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公開番号2025069345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2025016696,2021554949
出願日2025-02-04,2020-11-04
発明の名称検査装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類G01N 21/958 20060101AFI20250422BHJP(測定;試験)
要約【課題】透光性を有する被検査物の表面の欠陥の有無を検査する検査装置を提供する。
【解決手段】検査装置1は、凸状に湾曲する一方の面60S1と一方の面60S1と対向し凹状に湾曲する他方の面60S2とを含み透光性を有し灯具に用いられる被検査物60を基準として他方の面60S2側に配置されて他方の面60S2に光を照射する照明ユニット21と、被検査物60を基準として一方の面60S1側に配置され被検査物60を透過する照明ユニット21からの光を撮像する撮像ユニット30と、撮像ユニット30が撮像した画像に基づいて、被検査物60の一方の面60S1及び他方の面60S2における欠陥の有無を判断する検査部40と、照明ユニット21と撮像ユニット31との間を横切り被検査物60を搬送する透明な支持フィルム13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
凸状に湾曲する一方の面と前記一方の面と対向し凹状に湾曲する他方の面とを含み透光性を有し灯具に用いられる被検査物を基準として前記他方の面側に配置されて前記他方の面に光を照射する照明ユニットと、
前記被検査物を基準として前記一方の面側に配置され前記被検査物を透過する前記照明ユニットからの光を撮像する撮像ユニットと、
前記撮像ユニットが撮像した画像に基づいて、前記被検査物の前記一方の面及び前記他方の面における欠陥の有無を判断する検査部と、
前記照明ユニットと前記撮像ユニットとの間を横切り前記被検査物を搬送する透明な支持フィルムと、
を備える
ことを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記撮像ユニットは、前記照明ユニットの光軸と平行で前記照明ユニットの光の出射面を通る直線と交わり前記被検査物を透過する前記照明ユニットからの光を撮像する第1撮像部と、前記直線と交わらず前記被検査物を透過する前記照明ユニットからの光を撮像する第2撮像部とを有し、
前記検査部は、前記第1撮像部によって撮像された画像における暗部から前記欠陥の有無を判断するとともに、前記第2撮像部によって撮像された画像における明部から前記欠陥の有無を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
凸状に湾曲する一方の面と前記一方の面と対向し凹状に湾曲する他方の面とを含み透光性を有し灯具に用いられる被検査物を基準として前記一方の面側に配置されて前記一方の面に光を照射する照明ユニットと、
前記被検査物を基準として前記他方の面側に配置され前記被検査物を透過する前記照明ユニットからの光を撮像する撮像ユニットと、
前記撮像ユニットが撮像した画像に基づいて、前記被検査物の前記一方の面及び前記他方の面における欠陥の有無を判断する検査部と、
前記照明ユニットと前記撮像ユニットとの間を横切り前記被検査物を搬送する透明な支持フィルムと、
を備える
ことを特徴とする検査装置。
【請求項4】
前記撮像ユニットは、前記照明ユニットの光軸と平行で前記照明ユニットの光の出射面を通る直線と交わり前記被検査物を透過する前記照明ユニットからの光を撮像する第1撮像部と、前記直線と交わらず前記被検査物を透過する前記照明ユニットからの光を撮像する第2撮像部とを有し、
前記検査部は、前記第1撮像部によって撮像された画像における暗部から前記欠陥の有無を判断するとともに、前記第2撮像部によって撮像された画像における明部から前記欠陥の有無を判断する
ことを特徴とする請求項3に記載の検査装置。
【請求項5】
前記被検査物を基準として前記他方の面側に配置されて前記他方の面に光を照射する別の照明ユニットと、
前記被検査物を基準として前記一方の面側に配置され前記被検査物を透過する前記別の照明ユニットからの光を撮像する別の撮像ユニットと、
を更に備え、
前記検査部は、前記撮像ユニットが撮像した画像及び前記別の撮像ユニットが撮像した画像に基づいて、前記欠陥の有無を判断し、
前記撮像ユニットは、前記照明ユニットの光軸と平行で前記照明ユニットの光の出射面を通る第1直線と交わり、
前記別の撮像ユニットは、前記別の照明ユニットの光軸と平行で前記別の照明ユニットの光の出射面を通る第2直線と交わり、
前記第1直線と前記第2直線とは、前記照明ユニットと前記撮像ユニットとの間において交わらない
ことを特徴とする請求項3または4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記被検査物の外周縁には、前記他方の面側に突出する光透過性のリブが設けられ、
前記被検査物は、前記リブの端部が前記支持フィルムに当接して当該支持フィルムに載置され、
前記他方の面及び前記一方の面は、前記支持フィルムと離隔する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、透光性を有する被検査物の表面の欠陥の有無を検査する検査装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
