を、変数の変数名を当該複数の変数名のそれぞれの値と対応付けた変数リストテーブル152における所定の変数名(例えば、変数x及び変数y)の値として記憶部15に記憶させる解析値保存機能と、値の入力が必要な特定の機能(例えば、グラフ解析機能)を実行する場合に、変数リストテーブル152における所定の変数名が指定されるのに応じて、所定の変数名の値として記憶されている解析値を上記の特定の機能で必要な値として入力する解析値再利用機能と、を実行するCPU11を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
指定された計算式に対応する座標系で表されるグラフにおいて、指定された条件に基づいて解析することによって解析値を導出するグラフ解析機能と、
前記グラフ解析機能により導出された前記解析値を、複数の変数名を前記複数の変数名のそれぞれの値と対応づけた変数リストにおける所定の変数名の値として記憶部に記憶させる解析値保存機能と、
値の入力が必要な特定の機能を実行する場合に、前記変数リストにおける前記所定の変数名が指定されるのに応じて、前記所定の変数名の値として記憶されている前記解析値を前記特定の機能で必要な値として入力する解析値再利用機能と、
を実行する制御部を備える計算装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記変数リストに含まれる複数の変数名のうちのユーザが指定した変数名にユーザが指定した値を対応付けて記憶させ、前記変数リストに含まれる複数の変数名のうちのユーザが指定した変数名の値をユーザが指定した機能で必要な値として入力する汎用変数利用機能を実行し、
前記解析値保存機能において、前記グラフ解析機能により前記解析値が導出された場合は、ユーザが変数名を指定する操作を行うことなく、前記変数リストに含まれる複数の変数名のうちの前記グラフ解析機能に対応した変数名に前記解析値を対応付けて記憶させる、
請求項1に記載の計算装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記解析値保存機能において、前記グラフ解析機能により前記解析値を導出した後、ユーザが前記解析値を記憶させることを指示する操作、または、前記解析値を記憶させる変数名を指定する操作を行うことなく、前記計算式に含まれる変数の変数名、または、前記グラフの座標軸を示す変数名に対応する前記変数リスト内の変数名に対応付けて前記解析値を記憶させる、
請求項2に記載の計算装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記グラフ解析機能において、前記グラフを表示したグラフ描画画面に、前記指定された条件を満たす座標値を表示し、
前記解析値保存機能において、前記座標値を、前記グラフの座標軸を示す変数名に対応する前記変数リスト内の変数名に対応付けて記憶させ、
前記解析値再利用機能において、前記グラフの座標軸を示す変数名に対応する値として記憶されている前記座標値を前記特定の機能で必要な値として入力する、
請求項1に記載の計算装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記解析値保存機能において、前記解析値を、前記変数リストにおける所定の変数名に対応する値として記憶するのに応じて、前記変数リストにおける前記所定の変数名以外の変数名を含む複数の変数名に対応する値を一覧表示させる、
請求項1に記載の計算装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記グラフ解析機能において、
指定された計算式に含まれる複数の変数名を前記座標系における複数の座標軸に対応させて、前記計算式に対応するグラフを前記座標系に描画し、
指定された計算式に含まれる変数の解を導出し、
前記解析値保存機能において、導出された前記変数の解を、前記変数リスト内の前記解に対応する変数名に対応付けて記憶する、
請求項1に記載の計算装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記解析値保存機能において、前記グラフ解析機能により導出された前記変数の解を、前記計算式に含まれる変数の変数名と同じ変数名で前記変数リストに記憶させる、
請求項6に記載の計算装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記解析値再利用機能において、前記特定の機能として前記グラフ解析機能が指定された場合は、前記導出された前記変数の解を記憶させた前記変数リストの変数の変数名とは異なる変数名の前記計算式の変数に、前記導出された前記変数の解を入力可能である、
請求項6に記載の計算装置。
【請求項9】
前記グラフ解析機能において指定可能な前記条件として、前記グラフの根を導出する第1の条件、前記グラフの最大値を導出する第2の条件、前記グラフの最小値を導出する第3の条件、前記座標系における座標軸の切片を導出する第4の条件、前記グラフが複数表されているときの当該グラフの交点を導出する第5の条件、第1の変数及び第2の変数の2変数が独立・従属の関係にある計算式において前記第1の変数の値として所望の値が入力されたときの前記第2の変数の値を導出する第6の条件、第1の変数及び第2の変数の2変数が独立・従属の関係にある計算式において前記第2の変数の値として所望の値が入力されたときの前記第1の変数の値を導出する第7の条件のいずれかを含む、
