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公開番号2025069541
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179325
出願日2023-10-18
発明の名称中継コネクタ
出願人日産自動車株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類H01R 31/06 20060101AFI20250423BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】STPハーネスとUTPハーネスとを接続する中継コネクタであって、芯線に伝播するESD(静電気放電)ノイズを低減できる中継コネクタを提供する。
【解決手段】中継コネクタ41は、シールド22を有するSTPハーネス20と、シールド無しのUTPハーネス30とを接続するために使用される。中継コネクタは、STPハーネスが接続されるSTPコネクタ51と、STPコネクタに対して着脱可能に連結され、UTPハーネスが接続されるUTPコネクタ61と、を有する。中継コネクタは、STPコネクタとUTPコネクタとを連結した状態において、STPハーネスのシールドに電気的に接続され、接地部位Gにアース接続されるグランド接続線70と、を有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
シールドを有するSTPハーネスと、シールド無しのUTPハーネスとを接続する中継コネクタであって、
前記STPハーネスが接続されるSTPコネクタと、
前記STPコネクタに対して着脱可能に連結され、前記UTPハーネスが接続されるUTPコネクタと、
前記STPコネクタと前記UTPコネクタとを連結した状態において、前記STPハーネスの前記シールドに電気的に接続され、接地部位にアース接続されるグランド接続線と、を有する中継コネクタ。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記STPコネクタは、前記グランド接続線が接続される、又は前記グランド接続線を着脱可能に接続する接続部を有する、請求項1に記載の中継コネクタ。
【請求項3】
前記UTPコネクタは、前記グランド接続線が接続される、又は前記グランド接続線を着脱可能に接続する接続部を有する、請求項1に記載の中継コネクタ。
【請求項4】
前記STPコネクタと前記UTPコネクタとを連結する中間コネクタを有し、
前記中間コネクタは、前記グランド接続線を着脱可能に接続する接続部を有する、請求項1に記載の中継コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中継コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数本の電線を撚り合わせたツイストペアハーネスは、単なる平行線よりもノイズの影響を受けにくく、ノイズ輻射も少ない。このため、車載ネットワーク等に好適に用いられている。ツイストペアハーネスには、STP(シールドツイストペア)ハーネスと、UTP(アンシールドツイストペア)ハーネスとが知られている。STPハーネスは、芯線の周囲がシールドによって包囲されている。STPハーネスは、UTPハーネスに比べて、ESD(静電気放電)等のノイズに対してより強い耐性を有する。
【0003】
特許文献1には、STPハーネス同士を繋ぐ中継コネクタが開示されている。中継コネクタ(15)は、2つの分割配線(12A)間に位置し、これらの間を電気的に接続している。これに加え、中継コネクタ(15)は、2つの分離遮蔽体(13A)間に位置して、これらの間を電気的に接続している。中継コネクタ(15)は、グランド接続部材(14)を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-202671公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の中継コネクタは、STPハーネスに印加されたESDノイズの一部をグランド接続部材から車体グランドに逃がすことができる。しかしながら、中継コネクタはSTPハーネス同士を繋いでいるため、一部のESDノイズは、STPハーネスのシールドグランドを伝搬し続ける。このため、ESDノイズがSTPハーネスの芯線(信号線)に伝搬する。これによって、電子機器の誤動作を招く恐れがある。
【0006】
そこで、本発明は、STPハーネスとUTPハーネスとを接続する中継コネクタであって、芯線に伝播するESD(静電気放電)ノイズを低減できる中継コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の中継コネクタは、シールドを有するSTPハーネスと、シールド無しのUTPハーネスとを接続する中継コネクタである。中継コネクタは、前記STPハーネスが接続されるSTPコネクタと、前記STPコネクタに対して着脱可能に連結され、前記UTPハーネスが接続されるUTPコネクタと、を有する。中継コネクタはさらに、前記STPコネクタと前記UTPコネクタとを連結した状態において、前記STPハーネスの前記シールドに電気的に接続され、接地部位にアース接続されるグランド接続線を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の中継コネクタによれば、グランド接続線を介して、STPハーネスのシールドをアース接続する。STPハーネスに印加されたESDによるノイズは、接地部位に逃げる。このため、STPハーネス及びUTPハーネスの芯線に伝播するESDノイズを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1の中継コネクタを適用した車載用ハーネスの一例を示す模式図である。
実施形態1の中継コネクタを模式的に示す斜視図である。
実施形態1の中継コネクタにおける電気的な接続の説明に使用する断面図である。
図1Aに示される車載用ハーネスの一例において、芯線に伝播するESDノイズを低減できる作用の説明に使用する模式図である。
実施形態2の中継コネクタを適用した車載用ハーネスの一例を示す模式図である。
実施形態2の中継コネクタを模式的に示す斜視図である。
実施形態2の中継コネクタにおける電気的な接続の説明に使用する断面図である。
実施形態3の中継コネクタを模式的に示す斜視図である。
実施形態3の中継コネクタにおける電気的な接続の説明に使用する断面図である。
実施形態4の中継コネクタを模式的に示す斜視図である。
実施形態4の中継コネクタにおける電気的な接続の説明に使用する断面図である。
STPハーネスの一方の端部にのみ中継コネクタを接続した実施形態5の車載用ハーネスの一例を示す模式図である。
図6に示される車載用ハーネスの一例において、芯線に伝播するESDノイズを低減できる作用の説明に使用する模式図である。
車載用ハーネスにおいて、STPハーネス及びUTPハーネスを選択して使用する使用例を示す図である。
車載用ハーネスにおいて、STPハーネス及びUTPハーネスを選択して使用する他の使用例を示す図である。
車載用ハーネスにおいて、STPハーネス及びUTPハーネスを選択して使用するさらに他の使用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここで示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために例示するものであって、本発明を限定するものではない。よって、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者等により考え得る実施可能な他の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範囲、要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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