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公開番号
2025068712
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178671
出願日
2023-10-17
発明の名称
電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、データ一括更新方法、及びプログラム
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
,
個人
主分類
G06K
19/07 20060101AFI20250422BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数のレコードのそれぞれに格納されたデータを一括更新することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、データ一括更新方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICチップ1は、上述した対応付け情報を登録する一括更新テーブルを保持しておき、外部装置2から、更新データ及び当該更新データに付与された一括更新対象Tagを含む一括更新コマンドを受信すると、当該一括更新コマンドに含まれる一括更新対象Tag、及び一括更新テーブルに登録されている対応付け情報に基づいて、複数のレコードのそれぞれにおいて同一のTagが付与されたデータを特定し、当該特定された各データを、当該一括更新コマンドに含まれる更新データにより更新する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
タグ値が付与されたデータを格納するレコードを複数記憶し、何れか2つ以上の前記レコードのそれぞれには同一の第1のタグ値が付与されたデータが格納される電子情報記憶媒体であって、
前記第1のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第1のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録する管理テーブルを保持する保持手段と、
外部装置から、更新データ及び当該更新データに付与された前記第1のタグ値を含む第1のコマンドを受信する受信手段と、
前記第1のコマンドに含まれる前記第1のタグ値、及び前記管理テーブルに登録されている前記対応付け情報に基づいて、前記レコードのそれぞれにおいて前記第1のタグ値が付与されたデータを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された各前記データを、前記第1のコマンドに含まれる前記更新データにより更新する更新手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
続きを表示(約 3,300 文字)
【請求項2】
何れかの2つ以上の前記レコードのそれぞれには、さらに、同一の第2のタグ値であって、前記第1のタグ値とは異なる当該第2のタグ値が付与されたデータが格納されており、
前記管理テーブルは、さらに、前記第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録しており、
前記受信手段は、前記更新データ及び当該データに付与された前記第1のタグ値または前記第2のタグ値を含む第2のコマンドを受信し、
前記特定手段は、前記第2のコマンドに含まれる前記第1のタグ値または前記第2のタグ値、及び前記管理テーブルにおける前記対応付け情報を全て参照することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項3】
何れかの2つ以上の前記レコードのそれぞれには、さらに、同一の第2のタグ値であって、前記第1のタグ値とは異なる当該第2のタグ値が付与されたデータが格納されており、
前記管理テーブルは、さらに、前記第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録しており、
前記保持手段は、前記管理テーブルにおいて前記第1のタグ値に対応する前記対応付け情報を登録する領域と、前記第2のタグ値に対応する前記対応付け情報を登録する領域とを予め分けて管理し、
前記受信手段は、前記更新データ及び当該データに付与された前記第1のタグ値または前記第2のタグ値を含む第2のコマンドを受信し、
前記特定手段は、前記第2のコマンドに含まれる前記第1のタグ値または前記第2のタグ値に対応する前記領域を特定し、前記第2のコマンドに含まれる前記第1のタグ値または前記第2のタグ値、及び前記特定した領域における前記対応付け情報を参照することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項4】
何れかの2つ以上の前記レコードのそれぞれには、さらに、同一の第2のタグ値であって、前記第1のタグ値とは異なる当該第2のタグ値が付与されたデータが格納されており、
前記受信手段は、前記外部装置から、前記第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードの識別子と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を含む第3のコマンドを受信し、
前記第3のコマンドに含まれる前記識別子及び前記第2のタグ値に基づいて、前記レコードにおける前記データの格納位置を算出し、当該第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードの識別子及び前記算出した前記格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を前記管理テーブルに追加登録する登録手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項5】
前記コマンドに含まれる前記第2のタグ値に対応する領域であって前記管理テーブルにおける当該領域を特定し、当該第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードの識別子及び前記算出した前記格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を前記特定した領域に追加登録する登録手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項6】
タグ値が付与されたデータを格納するレコードを複数記憶し、何れか2つ以上の前記レコードのそれぞれには同一の第1のタグ値が付与されたデータが格納されるICチップであって、
前記第1のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第1のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録する管理テーブルを保持する保持手段と、
外部装置から、更新データ及び当該更新データに付与された前記第1のタグ値を含む第1のコマンドを受信する受信手段と、
前記第1のコマンドに含まれる前記第1のタグ値、及び前記管理テーブルに登録されている前記対応付け情報に基づいて、前記レコードのそれぞれにおいて前記第1のタグ値が付与されたデータを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された各前記データを、前記第1のコマンドに含まれる前記更新データにより更新する更新手段と、
を備えることを特徴とするICチップ。
【請求項7】
タグ値が付与されたデータを格納するレコードを複数記憶し、何れか2つ以上の前記レコードのそれぞれには同一の第1のタグ値が付与されたデータが格納されるICカードであって、
前記第1のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第1のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録する管理テーブルを保持する保持手段と、
外部装置から、更新データ及び当該更新データに付与された前記第1のタグ値を含む第1のコマンドを受信する受信手段と、
前記第1のコマンドに含まれる前記第1のタグ値、及び前記管理テーブルに登録されている前記対応付け情報に基づいて、前記レコードのそれぞれにおいて前記第1のタグ値が付与されたデータを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された各前記データを、前記第1のコマンドに含まれる前記更新データにより更新する更新手段と、
を備えることを特徴とするICカード。
