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公開番号
2025070177
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180308
出願日
2023-10-19
発明の名称
進捗管理システム、処理装置、プログラム及び進捗管理方法
出願人
大成建設株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
G06Q
50/08 20120101AFI20250424BHJP(計算;計数)
要約
【課題】建設工事の作業効率を向上させる進捗管理システム、処理装置、プログラム及び進捗管理方法を提案する。
【解決手段】本発明は、作業機6に取り付けられるビーコン3と、ビーコン3からの電波を受信する受信機4と、受信機4と通信可能に接続している処理装置1と、を備え、処理装置1は、受信機4が受信した電波を解析する解析部11と、解析部の解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報25に基づいて、現在の作業内容を判定する判定部12と、を備える、進捗管理システムである。また、処理装置1は、判定部12の判定結果に基づいて、作業内容ごとの作業時間を表示装置2に表示させる表示制御部13、をさらに備えてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
作業機に取り付けられる発信機と、
前記発信機からの電波を受信する受信機と、
前記受信機と通信可能に接続している処理装置と、を備え、
前記処理装置は、
前記受信機が受信した電波を解析する解析部と、
前記解析部の解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を判定する判定部と、を備える、進捗管理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記受信機が受信した電波が、複数種類の作業をする作業機に取り付けられる発信機からの電波であった場合、前記判定部は、判定済の前段作業内容に基づいて、前記現在の作業内容を判定する、請求項1に記載の進捗管理システム。
【請求項3】
前記サイクル情報は、作業内容ごとに設定された優先順位を有しており、
前記受信機が複数種類の作業機の各々に取り付けられた複数種類の発信機の各々から電波を受信した場合、前記判定部は、前記解析結果及び前記サイクル情報に基づいて判定される複数種類の作業内容のうち、前記優先順位が最も高い作業内容を前記現在の作業内容と判定する、請求項1又は請求項2に記載の進捗管理システム。
【請求項4】
前記処理装置は、
前記判定部の判定結果に基づいて、作業内容ごとの作業時間を表示装置に表示させる表示制御部、をさらに備える、請求項1に記載の進捗管理システム。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記作業時間を実作業時間及び非実作業時間に分けて前記表示装置に表示させる、請求項4に記載の進捗管理システム。
【請求項6】
作業機に取り付けられる発信機からの電波を受信する受信機と通信可能に接続しており、
前記受信機が受信した電波を解析する解析部と、
前記解析部の解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を判定する判定部と、を備える、処理装置。
【請求項7】
作業機に取り付けられる発信機からの電波を受信する受信機と通信可能に接続している処理装置のコンピュータを、
前記受信機が受信した電波を解析する解析部、
前記解析部の解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を判定する判定部、として機能させるためのプログラム。
【請求項8】
作業機に取り付けられる発信機からの電波を受信機が受信する受信ステップと、
前記受信機が受信した電波を、前記受信機と通信可能に接続している処理装置が解析する解析ステップと、
前記解析ステップの解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を前記処理装置が判定する判定ステップと、を備える進捗管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、進捗管理システム、処理装置、プログラム及び進捗管理方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、建設工事の作業効率を向上させる観点で建設工事の進捗を管理するための技術開発が盛んである。例えば、建設工事に使用される建設機械の位置や稼働状況等をリアルタイムで確認できれば、建設工事の進捗を管理できるといえる。ここで、屋外の建設工事に関しては、GPS(Global Positioning System)やGNSS(Global Navigation Satellite System)によって、屋外の建設機械の位置を取得することができる。また、屋外の作業現場を撮影するカメラによって、屋外の建設機械の稼働状況を取得することができる。しかし、トンネル坑内などには衛星からの電波が届かないため、GNSS等ではトンネル坑内の建設機械の位置を取得することができない。また、トンネル坑内のような閉鎖的な環境では、カメラを多く設置してもカメラの撮影範囲に制限が生じるため、屋内の建設機械の稼働状況を確実に取得することは困難である。
【0003】