透光性を有する被検査物の表面の欠陥の有無を検査する検査装置において、欠陥の検出確度を向上させるために様々な構成が検討されている。例えば、下記特許文献1には、透光性を有する被検査物に光を照射する照明部と、被検査物を挟んで照明部に対向し被検査物を透過する照明部からの光を撮像する撮像部とを備える検査装置が開示されている。この検査装置では、撮像部によって撮像された画像に基づいて被検査物の表面の欠陥の有無が判断される。
【0003】
特開2009-180601号公報
【発明の概要】
【0004】
例えば、灯具における光を透過するアウターカバーの表面に付着する異物等の欠陥を検査するために、上記特許文献1に記載の検査装置を用いることが考えられる。一般的に、アウターカバーは、凸状に湾曲する前面と、この前面と対向し凹状に湾曲する後面と、を含んでいる。また、アウターカバーの外周縁には、後面から突出するリブが設けられる場合があり、例えばこのリブが灯具の他の部材に取り付けられる。
【0005】
本発明の第1の態様による検査装置は、凸状に湾曲する一方の面と前記一方の面と対向し凹状に湾曲する他方の面とを含み透光性を有する被検査物を基準として前記他方の面側に配置されて前記他方の面に光を照射する照明ユニットと、前記被検査物を基準として前記一方の面側に配置され前記被検査物を透過する前記照明ユニットからの光を撮像する撮像ユニットと、前記撮像ユニットが撮像した画像に基づいて、前記被検査物の前記一方の面及び前記他方の面における欠陥の有無を判断する検査部と、を備えることを特徴とする。
【0006】
第1の態様のこの検査装置では、照明ユニットは凹状に湾曲する他方の面に光を照射する。このため、例えば被検査物の外周縁に他方の面から突出するリブが設けられる場合、照明ユニットからの光がこのリブと他方の面との境界やリブ等で反射して他方の面に向かうことがある。このように他方の面に向かう光の一部は、当該他方の面で反射する。第1の態様のこの検査装置では、上記のように撮像ユニットは被検査物を基準として一方の面側に配置されているため、このように他方の面で反射する光が撮像ユニットに入射することが抑制される。また、他方の面に向かう光の他の一部は、他の一部は他方の面から被検査物に入射して一方の面から出射する。第1の態様のこの検査装置では、上記のように一方の面は凸状に湾曲しているため、このように他方の面から被検査物に入射する光を一方の面から拡散するように出射し得、この光が撮像ユニットに入射することが抑制される。このため、照明ユニットからの光がリブと他方の面との境界やリブ等で反射してこの反射した光が撮像ユニットによって撮像された画像に映り込み難い。従って、第1の態様のこの検査装置は、被検査物の外周縁に他方の面から突出するリブが設けられる場合であっても、被検査物の表面の欠陥の検出確度が低下することを抑制し得る。
【0007】
また、第1の態様の検査装置では、前記照明ユニットは、前記被検査物の前記他方の面に第1方向から光を照射する第1照明部と、前記被検査物の前記他方の面に前記第1方向と異なる第2方向から光を照射する第2照明部とを有し、前記撮像ユニットは、前記被検査物を透過する前記第1照明部からの光及び前記第2照明部からの光をそれぞれ個別に撮像することとしてもよい。
【0008】
第1の態様のこの検査装置では、検査部は、第1方向から被検査物の他方の面に照射されて当該被検査物を透過する第1照明部からの光が撮像された画像に基づいて欠陥の有無を判断する。更に、検査部は、第1方向と異なる第2方向から被検査物の他方の面に照射されて当該被検査物を透過する第2照明部からの光が撮像された画像に基づいて欠陥の有無を判断する。つまり、第1照明部によって被検査物の他方の面に第1方向から光が照射される場合と、第2照明部によって被検査物の他方の面に第1方向と異なる第2方向から光が照射される場合とのそれぞれにおいて、検査部が欠陥の有無を判断する。第1方向と第2方向とは互いに異なるため、第1方向から光が照射される場合における被検査物の欠陥に起因する光の吸収、反射、屈折等は、第2方向から光が照射される場合と異なる。このため、第1方向から光が照射される場合における画像に映し出され難くかった欠陥が第2方向から光が照射される場合における画像に映し出され易くなったり、第2方向から光が照射される場合における画像に映し出され難くかった欠陥が第2方向から光が照射される場合における画像に映し出され易くなったりし得る。このため、第1の態様のこの検査装置は、照明ユニットが第2照明部を有さない場合と比べて、被検査物の欠陥の検出確度が低下することを抑制し得る。
【0009】
また、第1の態様の検査装置では、照明ユニットが第1照明部と第2照明部とを有する場合、前記第1照明部が前記被検査物の前記他方の面に光を照射する時期と前記第2照明部が前記被検査物の前記他方の面に光を照射する時期とが互いに異なることとしてもよい。
【0010】
このような構成にすることで、第1照明部からの光が撮像された画像に第2照明部からの光が映り込むことがない。また、第2照明部からの光が撮像された画像に第1照明部からの光が映り込むことがない。このため、撮像部は、例えば第1照明部からの光を撮像する第1撮像部と、第2照明部からの光を撮像する第2撮像部とを有していなくても、第1照明部からの光及び第2照明部からの光をそれぞれ個別に撮像し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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