【請求項8】
タグ値が付与されたデータを格納するレコードを複数記憶し、何れか2つ以上の前記レコードのそれぞれには同一の第1のタグ値が付与されたデータが格納される電子情報記憶媒体により実行されるデータ一括更新方法であって、
前記第1のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第1のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録する管理テーブルを保持するステップと、
外部装置から、更新データ及び当該更新データに付与された前記第1のタグ値を含む第1のコマンドを受信するステップと、
前記第1のコマンドに含まれる前記第1のタグ値、及び前記管理テーブルに登録されている前記対応付け情報に基づいて、前記レコードのそれぞれにおいて前記第1のタグ値が付与されたデータを特定するステップと、
前記特定された各前記データを、前記第1のコマンドに含まれる前記更新データにより更新するステップと、
を含むことを特徴とするデータ一括更新方法。
【請求項9】
タグ値が付与されたデータを格納するレコードを複数記憶し、何れか2つ以上の前記レコードのそれぞれには同一の第1のタグ値が付与されたデータが格納される電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータに、
前記第1のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第1のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録する管理テーブルを保持するステップと、
外部装置から、更新データ及び当該更新データに付与された前記第1のタグ値を含む第1のコマンドを受信するステップと、
前記第1のコマンドに含まれる前記第1のタグ値、及び前記管理テーブルに登録されている前記対応付け情報に基づいて、前記レコードのそれぞれにおいて前記第1のタグ値が付与されたデータを特定するステップと、
前記特定された各前記データを、前記第1のコマンドに含まれる前記更新データにより更新するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを格納するレコードを複数記憶可能なIC(Integrated Circuit)チップ等の技術分野に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示されるように、レコードに格納されるTLV形式のデータをICチップに書き込むために、ICチップの発行者(製造者)の発行端末から複数の書き込みコマンドをICチップに順次送信するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6556489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ICチップ内の複数のレコードに同一のTagを持つデータが格納されることがある。この場合において、これらのレコードに格納される同一のTagを持つデータを変更(更新)したい場合、当該データを格納するレコードの数分の更新コマンドを発行端末からICチップに送信する必要があるため、それぞれのデータを更新するために時間がかかるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、このような点などに鑑みてなされたものであり、複数のレコードのそれぞれに格納されたデータを一括更新することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、データ一括更新方法、及びプログラムを提供することを課題の一例とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、タグ値が付与されたデータを格納するレコードを複数記憶し、何れか2つ以上の前記レコードのそれぞれには同一の第1のタグ値が付与されたデータが格納される電子情報記憶媒体であって、前記第1のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第1のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録する管理テーブルを保持する保持手段と、外部装置から、更新データ及び当該更新データに付与された前記第1のタグ値を含む第1のコマンドを受信する受信手段と、前記第1のコマンドに含まれる前記第1のタグ値、及び前記管理テーブルに登録されている前記対応付け情報に基づいて、前記レコードのそれぞれにおいて前記第1のタグ値が付与されたデータを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された各前記データを、前記第1のコマンドに含まれる前記更新データにより更新する更新手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、何れかの2つ以上の前記レコードのそれぞれには、さらに、同一の第2のタグ値であって、前記第1のタグ値とは異なる当該第2のタグ値が付与されたデータが格納されており、前記管理テーブルは、さらに、前記第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録しており、前記受信手段は、前記更新データ及び当該データに付与された前記第1のタグ値または前記第2のタグ値を含む第2のコマンドを受信し、前記特定手段は、前記第2のコマンドに含まれる前記第1のタグ値または前記第2のタグ値、及び前記管理テーブルにおける前記対応付け情報を全て参照することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、何れかの2つ以上の前記レコードのそれぞれには、さらに、同一の第2のタグ値であって、前記第1のタグ値とは異なる当該第2のタグ値が付与されたデータが格納されており、前記管理テーブルは、さらに、前記第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードのそれぞれの識別子及び当該レコードのそれぞれにおける当該データの格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を登録しており、前記保持手段は、前記管理テーブルにおいて前記第1のタグ値に対応する前記対応付け情報を登録する領域と、前記第2のタグ値に対応する前記対応付け情報を登録する領域とを予め分けて管理し、前記受信手段は、前記更新データ及び当該データに付与された前記第1のタグ値または前記第2のタグ値を含む第2のコマンドを受信し、前記特定手段は、前記第2のコマンドに含まれる前記第1のタグ値または前記第2のタグ値に対応する前記領域を特定し、前記第2のコマンドに含まれる前記第1のタグ値または前記第2のタグ値、及び前記特定した領域における前記対応付け情報を参照することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、何れかの2つ以上の前記レコードのそれぞれには、さらに、同一の第2のタグ値であって、前記第1のタグ値とは異なる当該第2のタグ値が付与されたデータが格納されており、前記受信手段は、前記外部装置から、前記第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードの識別子と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を含む第3のコマンドを受信し、前記第3のコマンドに含まれる前記識別子及び前記第2のタグ値に基づいて、前記レコードにおける前記データの格納位置を算出し、当該第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードの識別子及び前記算出した前記格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を前記管理テーブルに追加登録する登録手段を更に備えることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電子情報記憶媒体において、前記コマンドに含まれる前記第2のタグ値に対応する領域であって前記管理テーブルにおける当該領域を特定し、当該第2のタグ値が付与されたデータが格納される前記レコードの識別子及び前記算出した前記格納位置と、当該第2のタグ値とを対応付けた対応付け情報を前記特定した領域に追加登録する登録手段を更に備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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