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公開番号
2025070357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180604
出願日
2023-10-19
発明の名称
搬送装置および荷物移動方法
出願人
大成建設株式会社
,
株式会社北川鉄工所
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E01D
21/00 20060101AFI20250424BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】横行手段と吊持手段との間で荷物を受け渡す作業を効率良く行うが可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】
支持架台1と、支持架台1に支持された横行手段2と、荷物を横行手段2に向けて上昇させる吊持手段3と、荷物に取り付けられる吊り治具8とを備え、横行手段2は、支持架台1に備わる支持レール11に沿って移動可能な横行台車21と、横行台車21に支持された保持部23とを有し、吊持手段3は、少なくとも三本のスリング33と、各スリング33の繰り出し長さを個別に調節可能な操出部36とを有し、吊り治具8は、スリング33に掛合可能なスリング接続部88と、保持部23に掛合可能な受け部81とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
支持架台と、
前記支持架台に支持された横行手段と、
荷物を前記横行手段に向けて上昇させる吊持手段と、
前記荷物に取り付けられる吊り治具とを備え、
前記横行手段は、前記支持架台に備わる支持レールに沿って移動可能な横行台車と、前記横行台車に支持された保持部とを有し、
前記吊持手段は、少なくとも三本のスリングと、前記各スリングの繰り出し長さを個別に調節可能な操出部とを有し、
前記吊り治具は、前記スリングを接続可能なスリング接続部と、前記保持部に掛合可能な受け部とを有することを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記吊持手段は、前記保持部と前記受け部との位置合わせを補助するガイド部を有することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記吊り治具は、前記ガイド部に案内される位置決め部を有することを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記吊り治具は、前記受け部を有する本体部と、前記本体部に着脱可能に取り付けられたアタッチメントとを有し、
前記スリング接続部および前記位置決め部が前記アタッチメントに形成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記吊持手段は、四本の前記スリングを有し、
前記吊り治具は、前記受け部を有する本体部と、前記本体部に着脱可能に取り付けられた一対のアタッチメントとを有し、
前記各アタッチメントに二つの前記スリング接続部が形成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
【請求項6】
一対の前記アタッチメントが前記支持レールと平行に配置されており、
前記各アタッチメントが本体部に対してスライド可能である、ことを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記ガイド部および前記位置決め部の一方がパイプ材からなり、他方が前記パイプ材に挿入される棒材からなる、ことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
【請求項8】
前記ガイド部は、上方に向けて移動可能であることを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。
【請求項9】
前記横行手段は、前記支持レールの下側に配置されており、
前記吊持手段は、前記支持レールの上側に配置されており、
前記スリングは、前記横行手段の周囲に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項10】
搬送装置に備わる吊持手段の複数のスリングを荷物に接続する吊上げ準備工程と、
前記吊持手段を使用して前記荷物を上昇させる吊上げ工程と、
前記搬送装置に備わる横行手段に前記荷物を保持させ、前記荷物を前記横行手段に受け渡す横行準備工程と、
前記横行手段を横方向に移動させる横行工程と、を備える荷物移動方法であって、
前記吊上げ工程では、少なくとも1本の前記スリングの繰り出し長さを個別に調節して前記荷物の姿勢を修正した後、全ての前記スリングを同じ速度で巻き取ることで、前記荷物を前記横行手段まで上昇させることを特徴とする荷物移動方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置および荷物移動方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば道路橋等における床版取替工事では、既設床版を搬出する作業や新設床版を搬入し設置する作業を繰り返し行う必要がある。このような作業は、クレーン車を用いて行うことができるが、作業時におけるアウトリガーの張出幅員制限や空頭制限等によって最適なクレーン車を使用できない場合には、床版を搬送可能な搬送装置を作業エリアに設置する場合もある。
