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公開番号2025072900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183369
出願日2023-10-25
発明の名称測量支援システム及び測量支援方法
出願人大成建設株式会社
代理人園田・小林弁理士法人
主分類G01C 15/00 20060101AFI20250501BHJP(測定;試験)
要約【課題】 GNSSを用いる測量によって得られるデータをリアルタイムで利用すること。
【解決手段】 測量支援システムは、衛星からの信号を受信する測量装置と、ネットワークに接続する端末装置と、前記測量装置及び前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを有する測量支援システムであって、前記端末装置は、前記測量装置の位置座標の記録を指示する記録指示を送信する送信部を有し、前記サーバ装置は、前記測量装置において衛星から得られる衛星データに基づいて、前記測量装置の位置座標を算出する算出部と、前記端末装置から送信される記録指示を取得する取得部と、前記取得部によって記録指示が取得された場合に、前記算出部によって算出される位置座標を記憶する記憶部とを有する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
衛星からの信号を受信する測量装置と、ネットワークに接続する端末装置と、前記測量装置及び前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを有する測量支援システムであって、
前記端末装置は、
前記測量装置の位置座標の記録を指示する記録指示を送信する送信部を有し、
前記サーバ装置は、
前記測量装置において衛星から得られる衛星データに基づいて、前記測量装置の位置座標を算出する算出部と、
前記端末装置から送信される記録指示を取得する取得部と、
前記取得部によって記録指示が取得された場合に、前記算出部によって算出される位置座標を記憶する記憶部とを有する
測量支援システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記送信部は、
設定時間又は設定距離ごとに位置座標を記録するように指示する記録指示を送信し、
前記記憶部は、
前記設定時間又は前記設定距離ごとに連続して、前記算出部によって算出される位置座標を記憶する
請求項1に記載の測量支援システム。
【請求項3】
前記算出部は、
前記衛星データと所定の基準局において得られる補正データとに基づいて、前記測量装置の位置座標を算出する
請求項1に記載の測量支援システム。
【請求項4】
前記サーバ装置は、
前記記憶部によって記憶される位置座標を表示する表示画面情報を生成する生成部をさらに有し、
前記端末装置は、
前記生成部によって生成される表示画面情報を表示する表示部をさらに有する
請求項1に記載の測量支援システム。
【請求項5】
前記生成部は、
位置座標の精度に応じた表示態様で当該位置座標を表示する表示画面情報を生成する
請求項4に記載の測量支援システム。
【請求項6】
前記生成部は、
位置座標の精度に応じた表示態様のマーカを地図画像に重畳した表示画面情報を生成する
請求項4に記載の測量支援システム。
【請求項7】
前記生成部は、
前記測量装置と前記サーバ装置の間の通信状態の良否を示すインジケータを表示する表示画面情報を生成する
請求項4に記載の測量支援システム。
【請求項8】
前記測量装置は、
棒状のポールと、
前記ポールの先端に取り付けられ、衛星からの信号を受信する受信器と、
前記受信器によって受信される信号に含まれる衛星データを取得し、衛星データを前記サーバ装置へ送信する通信端末と
を有する請求項1に記載の測量支援システム。
【請求項9】
衛星からの信号を受信する測量装置と、ネットワークに接続する端末装置と、前記測量装置及び前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを有する測量支援システムにおける測量支援方法であって、
前記サーバ装置が、前記測量装置において衛星から得られる衛星データに基づいて、前記測量装置の位置座標を算出し、
前記端末装置が、前記測量装置の位置座標の記録を指示する記録指示を送信し、
前記サーバ装置が、前記端末装置から送信される記録指示を取得し、
前記サーバ装置が、前記記録指示が取得された場合に、前記算出される位置座標を記憶部に記憶する
測量支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測量支援システム及び測量支援方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、例えば建設現場などにおいては、施工場所への丁張の位置出し、基礎杭の芯出し位置の確認、地形トレース、高さ管理等のために、測量が行われることがある。このような測量には、GPS(Global Positioning System)に代表される、衛星からの信号を受信して測位するGNSS(Global Navigation Satellite System)が用いられることがある。
【0003】
GNSSを用いた測量が行われる際、作業者は、例えば衛星からの信号を受信する受信装置と演算処理装置とがポールに取り付けられて構成される測量機を測量地点に立設する。そして、受信装置が衛星からの信号を受信すると、演算処理装置が受信信号に基づいて測量機の現在位置の位置座標を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-43088号公報
特開2006-3104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した測量機によって測量が行われる場合、測量によって得られる位置座標のデータをリアルタイムで利用することが困難であるという問題がある。すなわち、測量によって得られる位置座標のデータは、通常、測量現場から離れた作業所等において利用・閲覧されるところ、測量機に取り付けられた演算処理装置が算出する位置座標のデータは、測量機が作業所等へ持ち帰られるまでは利用することができない。
【0006】
また、たとえ測量機に通信端末装置を取り付け、通信端末装置によって位置座標のデータを送信可能にしても、測量現場の作業者によって送信操作が行われるまでは外部において位置座標のデータを利用することができず、リアルタイム性が担保されない。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、GNSSを用いる測量によって得られるデータをリアルタイムで利用することができる測量支援システム及び測量支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る測量支援システムは、衛星からの信号を受信する測量装置と、ネットワークに接続する端末装置と、前記測量装置及び前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを有する測量支援システムであって、前記端末装置は、前記測量装置の位置座標の記録を指示する記録指示を送信する送信部を有し、前記サーバ装置は、前記測量装置において衛星から得られる衛星データに基づいて、前記測量装置の位置座標を算出する算出部と、前記端末装置から送信される記録指示を取得する取得部と、前記取得部によって記録指示が取得された場合に、前記算出部によって算出される位置座標を記憶する記憶部とを有する。
【0009】
このシステムによれば、サーバ装置が測量機の位置座標を算出し、端末装置からの指示に従って位置座標を記録するため、端末装置がネットワーク経由でサーバ装置に接続することにより、位置座標の履歴を即時に閲覧することができる。換言すれば、GNSSを用いる測量によって得られるデータをリアルタイムで利用することができる。
【0010】
本発明の一態様に係る測量支援システムは、上記システムにおいて、前記送信部は、設定時間又は設定距離ごとに位置座標を記録するように指示する記録指示を送信し、前記記憶部は、前記設定時間又は前記設定距離ごとに連続して、前記算出部によって算出される位置座標を記憶する構成を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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