TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025067995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025022019,2020154389
出願日2025-02-14,2020-09-15
発明の名称バックアップ用の蓄電装置の制御方法、及び、車両の電源システム
出願人株式会社GSユアサ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】メインの蓄電装置のパワーフェイルが生じた場合の安全性を向上させること。
【解決手段】車両1に搭載されている補機類26に電力供給する補機用の蓄電装置22(メインの蓄電装置)をバックアップするバックアップ用の蓄電装置23の制御方法であって、車両1の走行状況が、補機用の蓄電装置22から補機類26に正常に電力供給されなくなるパワーフェイルに備えるべき走行状況であるか否かを判断する判断工程(S102)と、判断工程でパワーフェイルに備えるべき走行状況であると判断した場合、補機用の蓄電装置22のパワーフェイルが生じたときにバックアップ用の蓄電装置23が短時間でバックアップを開始できるように準備する準備工程(S104)と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されている電気負荷に電力供給するメインの蓄電装置をバックアップするバックアップ用の蓄電装置の制御方法であって、
前記車両の走行状況が、前記メインの蓄電装置から前記電気負荷に正常に電力供給されなくなるパワーフェイルに備えるべき走行状況であるか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記パワーフェイルに備えるべき走行状況であると判断した場合、前記パワーフェイルが生じたときに前記バックアップ用の蓄電装置が短時間でバックアップを開始できるように前記バックアップ用の蓄電装置の準備をする準備工程と、
を含み、
前記パワーフェイルに備えるべき走行状況は、前記メインの蓄電装置の異常が予見される状況、又は、近い将来の走行状況である、バックアップ用の蓄電装置の制御方法。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバックアップ用の蓄電装置の制御方法であって、
前記メインの蓄電装置の異常が予見される状況は、前記蓄電装置が備える蓄電素子のSOC、電流、電圧、温度、及び、SOHの少なくとも一つに基づいて判断される、バックアップ用の蓄電装置の制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載のバックアップ用の蓄電装置の制御方法であって、
前記近い将来の走行状況は、近い将来に渋滞している道路を走行する状況、近い将来に市街地に侵入する状況、近い将来に夜間走行する状況、近い将来に雨天走行する状況、近い将来に車両の周囲に他の車両がいる状況、近い将来に歩道に人がいる道路を走行する状況、及び、近い将来に自動運転で走行する状況の少なくとも一つである、バックアップ用の蓄電装置の制御方法。
【請求項4】
車両の電源システムであって、
前記車両に搭載されている電気負荷に電力供給するメインの蓄電装置と、
前記メインの蓄電装置をバックアップするバックアップ用の蓄電装置と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記車両の走行状況が、前記メインの蓄電装置から前記電気負荷に正常に電力供給されなくなるパワーフェイルに備えるべき走行状況であるか否かを判断する判断処理と、
前記判断処理で前記パワーフェイルに備えるべき走行状況であると判断した場合、前記パワーフェイルが生じたときに前記バックアップ用の蓄電装置が短時間でバックアップを開始できるように前記バックアップ用の蓄電装置の準備をする準備処理と、
を実行し、
前記パワーフェイルに備えるべき走行状況は、前記メインの蓄電装置の異常が予見される状況、又は、近い将来の走行状況である、
車両の電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
バックアップ用の蓄電装置の制御方法、及び、車両の電源システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されている電気負荷に電力供給するメインの蓄電装置と、メインの蓄電装置から電気負荷に正常に電力供給されなくなるパワーフェイルが生じた場合に電気負荷に電力供給するバックアップ用の蓄電装置とを備える車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
具体的には、特許文献1に記載の車両は自動運転対応の車両であり、メインバッテリー(メインの蓄電装置に相当)とサブバッテリー(バックアップ用の蓄電装置に相当)とを備えている。同文献に記載の車両用制御装置は、地図情報に基づいて自動運転の走行ルート上のカーブを抽出し、抽出したカーブに進入してから脱出するまでのカーブ走行で消費される電力とサブバッテリーの蓄電量とに基づいて、カーブ走行後のサブバッテリーの蓄電量が所定のフェールオペレーションが可能な閾値以上となるようにカーブへ進入する前にサブバッテリーを充電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-21706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の車両用制御装置は、メインバッテリーのパワーフェイルが生じた場合の安全性を向上させる上で改善の余地があった。
【0006】
本明細書では、メインの蓄電装置のパワーフェイルが生じた場合の安全性を向上させる技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
車両に搭載されている電気負荷に電力供給するメインの蓄電装置をバックアップするバックアップ用の蓄電装置の制御方法であって、前記車両の走行状況が、前記メインの蓄電装置から前記電気負荷に正常に電力供給されなくなるパワーフェイルに備えるべき走行状況であるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程で前記パワーフェイルに備えるべき走行状況であると判断した場合、前記パワーフェイルが生じたときに前記バックアップ用の蓄電装置が短時間でバックアップを開始できるように準備する準備工程と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
メインの蓄電装置のパワーフェイルが生じた場合の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る車両の電気的構成を示すブロック図
電源システムの模式図
バックアップ用の蓄電装置の電気的構成を示すブロック図
バックアップの準備処理のフローチャート
バックアップ処理のフローチャート
実施形態3に係る電源システムの模式図
実施形態4に係るバックアップ用の蓄電装置の電気的構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本実施形態の概要)
(1)本発明の一局面によれば、車両に搭載されている電気負荷に電力供給するメインの蓄電装置をバックアップするバックアップ用の蓄電装置の制御方法は、前記車両の走行状況が、前記メインの蓄電装置から前記電気負荷に正常に電力供給されなくなるパワーフェイルに備えるべき走行状況であるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程で前記パワーフェイルに備えるべき走行状況であると判断した場合、前記パワーフェイルが生じたときに前記バックアップ用の蓄電装置が短時間でバックアップを開始できるように準備する準備工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社GSユアサ
蓄電装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
17日前
株式会社GSユアサ
硫化物固体電解質及び全固体電池
17日前
株式会社GSユアサ
バックアップ用の蓄電装置の制御方法、及び、車両の電源システム
3日前
株式会社GSユアサ
硫化物固体電解質の製造方法、硫化物固体電解質、全固体電池、及び硫化物固体電解質の製造に用いる原料化合物の選択方法
17日前
個人
発電機
3日前
個人
高電荷低電位電荷搬送体
17日前
個人
ファスナー式コード束ね
18日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
17日前
未来工業株式会社
ゲージ
17日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
18日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
11日前
株式会社コスメック
自立発電装置
19日前
株式会社シマノ
電力供給装置
4日前
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電池制御装置
5日前
株式会社浅羽製作所
通線用先端誘導具
10日前
株式会社ダイヘン
電力システム
5日前
コーセル株式会社
スイッチング電源装置
17日前
高周波熱錬株式会社
電源装置
18日前
高周波熱錬株式会社
電源装置
18日前
日本航空電子工業株式会社
シール構造体
13日前
株式会社ダイヘン
蓄電池システム
10日前
トヨタ自動車株式会社
充電制御装置
3日前
キヤノン株式会社
電源装置、画像形成装置
4日前
矢崎総業株式会社
グロメット
13日前
ニデック株式会社
ステータ、モータ及びドローン
18日前
GX株式会社
可搬式太陽光発電用電源装置
3日前
株式会社ミツバ
端子ユニット
17日前
マツダ株式会社
モータ
5日前
本田技研工業株式会社
回転電機
17日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
17日前
株式会社オリジン
充電器
13日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
17日前
株式会社ミツバ
モータ制御装置
17日前
シンフォニアテクノロジー株式会社
充電装置
4日前
続きを見る