クレーン車に代わる搬送装置として、特許文献1~3には、作業エリアの上方に横架されるレールと、当該レールに沿って横行可能なチェーンブロック(巻上機)とを備えるものが開示されている。特許文献1~3の搬送装置では、巻上機によって床版を吊り上げ、そのまま横行させることで、床版を移動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-300688号公報
特開2004-300689号公報
特開2022-169347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
巻上機に吊り上げられた床版は、前後左右に揺れやすい状態にあり、横行の開始・停止時は、床版に作用する慣性力によって床版の揺れが大きくなる虞がある。しかも、橋梁上は強風に晒されやすいため、横行の開始・停止時のみならず、巻上機の横行中においても、慎重な作業が要求される。
巻上機を床版の昇降作業のみに使用し、別途用意した台車等で床版を横行させるという作業手順を採用すれば、上記の問題は解消できるが、床版の重心と吊り位置がずれていると、巻上機に吊り上げられた床版を水平に保つことが難しくなるため、床版の受け渡し作業に手間が掛かる虞がある。特に、壁高欄付きの床版を搬送する場合には、重心位置が壁高欄側に偏心するため、吊り上げた床版を水平に保つことがより一層困難になる。
このような観点から、本発明は、横行手段と吊持手段との間で荷物を受け渡す作業を効率良く行うことが可能な搬送装置および荷物移動方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る搬送装置は、支持架台と、前記支持架台に支持された横行手段と、荷物を前記横行手段に向けて上昇させる吊持手段と、前記荷物に取り付けられる吊り治具とを備えている。前記横行手段は、前記支持架台に備わる支持レールに沿って移動可能な横行台車と、前記横行台車に支持された保持部とを有する。前記吊持手段は、少なくとも三本のスリングと、前記各スリングの繰り出し長さを個別に調節可能な操出部とを有する。前記吊り治具は、前記スリングを接続可能なスリング接続部と、前記保持部に掛合可能な受け部とを有する。
【0006】
本発明に係る搬送装置は、吊持手段によって荷物を吊り上げ、横行手段によって荷物を横行させる。すなわち、本発明に係る搬送装置は、少なくとも三本のスリング(ワイヤーロープスリング、チェーンスリング、ベルトスリング等)に吊られた荷物を横行手段に受け渡した後、横行手段によって荷物を横行させることができる。
そして、本発明によれば、少なくとも三本のスリングの繰り出し長さを個別に調節できるので、重心が偏心するなどして荷物が3次元的に傾いている場合であっても、吊り上げた荷物の姿勢を横行手段に受け渡し易い姿勢に修正することができ、ひいては、横行手段と吊持手段との間で荷物を受け渡す作業を効率良く行うことが可能となる。
【0007】
前記吊持手段は、前記保持部と前記受け部との位置合わせを補助するガイド部を有することが好ましい。
さらに、前記吊り治具は、前記ガイド部に案内される位置決め部を有することが好ましい。
このようにすると、横行手段と吊持手段との間で荷物を受け渡す作業を迅速に行うことが可能となる。
【0008】
前記吊り治具は、前記受け部を有する本体部と、前記本体部に着脱可能に取り付けられたアタッチメントとを有するものでもよい。この場合、前記スリング接続部および前記位置決め部は、前記アタッチメントに形成することが好ましい。
このようにすると、アタッチメントを本体部から取り外すことで荷物を吊持手段から分離できるので、横行手段と吊持手段との間で荷物を受け渡す作業を迅速に行うことが可能となる。
また、前記吊持手段が四本の前記スリングを有している場合には、一対の前記アタッチメントを設け、前記各アタッチメントに二つの前記スリング接続部を形成することが好ましい。
一対の前記アタッチメントは、前記支持レールと平行に配置し、前記各アタッチメントは、本体部に対してスライド可能とすることが好ましい。このようにすると、吊持手段で吊り上げた荷物を横行手段に受け渡した後、横行手段を支持レールに沿って移動させることでアタッチメントを本体部から取り外すことができるので、アタッチメントを取り外す作業が容易になる。
【0009】
前記ガイド部および前記位置決め部は、一方をパイプ材とし、他方を前記パイプ材に挿入される棒材とすることが好ましい。
このようにすると、前記保持部と前記受け部との位置合わせを簡易な構成で実現できる。
前記ガイド部は、上方に向けて移動可能であることが好ましい。このようにすると、横行手段と吊持手段との間で荷物を受け渡す高さを超えて荷物を上昇させることが可能となる。
【0010】
前記横行手段は、前記支持レールの下側に配置されており、前記吊持手段は、前記支持レールの上側に配置されていることが好ましい。この場合、前記スリングは、前記横行手段の周囲に配置されていることが好ましい。
このようにすると、横行手段がスリングと干渉しないので、吊り上げた荷物を横行手段に受け渡した後、横行手段を速やかに横行させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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