特許文献1は、トンネル施工工程の記録に際し、人為作業によらずとも、随時のトンネル施工工程を迅速に記録できるトンネル施工工程記録装置等について開示している。特許文献1の発明は、複数の機械に電力を供給する分電盤等の電源から、電気使用状態のON/OFFや電力量等の電気使用情報を取得し、その取得した電気使用情報の分析により、対応するトンネル施工工程を判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6942553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の発明は、機械の電源のON/OFFをその機械が行っている作業に関連づけ、トンネル坑内の建設機械の稼働状況を判定するものである。しかし、例えば、機械の電源がONであってもその機械が施工作業をしていない場合があるため、建設機械の稼働状況を正確に管理できるとはいえない。また、そもそも電源のON/OFFのみで稼働状況を判定することには限界がある。このため、トンネル工事の作業効率を向上させることができないという問題がある。
【0006】
このような観点から、本発明は、建設工事の作業効率を向上させる進捗管理システム、処理装置、プログラム及び進捗管理方法を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決する本発明は、作業機に取り付けられる発信機と、前記発信機からの電波を受信する受信機と、前記受信機と通信可能に接続している処理装置と、を備え、前記処理装置は、前記受信機が受信した電波を解析する解析部と、前記解析部の解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を判定する判定部と、を備える、進捗管理システムである。
また、本発明は、作業機に取り付けられる発信機からの電波を受信する受信機と通信可能に接続しており、前記受信機が受信した電波を解析する解析部と、前記解析部の解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を判定する判定部と、を備える、処理装置である。
また、本発明は、作業機に取り付けられる発信機からの電波を受信する受信機と通信可能に接続している処理装置のコンピュータを、前記受信機が受信した電波を解析する解析部、前記解析部の解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を判定する判定部、として機能させるためのプログラムである。
また、本発明は、作業機に取り付けられる発信機からの電波を受信機が受信する受信ステップと、前記受信機が受信した電波を、前記受信機と通信可能に接続している処理装置が解析する解析ステップと、前記解析ステップの解析結果、及び建設工事の作業手順を示すサイクル情報に基づいて、現在の作業内容を前記処理装置が判定する判定ステップと、を備える進捗管理方法である。
かかる構成によれば、例えば、発信機から送信する電波に作業機のIDを含めることで、受信機が受信した電波を解析する際、稼働している作業機を解析結果として決定できる。また、作業機の各々の役割は概ね決まっているため、作業機を決定できれば、所定の作業手順に照らし合わせることで現在の作業内容を判定できる。よって、建設工事の進捗を管理でき、進捗に応じて作業機を適宜制御することで、建設工事の作業効率を向上させることができる。
【0008】
また、前記受信機が受信した電波が、複数種類の作業をする作業機に取り付けられる発信機からの電波であった場合、前記判定部は、判定済の前段作業内容に基づいて、前記現在の作業内容を判定する、ことが好ましい。
かかる構成によれば、現在の作業内容を一意に特定できる。例えば、トンネル工事の当たり取り及びケレンを行うブレーカに対して、当たり取りの前段に行うずり出しが前段で行われていたと判定していれば、現在の作業内容を当たり取りと判定できる。また、ケレンの前段に行う2次吹付が前段で行われていたと判定していれば、現在の作業内容をケレンと判定できる。
【0009】
また、前記サイクル情報は、作業内容ごとに設定された優先順位を有しており、前記受信機が複数種類の作業機の各々に取り付けられた複数種類の発信機の各々から電波を受信した場合、前記判定部は、前記解析結果及び前記サイクル情報に基づいて判定される複数種類の作業内容のうち、前記優先順位が最も高い作業内容を前記現在の作業内容と判定する、ことが好ましい。
かかる構成によれば、現在の作業内容を一意に特定できる。例えば、削岩機の削孔中に火薬運搬車が火薬を運搬中であった場合、現在の作業内容が削孔であるか装薬であるか直ちに判定できない。しかし、サイクル情報にて、削孔の優先順位を装薬の優先順位より高いと設定しておけば、現在の作業内容を削孔と判定できる。
【0010】
また、前記処理装置は、前記判定部の判定結果に基づいて、作業内容ごとの作業時間を表示装置に表示させる表示制御部、をさらに備える、ことが好ましい。
かかる構成によれば、現在の作業内容の判定を継続することで、作業内容ごとの作業時間を顕在化できる。よって、作業内容の各々の進捗を容易に管理できる。
また、前記表示制御部は、前記作業時間を実作業時間及び非実作業時間に分けて前記表示装置に表示させる、ことが好ましい。
かかる構成によれば、作業機の貢献度を顕在化できる。よって、作業内容の各々の進捗を容易に管理できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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