請求項1に記載の計算装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記グラフ解析機能において、前記条件として前記第6の条件が指定された場合は、前記第1の変数の値として所望の値が入力されたときの前記第2の変数の値を前記解析値として導出し、
前記解析値保存機能において、前記グラフ解析機能により導出された前記解析値を、前記変数リストにおける前記第2の変数に係る変数名に対応する値として記憶するとともに、前記グラフ解析機能により入力された前記所望の値を、前記変数リストにおける前記第1の変数に係る変数名に対応する値として記憶し、
前記解析値再利用機能において、前記特定の機能として前記グラフ解析機能が指定された場合であって、且つ、前記条件として前記第7の条件が指定された場合は、前記変数リストにおける前記第1の変数に係る変数名が指定されることにより、当該変数リストに記憶されている前記第1の変数に係る変数名に対応する値を、前記第2の変数の所望の値として入力可能である、
請求項9に記載の計算装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、計算装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、描画したグラフの特徴点である極大、極小、根、Y切片、積分値、変曲点、及び交点等を関数式から導出するグラフ解析機能を備えた関数電卓が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-070880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示されている関数電卓では、導出されたグラフの特徴点(解析値)を記憶したり表示したりすることができるが、この記憶した特徴点(解析値)を、異なる特徴点の導出、または、他の機能における数値入力などでも汎用的に利用可能な状態で記憶することはできなかった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、グラフ解析機能で導出された解析値を汎用的に利用できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る計算装置は、
指定された計算式に対応する座標系で表されるグラフにおいて、指定された条件に基づいて解析することによって解析値を導出するグラフ解析機能と、
前記グラフ解析機能により導出された前記解析値を、複数の変数名を前記複数の変数名のそれぞれの値と対応づけた変数リストにおける所定の変数名の値として記憶部に記憶させる解析値保存機能と、
値の入力が必要な特定の機能を実行する場合に、前記変数リストにおける前記所定の変数名が指定されるのに応じて、前記所定の変数名の値として記憶されている前記解析値を前記特定の機能で必要な値として入力する解析値再利用機能と、
を実行する制御部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、グラフ解析機能で導出された解析値を汎用的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
関数電卓の外観を示す斜視図である。
関数電卓の機能構成を示すブロック図である。
変数リストテーブルの内容例を示す図である。
“y-Cal”を対象としたグラフ解析処理の制御手順を示すフローチャートである。
グラフ描画画面の例を示す図である。
ツールメニュー画面の例を示す図である。
解析メニュー画面の例を示す図である。
変数x入力画面の例を示す図である。
変数x入力画面の例を示す図である。
グラフ描画画面の例を示す図である。
変数リスト画面の例を示す図である。
“x-Cal”を対象としたグラフ解析処理の制御手順を示すフローチャートである。
変数y入力画面の例を示す図である。
変数y入力画面の例を示す図である。
グラフ描画画面の例を示す図である。
変数リスト画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る計算装置の例としての関数電卓1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、関数電卓1は、各種キー群を有する入力キー群2と、表示部10と、を備える。
【0010】
入力キー群2は、ユーザから数値や計算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。本実施形態において、入力キー群2は、例えば、ホームキー21、OK(決定)キー22、上下左右の各方向のカーソルキー23、ツールキー24、変数(VARIABLE)キー25、テンキー26等を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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